ご案内
アメリカの大学院を卒業しシリコン・バレーで複数のアメリカ企業(HP, eBay, Ariba, Amazon)に勤めたMasaが、仕事に使う道具としての英語の習得法を解説しています。英語はスポーツと同じで練習すれば誰でも上手になります。効果的な練習方法を知りたい人は、キンドル本になった「知って得する英語練習法」を読むか、ITエンジニア向けに作った無料アプリ「IT英語」を読むか、あるいはアップルBooksにある無料の「IT英語」を読みましょう。英語は翻訳せずに使います。効果的な練習をすれば、日本語ができる人は必ず英語もできるようになります。Masaはかつてシリコン・バレーでITエンジニアとして働きながら、英語で英語を教えるアメリカの教育者向けトレーニング(TEFL 80H)も受講し修了しています。英語でさんざん苦労したMasaは、英語で苦労した事がないネイティブとは教え方が違います。入試勉強で学んだ文法と単語と発音のみでは英語を話せるようにはなりません。大事なのは英語表現をカタマリとして覚えることです。
新しい生徒さんに最初にお伝えする大事な事は次の三点です。
1. 言葉は音が基本。読み書きは会話の後で。
2. 練習は視る、聴く、話すの順で。
3. 聴く能力と話す能力は別。
1. 言葉は音が基本。読み書きは会話の後で。
2. 練習は視る、聴く、話すの順で。
3. 聴く能力と話す能力は別。
会話ができるようになるためには、ひたすら会話の練習をします。知らない単語や表現は聞き取れないので、知っている単語や表現を増やすために、英語の動画と字幕を使います。同時にシャドウ・スピーキングを使って、話す練習をします。思った事を自然に英語で口から出すのが目標です。日本語から英語に翻訳はしません。英語のまま理解し、理解した事を英語のまま話します。
初級者が英会話で「できる」水準に到達するには1000時間の練習が必要です。毎日11時間英語を使う究極の状況なら3ヵ月かかります。そこで英語国に留学するなら、最低3ヵ月は滞在しないといけません。もし毎日3時間英語を使うなら1年かかります。英語学校に通っても、宿題なしで毎週1時間という遅いペースだと20年かかります。英語を学ぶには練習に費やす時間数が大切で、毎日1時間使っても3年はかかります。Masaのレッスンでは英語の映画を使ってシャドウ・スピーキングの宿題を出します。この宿題で練習時間数を稼ぎます。宿題で聴く練習はできるので、生徒さんとお会いする時は話す練習が中心になります。Masaが映画について英語で質問を出し、生徒さんがそれに英語で答えるという方法です。(中上級者にはさらに英語のニュースやTED Talksも視聴してもらい、それについて質問します。)
宿題では同じ映画を3回英語音声で視ます。最初は英語字幕を出して、知らない単語があればそのつど映画を止めて辞書を引き、単語の意味を日本語で理解します。これで字幕の意味が分かるので、2回目は英語字幕を視ながら英語のセリフを英語で繰り返すシャドウ・スピーキングを練習します。これで意味と音が結びつきます。3回目は英語字幕を消して、再度シャドウ・スピーキングを練習します。聞こえた英語のセリフをなるべくそっくりに口から出すためには、ヘッドフォンやイヤフォンが便利です。俳優のセリフを自分の口でモノマネできれば、シャドウ・スピーキングは完了です。すべてのセリフが真似できなくても、8割ぐらいのセリフが真似できれば十分です。この練習で本番に使える英語表現の数を増やします。なお映画は最初から最後まで視るのに時間がかかるので、映画のチャプターごとに3回ずつ練習してもかまいません。
宿題以外で生徒さんにお願いしているのは、独り言を英語で言う練習です。音として口に出さなくても、頭の中で英語で言うだけで良い練習になります。初級者はまだ知っている英語表現の数が少ないので、なかなか言いたい事を英語で表現できません。ぴったりする表現を知らない場合、それに近い表現を頭の中から探してみましょう。独り言なので他に聞いている人はいません。単語ひとつだけでも独り言になるので、ムカつく(disgusting)とか、冗談じゃない(no kidding)、勘弁してくれ(give me a break)といった、よく映画にも出てくる表現を普段から独り言として練習しておけば、いざという時に思わず口から英語が出てきます。
Frequently Asked Questions (FAQ)
1. 英語の映画を練習に使うのはなぜ?
映像と言葉の音を組み合わせる事で、状況に応じた言葉の意味がよく分かり、いっそう覚えやすくなるからです。それに映画なら内容も面白いので、教材がつまらなくて挫折という心配がありません。映像があれば身振り手振りも覚えられるので、身体言語の多い英語の練習には最適です。初級者は子供用のアニメ映画から始めます。Masaもアニメ映画が大好きでよく視ます。
2. 初級者、中級者、上級者の間でレッスンの何が違うの?
使う映画が子供向きから中学高校生向き、さらに大人向きになる事と、教材として動画だけでなくポッドキャストや英字新聞を使うようになる事、それに会話中心から会話と読み書きが半々になる事です。会話の速さは最初から普通の速さです。使う単語の数が初級者は少なく、上級者は多いというのが大きな違いです。上級者のレッスンには電話での会話、会議での発言、発表(TED Talks)なども加わります。目安としては、TOEIC 730点までが初級者、860点までが中級者で、それを超えると上級者です。
3. 家で英語の動画で練習するなら、レッスンは要らない?
英語動画を使ったシャドウ・スピーキングで英語を聴く練習は家でできます。でも思った事を英語で話す練習はひとりではできません。レッスンでは生徒さんにたくさん英語を話してもらうために、視た映画について話します。それだけでなく、過去一週間で何をしたかも話していただきます。自分から話題を提供するという能動的な練習をするためです。映画で使われた表現を覚えるテストもします。宿題を通じて得た疑問にもレッスンの中でお答えします。生徒さんは日本語で質問できます。
4. 英語の読み書きの前に会話を練習するのはどうして?
これが実は日本の英語教育の最大の欠点です。英文を読む事は英文和訳とは異なり、文を英語のまま順に理解するという行為です。英語はアルファベットという表音文字で書かれているので、文字に意味はありません。英文を頭の中で音読してその英語を聴いて、先頭から順に理解するという作業が英文を読むという行為です。つまり英語を聴く能力がないと、英文を読む事はできません。英語のまま理解した文を覚えておいて、後でそれを使って英文を書くので、まず会話を先に練習します。日本の英語の先生は日本語で英語を教えるので、翻訳中心の授業をします。でも翻訳は会話とは違う技術なので、こうした授業では英文を読む練習にはなりません。英文を英語のまま順に理解できないと、TOEICやTOEFLの点数も上がりません。
5. 文法の知識は会話に必要?
会話に必要な文法は語順と時制と仮定法です。これは英語動画で表現を覚えると自然に身に付きます。日本語でも同じで、ふだん文法を意識しながら言葉を話す人はいません。状況に応じた英語表現をカタマリとして覚えるので、意識しなくても「文法的に正しい」会話ができるようになります。中学で習った語順と時制と仮定法だけ理解していれば十分で、レッスンの中でも再度説明します。
6. 発音を練習するにはどうしたらいい?
シャドウ・スピーキングで俳優のセリフをモノマネします。同じ音に聞こえるようになるまで、何度も口の形や舌の位置を調節します。でも一番大切なのは単語に正しい強弱アクセントを付ける事で、アクセントさえあれば英語に聞こえます。日本語では抑揚が大事で、英語ではアクセントが大事です。iOS版「IT英語」アプリに発音テストがあるので、これを使うと自分の発音の弱点が分かります。
7. レッスンは何回受ければいい?
これは生徒さんのゴールによります。英語動画を使った宿題のやり方はすぐ分かるので、2回のレッスンで満足する人もいれば、3ヵ月と期間を決めて始める人もいます。毎週1回のレッスンが標準なので、3ヵ月なら12回です。なるべく短期間に集中して練習する方が効率が良いため、長くても1年で区切りを付けるようにしています。レッスンの回数よりも毎日何時間を宿題に使えるかが大切です。毎日1時間を英語の練習に使える人は、毎日30分練習する人の倍の速さでゴールに到達します。
8. 練習時間を増やすには?
夜寝るときや朝起きるときにAFNを聞くと効果的です。通勤・通学の時間も英語の練習をします。辞書を引いた単語の意味と発音を覚えたり、これは使えると思う表現を覚えるのは家にいなくてもできます。日本語のテレビを視る時間を減らして、そのかわりNHKの海外向け英語放送をネットで視聴します。BBCの英語放送もネットで聞けるので、運動しながら、あるいは料理しながらでも聞いて英語に慣れます。中級になると英語のポッドキャストも使うので、これなら歩きながらでもシャドウ・スピーキングができます。ただし、車の運転中は運転に集中するために英語の練習はしません。
9. 英語の世間話はなぜ難しい?
仕事の会話よりも世間話が難しいのは、話題がころころ変わるからです。そのため色々な分野の単語を知らないと会話になりません。仕事の会話なら使う単語も限られており、よく知っている分野なので話題も豊富です。ところが大人の世間話となると、こうした縛りがないので語彙力が試されます。経済の話、政治の話、芸術の話、科学の話、音楽の話、食事の話、洋服の話、教育の話など英語のニュースを普段から聞いていないと知らない単語や表現が出てきます。地球温暖化について自分の意見を言ったり、消費税の使い道について自分の考えを英語で言えますか。こういう場合は自分から得意分野の話題を出して、会話をコントロールするという技術も必要です。例えば最近開店したレストランに行った話は食いつきの良い話題です。オチがある失敗談も人気があります。逆に自分の自慢話は避けましょう。
10. 本を読めば英会話は上手くなる?
もちろんなりません。英会話はスポーツと同じで、練習しないとうまくなりません。泳ぎを学ぶには水の中で体を動かします。自転車に乗るには何度も転んでバランスの取り方を覚えます。英会話を学ぶにはたくさん英語を聴いて話します。それには英語の映画を視てシャドウ・スピーキングをするのが一番です。よく使う英語表現を宿題を通じて頭に入れたら、次にそれを使って自分より上手い人と英会話を練習しましょう。
11. 子供に英語を教えるにはどうすればいい?
子供には英語を学ぶ動機がないので、親がお手本を見せて一緒に学ぶのが一番です。それに子供だけ英語を学んでも使わないとすぐ忘れるので、英語を話す友達をどこかで見つける必要があります。親が子供と英語で毎日会話する時間を設けるのも良い練習になるので、ここでも英語の子供用アニメ映画が役立ちます。もしお金があれば、毎年夏休みに1ヵ月ぐらい外国に行き現地の子供と現地語で遊ぶと、子供はすぐ上達します。
12. ビジネス英語を学ぶには
日本語には特有のビジネス表現があり、新人は研修やOJTで学びます。電話の取り方やメールの書き方、会議での発言の仕方などが含まれます。英語にもビジネス表現があり、インターンや新人がOJTで学びます。ただし英語には敬語がないので、普段の会話とビジネスの会話に大きな差はありません。英語のビジネス表現を学ぶにはビジネス場面の多い英語の映画が役立ちます。中級から上級に相当する生徒さんが学ぶ英語です。ビジネスで使うメールの文例はたくさんインターネット上で見つかるので、「business mail example」で検索します。ただし見つかるページは英語なので初級者には向きません。ビジネス英語を学ぶには中級者に相当する実力が必要です。電話の取り方はコーチと組んで練習します。
2018年10月27日土曜日
テニスから得たもの
Masaはむかしテニスを習ったことがあります。テニスのコーチは、コートの上でこちらが下手なボールを打っても上手に打ちやすい場所に返してくれるので、ラリーが続きます。その上コーチの身のこなしやラケットさばきも見て真似できるので、やはり「壁打ち」で練習するのとは大違いです。同じ事は英語の会話練習にも言えます。英語を聴く練習は一人でも十分できます。でも話す練習は相手がいないとできません。こちらの下手な英語をちゃんと拾って、上手い英語で返してくれるコーチが必要です。Masaはそんな英語コーチを勤めています。会話は言葉のやりとりなので、一人では限界があります。下手な人どうしでは会話も上達しません。
2018年10月21日日曜日
Song Lyrics
英語の歌を聴くとき、その英語の歌詞を見ながらやると良い練習になります。最近はスマホのアプリで色々な英語の歌を聴くことができます。例えばAmazon MusicならX-Ray Lyricsというボタンでカラオケみたいな歌詞が出てきます。英語の歌は発音が会話とは違うし、聞き慣れない単語も出てきます。でも英語の文章として見ながら聴けば理解できるし、一緒に(声に出さずに)歌う事も出来るでしょう。電車の中でもできる、発音の良い練習になります。
2018年10月4日木曜日
聞き返す技術
英語で言われた事が理解できない時、repeat をお願いしてはいけません。同じ事を同じ英語で言われても分からないので、まず自分が分かった範囲を伝えてから、分からない部分を質問しましょう。英語では話し手に説明義務があります。自分が分からないのは話し手の説明が不十分だからです。聞き手の義務は納得いくまで質問する事です。You said xyz, but what is xyz? のように何が不明かを教えないと、いつまでたっても分からないままです。繰り返しを避けるには、Could you say it again? という質問も有効です。こう訊かれると、話し手は別の言い方で同じ事を説明しようとします。この方が Could you repeat it again? よりも実際の役に立ちます。さらにWhat did you say?と言えば、話し手の言い方が悪いから分からない、という聞き手の不満も質問に含める事ができます。
2018年9月23日日曜日
動機と成果
英語の学習に限らず、物事の習得にはその動機と成果の間に強い正の相関があります。強い動機があれば誰でも短期間で成果が得られます。例えば英語を使わないと生きていけない環境に放り込まれたら、どんな人も3ヵ月で英語の達人になります。たとえ身振り手振りでも意思疎通ができなければ死んでしまう環境において、言語の習得は命の次に大事な活動になります。日本にいる人がこうした環境に進んで身を置くことはまずありません。だからもし留学するなら日本人の少ない場所を選び、最低3ヵ月英語に没頭しなければお金と時間の無駄です。東京の「英語村」[^1]も何らかの気づきには役立つでしょうけど、あれで子供の英語が上手くなる事はありません。それより親の努力と子供への動機付けの方がはるかに大切です。親が手本を示さなければ子供は付いてきません。
^1: https://tokyo-global-gateway.com/
^1: https://tokyo-global-gateway.com/
2018年9月15日土曜日
単語より表現
英語の単語を覚える方法はたくさんあります。その中で一番効果的なのが、単語を表現の一部として覚えるという方法です。つまり単語帳を作って覚えるのではなく、セリフのひとつとして覚えるという事です。例えば mind という単語があります。これには色々な意味があって、なかなか覚えるのが難しい単語のひとつです。でも How did you read my mind? という表現があります。これは「どうして分かったの?」という日本語に相当します。「どうやって私の心を読んだの?」という意味です。この表現では mind は心を表します。例えばちょうどお菓子を食べたい思った時に誰かがお菓子をくれたら、How did you read my mind? と言えば感謝と驚きを表せます。この表現はぜひ覚えてきましょう。
2018年9月9日日曜日
Hidden Brain
NRP Radio’s Podcast に Hidden Brain [^1]という番組があります。先日の放送で Bullshit Jobs というお話がありました。その内容がとっても面白かったので、ここでご紹介します。Bullshit というのは直訳すれば牛の糞という事、でも通常は「バカバカしいもの」とか「ガラクタ」という意味です。下品な言葉なので、略して「BS」といいます。世の中には無駄な仕事が多々あり、お金はもらえるけどやっている人は「無意味な仕事」なのでやる気も起きません。組織の長は部下の数で評価されるから無駄に人を増やすとか、雇われた人は時間給だからあえて効率良く仕事する必要はないとか、誰も読まない無価値な報告書を作る仕事が多いとか、刑務所の囚人ですら何もしないよりも洗濯する仕事を喜ぶなど、身につまされる話がいっぱいでした。サラリーマンの方にお勧めです。
^1: https://www.npr.org/podcasts/510308/hidden-brain
^1: https://www.npr.org/podcasts/510308/hidden-brain
2018年8月25日土曜日
外国語を学ぶには
外国語と日本語の間に本質的な違いはありません。どちらも音を基本に自分の意思や気持ちを伝える道具です。その学び方も同じで、ただひたすら人の真似をして覚えます。人間の脳には、見たり聞いたりした事を頭の中で真似する能力があり、言語の学習[^1]に役立っています。皆さんが日本語を聞いている時、脳の中では聞いた言葉を自分でも繰り返しています。これは無意識に行われるので普段気付きません。これを意識的にやるのがシャドウ・スピーキングという練習法です。日本語でも人の話を聞きながらそれを頭の中で意識的に繰り返すと、より一層その話を覚えることができます。外国語でも同じで、見たり聞いたりした事を頭の中で真似する練習が一番効果的です。
^1: https://www.amazon.co.jp/dp/479739532X
^1: https://www.amazon.co.jp/dp/479739532X
2018年7月22日日曜日
英語は運動
このサイトで繰り返し強調している事です。英語は学問ではありません。英語は体を動かす運動で、例えば水泳を習うのと同じです。水泳を習うのに教科書や教師は要りませんね。必要なのは実際にプールであなたが泳ぐことです。指導者はコーチとして効率の良い練習方法を教えます。水に浮く方法とか、手や足の動きの基本だけ教えてもらえば、後はひたすら自分の体を動かして練習します。泳ぎのうまい人をみつけて、その動きを真似します。無意識に手足が動いて泳げるようになるまで練習します。英語もこれと同じです。無意識に英語で会話ができるようになるまで練習します。教科書や教師は要りません。必要なのは効率の良い練習方法を教えてくれるコーチです。学校で英語を学ぶだけでは会話はできません。必要なのは英語の動きを真似する練習です。
2018年7月14日土曜日
2歳児が泣く理由
自分の子育ての経験から言うと、2歳児は自分の意思を言葉で外部に伝える事ができない為に不満がたまり、大声を出したり泣いたりします。とくに夕方になると子供にも疲れが溜まって我慢ができなくなり、泣く事が多かったと記憶しています。3歳になると言葉を話せるようになり、自分の感情や不満を言葉で表現できるようになるので、こうした「迷惑行動」がぐっと減ります。2歳児にとって言葉を習得するのは簡単ではありません。その苦労を覚えていないだけで、幼児にとっても母国語の習得は容易ではなく、ただ毎日たっぷり時間を使って周りの人の真似をしながら覚えていきます。大人も同じで、毎日どれだけ時間を使って他人のモノマネができるかが習得のカギです。今あなたが日本語を話せるのは、子供の頃にたくさん日本語を練習したからです。
2018年7月2日月曜日
いつの間にか、は無い
某大学の宣伝文句で「いつの間にか、英語を話していた」というものを東京の電車の中で見かけました。これを真に受ける学生がいると困りますね。2歳の子供と違って、18歳の大人は積極的に英語を練習しないと話せるようになりません。「いつの間にか」というワケにはいかないのです。もちろん「いつの間にか」という表現には複数の解釈があるので、「苦労せずに」という意味だとは限りません。それに大学の授業を全部英語でやるというなら可能性は大ありです。でもそうならそういう宣伝をするはずです。当たり前ですが、意識して英語を使わないと英語は身に付きません。
2018年6月29日金曜日
スマホとイヤホンをお持ちなら
東京で電車に乗るとイヤホンで何か聴きながら通勤・通学する人がたくさんいます。もし貴方が音楽を聴きながら電車に乗るタイプなら、楽に英語の練習時間を増やす方法があります。音楽のかわりに英語のポッドキャストを聴くのが良い練習になります。さらにただ聴くだけでなく、心の中で英語を聴いたそばから繰り返すというシャドーイングをすると効果倍増です。BBC 6 Minute English [^1]とかTED Radio Hour [^2]などがおすすめです。途中に日本語が出てこない、最初から最後まで英語のみのポッドキャストを選んで下さい。上の二つが難しいという人は、NHK World Radio Japan [^3]から始めると良いでしょう。パソコンでも以下のリンクから聴くことができます。
^1: http://www.bbc.co.uk/learningenglish/english/features/6-minute-english
^2: https://www.npr.org/programs/ted-radio-hour/
^3: https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/radio/about/
^1: http://www.bbc.co.uk/learningenglish/english/features/6-minute-english
^2: https://www.npr.org/programs/ted-radio-hour/
^3: https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/radio/about/
2018年6月9日土曜日
ウザい
自分の気持ちを表す英語を知っていると、すごく役に立ちます。たとえば「ウザい」を英語で言うと「Annoying」、「ムカつく」を英語で言うと「Disgusting」、「キモい」なら「Gross」です。さらに「ばかばかしい」に相当するのは「Crap」という単語です。「Crap」の元の意味は「くそ」とか「ガラクタ」なので、まことに下品な表現です。こうした英単語は、上品な英語ばかり載せている学校の教科書には出てきません。でも日常会話ではこうした単語をよく使います。それに自分の気持ちにぴったりの英語表現を知っていると、英語で話すのが楽しくなります。ぜひお試しを。
2018年5月19日土曜日
Smombie
新しい英単語を覚えたので、ご紹介します。Smartphone + Zombie で Smombie です。まだ辞書にも載っていない若者言葉で、ドイツで生まれてから3年しか経っていません。スマホに夢中でゾンビーのように下を向いて街を歩く人たちの事を意味します。日本語だと「歩きスマホ」が近いでしょうか。Smombieは「歩きスマホ」をする人のことです。ドイツで2015年に同年の若者言葉になってから3年、ついにヨーロッパからアメリカに入ってきました。SNSなどで「歩きスマホ」をする人のことをSmombieと呼ぶのがはやっています。この言葉、果たして日本でも流行するでしょうか。
2018年5月11日金曜日
川島選手に学ぶ
サッカー日本代表の川島永嗣選手の記事[^1]が良かったので、リンクを張りました。彼曰く「一日30分の努力ができないと語学は難しい」おっしゃる通りです。七カ国語とは言わず日英二カ国語で良いので、騙されたと思って彼の練習を見習って下さい。語学はスポーツと同じで、練習すればするほど上手くなるものです。無名のMasaの話は信用できなくても、川島選手の話なら信じられませんか?
^1: http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20180501-OYT8T50138.html?page_no=1
^1: http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20180501-OYT8T50138.html?page_no=1
2018年5月5日土曜日
なぜ翻訳をしないか
翻訳は英語を使う仕事のごく一部でしかありません。大部分の英語を使う仕事では、英語を英語のまま理解し、英語で自分の言いたいことを伝えます。途中に翻訳が入る機会はありません。貴方の頭脳は言語なしで考えています。考えた結果を人に伝えるときだけ言語や絵が必要です。それに会話において翻訳しているヒマはありません。日本人が英語の会議で発言できないのは、頭の中で英語と日本語の間の翻訳をやっているからで、これでは会話のタイミングについて行けません。英会話のクラスとはちがい、実際の会議では早く言ったものの勝ちです。たとえ良いアイデアを思いついたとしても、だれかに先を越されたら意味ありません。同じアイデアを後から言う人は人の話を聞いてないか、あるいはただのアホだと思われます。でも日本の英語教育では先生自身の英語力が足りないため、英語で授業する事ができません。だから生徒に翻訳させて日本語で英語の授業をします。日本人が英語下手なのは、翻訳することが英語の勉強だと誤解しているからです。
2018年4月21日土曜日
手がなくてもhave
英語だと主語に手がなくてもhaveを使う表現は普通です。ところが日本語だと主語に手がないのに「持つ」という表現はしません。例えば「This car has four wheels」と動詞haveを使う英語表現は、日本語だと「この車には車輪が4つあります」となって「この車は4つの車輪を持ちます」という表現はしません。日本語では手がない「車」が何かを「持つ」のはおかしいと考えます。でも英語ではそんな区別は不要です。英語の発想に慣れると、主語に手がなくてもhaveを使う表現が当たり前になります。そこまで行けば貴方の英語は本物です。
2018年4月13日金曜日
練習時間の確保
英語の上達には練習時間の確保が欠かせません。では忙しい毎日の中でどうしたら十分な練習時間を取れるでしょうか。インプットの練習なら通勤時間とか夜寝る前などが効果的です。ではアウトプットの練習はどうでしょう。道を歩きながら英語で独り言を言うのはアリです。DVDを使ったシャドウ・スピーキングもアウトプットの練習になります。スマート・スピーカーを持っていれば、使用言語を英語に変えて英語で話しかけるという方法もあります。英語の会話サークルもコーチが入れば役に立ちます。あとはやはり英語クラスを取るという事になります。普段の生活の中に英語を話す時間をわざと作るのが大切です。
2018年3月11日日曜日
英語は筋トレ
英語を学ぶのは筋肉トレーニングと同じです。繰り返し練習すると力が付く反面、しばらく練習をしないと力が落ちます。そこで毎日少しずつトレーニング続けると、自分でもびっくりするほど力が付きます。このトレーニングには「基礎練習」「応用練習」「維持練習」があります。基礎練習で英語練習の方法を学び、応用練習で実際に英語を使って仕事したり生活します。最後の維持練習では、せっかく身に付けた英語力を維持する方法を学びます。詳しくは右の「知って得する英語練習法」をお読み下さい。お金をかけずに英語力を身に付ける方法が分かります。
2018年3月3日土曜日
英語に浸かる時間
英語で仕事したい日本人へのお願いです。0歳から15歳までの15年間で日本語に浸かる時間は8万7千6百時間です。その1%で良いので、英語に浸かる時間を作ってください。8万7千6百時間の1%は876時間なので、365日で割れば2・4時間です。365日はムリとしても、毎日3時間英語に浸かる時間を過ごせば、292日で完了します。12ヵ月で割れば25日未満です。つまり毎週6日で毎日3時間という具合です。日本語のテレビを視るのを減らして、1年間だけ毎日3時間英語で暮らします。聴くのも話すのも読むのも書くのも英語です。そうすれば誰でも1年で仕事に使える英語のレベルになります。英語にはそのくらいの練習量が必要です。
2018年2月10日土曜日
英語の幼児教育
子供の場合、頭が良いとは一般にテストの得点が高いという意味です。テストでは文章で書かれた問題を解くので、文章を読んで理解する力(読解力)が必要になります。読解力は言語能力の一部ですから、言語能力とテストの成績には正の相関があります。テストで高得点を得るには言語能力を上げる必要があり、バイリンガル教育では言語能力の上がり方が比較的緩やかなので、10歳ぐらいまではモノリンガル教育の子供にテストの点数で負ける傾向があります。でもこの差は中学生になると消失し、その後は英語などバイリンガル教育の子供に有利な状況が続きます。英語の幼児教育は、もし幼児教育のみで終わるなら本人も英語をすぐ忘れてしまうので時間とお金の無駄です。幼児から始めて少なくとも高校まで英語で教育するなら意味があります。幼児教育としての英語は親がどれだけ長い間子供に投資出来るかでその価値が決まります。
2018年1月7日日曜日
国際線の楽しみ
アメリカから日本以外の国へ飛ぶ国際線に乗ると、当然ながら機内の娯楽システムに日本語はありません。先日乗ったペルー行きの飛行機にも日本語はありませんでした。でも英語ができれば映画を楽しむことができるので、まったく退屈しません。9時間弱のフライトの間、アメリカ映画を3本視ることができました。見損ねていた映画もあったので、国際線の長旅も悪くありません。字幕も付けられるので、国際線では映画を利用して英語を練習してはいかがでしょう。
2017年12月17日日曜日
歌詞が含むもの
いくら英語を学んでも、英語の歌の意味を全部理解するのは普通の日本人には無理です。それは、いくら普通のアメリカ人が日本語を学んでも、演歌の意味を全部理解するのが難しいのと同じです。その国に子供のころから住んでいないと分からない、文化的な背景というものがあります。歌詞とはまさに詩であり、言葉をそぎ落とした表現です。仕事で使う英語と違い、英語の歌を理解するのは上級コースなのです。それでもアメリカの歴史やニュースを追いかけているうちに、やっと歌詞の意味が分かる事もあります。それも語学学習という終わりのない旅の一部です。
2017年12月12日火曜日
IT英語を更新
iPhone/iPad用アプリ「IT英語」をダウンロードいただき、ありがとうございます。iPhone Xの細長い画面を無駄なく使うために、このアプリの更新をしました。最新版のバージョン1.4.1は本日から配布開始です。またバージョン1.4から使える「音声認識」を使うと、簡単にご自分の英語の発音をテストすることができます。普段自分では気付かないミス、例えば子音の発音やアクセントの位置を確かめるのにとっても便利です。ぜひお試しを。
2017年12月1日金曜日
外国人旅行者
日本で見かける外国人旅行者の数が増えています。円安と治安の良さが原因です。それに加えて、物価が上がるオリンピック前の日本を見ておこうという旅行者もいます。日本の物価はドル建ての国から見ると相対的に安く、また国内でもう何年もテロが起きていないので、ヨーロッパよりも安全な日本へという流れが起きています。スマホと地図を片手に都内を歩く外国人旅行者はアジアからも多く来ており、彼らはあまり日本人と変わらない服装なので街に溶け込んでいます。英語が話せる旅行者とは限りません。インバウンド旅行は数少ない成長産業なので、若者には英語に限らず中国語や韓国語でもいいですから、しっかり外国語を学んで日本に来る旅行者を増やしてほしいと願います。
2017年11月18日土曜日
スマホの活用
前にもご紹介したように、スマホをお持ちの方は設定言語を日本語から英語にすれば、スマホを英語の練習に使えます。言語を英語にしても、入力言語として英語と日本語を指定しておけば、メールやラインで日本語を今までと同様に使えます。スマホのメニューが英語になったり、ゲームのキャラの説明が英語になったりするだけです。アップルをお使いなら、Siriの言語設定も英語を選ぶとSiriと英語で会話ができます。無料で英語の練習ができるので、スマホを使わない手はありません。その上ユーチューブやTEDの動画も視聴できるので、スマホは最強の練習道具として使えます。ぜひお試し下さい。
2017年11月7日火曜日
iOS11をサポート開始
お待たせしました。「IT英語」のバージョン1.4がiOS11をサポートします。この最新版はアップルのiPhoneとiPadの上で動き、音声認識機能を備えています。2本指タップで音声認識画面に移るので、インターネットさえあればいつでも英語の発音テストができます。大部分の利用者はアップルをお使いなので、音声認識機能をまずiOS版から出しました。Android版についてのご要望は右のメール先までお知らせ下さい。
2017年9月9日土曜日
英語は3語で伝わります
先日「英語は3語で伝わります」という本を読みました。この本の趣旨は「簡単で短い表現を使うのが英語のコツ」というもので、Masaもこれには100%同意します。ただし本の文脈として「翻訳をするとき」という前提条件があるので、この点だけ注意が要ります。この本の背後にあるのが「テクニカル・ライティング」という文章の書き方で、英語のマニュアルや論文を書くときのお作法です。Masaもこれは仕事を通じて学びました。この本の著者は「頭の中で英文を組み立てる」という方法を勧めています。これは文章の翻訳においては役に立つものの、会話では時間がかかりすぎて使えません。英語を会話に使うには、場面に応じて言いたいことを頭の中に用意しておく必要があり、自然な英語表現を覚えておく必要があります。日本語だってそれは同じです。ほとんどの人は今まで聞いた範囲の表現しか使えないのです。上手な人の英語を真似して覚えるという、子供と同じ学習しか手はありません。でもそれはつまり、日本語ができれは誰でも英語ができるようになるという事でもあります。
2017年9月3日日曜日
ゴールは何?
英語学習者のゴールは何でしょう? 英語で仕事する? 海外の大学に留学する? 当然人によりそのゴールは違います。ダイエットで10kg痩せるというのとは違い、簡単明瞭なゴールはありません。実際TOEICで960点を取っても知らない英単語はたくさんあるし、大人向けの英語の映画を字幕なしで視て100%分かるという事はありません。Masaも先週視たビデオで plug という単語が「宣伝」の意味で使われるのを知って、改めて辞書を引いたらアメリカ英語だとテレビに入るコマーシャルの事だと書いてありました。アメリカに暮らして30年近くなるのに、こんな簡単な単語の新しい意味に今頃気付くのですから、ネイティブにはかないません。言語の学習に終わりがないというのは確かなので、学習するにつれてゴールを替えていくのが良さそうです。最初はディスニーのアニメ映画を視てセリフを全部理解する所から始めて、人それぞれのゴールに向かって途中の通過点を決めたらどうでしょう。通過点には英検一級とかTOEICで900点以上という数値目標を入れても良いかと思います。
2017年8月23日水曜日
リズム言語とメロディ言語
英語はリズム言語で日本語はメロディ言語だというのが今回のお題です。英語ではアクセントが大切で、ちょうどドラムでリズムをたたくようにアクセントの所を強く発音します。途中の音は聞こえなくても良いのです。手拍子でこれを表現する先生も少なくありません。これに対して日本語はメロディ、つまり抑揚が大切です。これを間違えるとヘンな日本語に聞こえます。日本人は無意識にアクセントを落として英語にメロディを付けてしまうので、この違いはちゃんと理解しておく事が大切です。山あり谷ありが英語で、台地や平地が交互に並ぶのが日本語です。大事な単語のアクセントだけでも強く発音すると英語らしく聞こえるので、ぜひお試し下さい。
2017年8月5日土曜日
アメリカ英語は簡単
ご存じのようにアメリカは移民の国です。英語を母国語としない人々が多いので、アメリカ英語は簡単な表現を好みます。イギリス英語と違って普段の会話に教養を求められることはありません。労働者英語と貴族英語のような区別もありません。なるべく簡単な表現で万人に通じる英語が良いとされていて、大統領の演説などはその典型的な例です。日本でも学校で習うのは主にアメリカ英語です。それではなぜ英語に苦手な日本人が多いのでしょう。それは学校での学び方が間違っているからです。英語は表現を学ぶのがすべてです。文字はアルファベットの26個しかありません。文法もまず英語表現を覚えれば後から分かります。翻訳ではなく、この状況でこう言いたい時はこの表現という組み合わせをひたすら覚えるのが英語の正しい学び方です。これを楽しくやるには英語字幕で視たい映画やアニメを何度も視ます。まずはディスニーの映画を英語字幕と英語音声で3回視ます。最初は字幕を視て意味を理解し、次に字幕を視ながら音声を真似します。最後に字幕を消して音声だけ真似できれば完璧です。この練習を10本のアメリカ映画について行えば貴方もTOEICで860点以上間違いなしです。
2017年7月15日土曜日
小学校の英語
日本人全員が英語に堪能になる必要があるかと問われれば、今後100年間その必要はないという答えになります。およそ国民の10%が仕事で英語を使いこなせれば十分で、残りの90%の人は必要に応じてこの10%の人に助けてもらえば良いでしょう。ではその10%の人たちが持つべき英語力がどれくらいかと言うと、例えばTOEICなら860点以上です。急に海外出張に行っても短期間なら英語で仕事できるレベルという意味です。学校英語の中で10%の人たちにこれだけの英語力を身に付けてもらうには、音楽や図工などあまり日本語を使わない教科を英語で教えるのが近道です。小学校から英語を始めてもそんなに授業時間は取れません。音楽や図工で授業に英語を使えば、授業時間を増やさずに英語を学ぶ時間が確保できます。
2017年7月1日土曜日
英語特区
東京に英語特区を作りましょう。その中では英語が公用語で日本語は不必要という場所です。世界的にAI技術者が足りない今、日本に海外から優秀な技術者を呼ぶにはこうした特区が必要です。英語の医者がいて英語で行政手続きができ、英語で買い物や外食ができる場所を東京に作れば、インドや中国からたくさんの技術者が移住します。特区なので規制緩和をして日本の永住権を取りやすくします。車の免許も英語でテストが受けられるようにします。公立学校も英語で教育するので、子供に世界レベルの競争力を付けたい日本人も殺到するでしょう。日本の中の外国なので観光地にもなります。政府の役割は英語特区を作って規制緩和をするだけです。場所さえあれば後は民間企業がお金を出して運営します。
2017年6月25日日曜日
前置詞の発想
英語の前置詞は物理的な位置関係を表します。住所や場所に付くのがatで、物の中を表すのがin、物の外はoutです。物の表面に接している場合はonを使い、離れている場合はover, under, above, belowを使います。動きながら物の上を行くのがoverで、下ならunderです。動きがないなら物の上がaboveで下がbelowです。横は左右を問わないならbesideで、距離的に物に近いだけならbyを使います。前後は時間的にはbeforeとafterですね。空間的にもbeforeとafterが使えます。背後という意味ならbehindです。behindはbeとhindからなる単語で、hindは後ろのという形容詞です。同じ構造をしているのがbeとforeからなるbefore、それにbeとsideからなるbesideです。これらの例文を知りたい人は今すぐ辞書を調べてください。
2017年6月17日土曜日
恐怖症
日本語の何々恐怖症はそのまま英語の~~phobiaに相当します。Phobiaというのは恐怖というギリシャ語だそうで、ネタ元のWikipedia[^1]には百を超える恐怖症が並んでいます。その中でも普段の会話でよく聞くのが以下の四つです。Acrophobia高所恐怖症、Claustrophobia閉所恐怖症、Mysophobia不潔恐怖症、Xenophobia外人恐怖症。これらはどれもphobiaのphoの部分にアクセントがあります。新たに単語をつなげて作ったTelephone phobiaという言い方もあるようで、これは電話に出るのが怖いという症状を表します。
^1: https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_phobias
^1: https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_phobias
2017年6月11日日曜日
前置詞の悩み
日本の公立学校で英語を勉強した人に共通の悩みが前置詞です。どの前置詞を使ったら良いかわからないという人は多いと思います。英語の前置詞と日本語の助詞は1対1に対応していません。前置詞とはその名前の通り何かの前に置かれる単語です。前置詞の後に来る単語によって使う前置詞が決まるので、前置詞とその後に来る単語はセットで覚えなければなりません。英語は翻訳するものではないので、英語表現のひとつとして文章の形で前置詞の例を覚えるのが一番です。この場合その表現が使われる情景を思い浮かべて、その情景と一緒に文章を覚えれば決して忘れません。英語の動画で英語の字幕を見ながら、自分の口でその表現を10回繰り返しましょう。英語は理屈ではなく練習して身に付けるものです。何度も練習することで、その前置詞の意味が分かってきます。
2017年6月2日金曜日
誰から英語を学ぶのか
日本語と同じように英語を学ぶ事ができれば一番です。でも日本では日常生活で英語を必要としないので、普通は英語を日本語と同じように学ぶ事はできません。大人になってから英語を学ぶ場合、誰から英語を学ぶかで上達の速度は大きく変わってきます。野球の名選手が野球の名コーチになるとは限らないように、英語ネイティブが必ずしも英語の名コーチとは限りません。例えば、普通の英語ネイティブは英語で苦労してないので、貴方がなぜ英語を話せないのかを理解できません。その意味で日本人の生徒さんには、英語を苦労して身に付けた日本人が一番良いコーチになります。ただし、相手が日本人では英語を話すという動機が失せるので、時には英語ネイティブとの会話も必要です。それはバーのフィリピン人ホステスでもかまいません。
2017年5月27日土曜日
サービスと料金
自由経済においてサービスとその料金はだいたい等価になるはずです。例えば駅などに10分千円で髪を切るサービスがあります。手早く髪を切りそろえてくれるので、千円の価値があると見なされてけっこう賑わっています。もしサービスが下手で客が満足しない場合でも、ケガでもさせない限り料金の千円を超える賠償義務は生じません。では翻訳サービスはどうでしょうか。翻訳者になるための国家試験はないし、料金を制限する法律もありません。ということで翻訳サービスが自由経済に含まれると仮定しましょう。すると翻訳サービスを利用する人が払う料金は、同時にその翻訳サービスのミスにより発生する賠償義務の上限となります。翻訳には常に誤訳があり、その結果起きる損害の金額はまちまちです。またスマホなどの無料の翻訳サービスを使うと、賠償義務の上限も無料になります。つまり商談に無料翻訳サービスを使う場合、誤訳による損害に対して責任を負うのは翻訳サービスの提供者ではなく、その翻訳サービスを使った人です。このため仕事に翻訳サービスを使う場合、誤訳の責任は自分が負うという覚悟が必要です。今後いくら自動翻訳が進化しても、それで外国語を学ぶ必要はなくなりません。責任の重い会話になればなるほど、自動翻訳には頼れないからです。
2017年5月20日土曜日
英語でケンカ
英語でビジネスをすると、英語でケンカする事も時には必要になります。この場合大事なのは、ひとつひとつ例をあげながら理詰めで相手の弱点を突く事です。感情に訴えかける方法は、アメリカでは日本ほど通用しません。むしろ自信をもって感情を入れずに問題点を列挙する方が、多くの人に理解してもらえます。ルールはこうなっているからとか、契約書にこう書いてあって貴方もサインしたよね、というやりとりが中心です。もちろんビジネス以外では感情に訴えかける方法が効きます。先のアメリカ大統領選では感情対策を怠ったヒラリーが負けました。英語でケンカする時に使う表現はまた別の機会にお伝えします。
2017年5月13日土曜日
英語と給料
仕事で英語を使う人が、そうでない人に較べて何倍の給料(ボーナス込み)をもらっているのかが今日のお題です。Masaの勤めた事のある外資系企業を例にすると、日本で働く場合はほぼ2倍の給料となります。例えばソフトウェアのエンジニアなら、年収600万円が1200万円になるという具合です。また同じ仕事でもアメリカに来れば、これが3倍になります。年収1800万円はシリコン・バレーのエンジニアの平均値[^1]です。グーグルやアップルならもっと高い給料となります。そのかわりアメリカの税金は高いので、日本より所得税の割合が高い事を忘れてはいけません。たとえ日本で働き続けたとしても、英語はとても受取額の大きい投資です。Masaがエンジニアの皆様に英語を勧めるのは、英語のROI (Return On Investment)がとても高いからです。
^1: http://www.huffingtonpost.com/entry/silicon-valley-salaries_us_56d61ee6e4b0bf0dab33ce96
^1: http://www.huffingtonpost.com/entry/silicon-valley-salaries_us_56d61ee6e4b0bf0dab33ce96
2017年5月1日月曜日
海外M&Aの失敗
このごろ東芝、日本郵政、LIXILなど日本の著名な企業が海外企業のM&Aを行い、大きな損失を出すという例が増えています。買収した会社の決算がそもそも粉飾されていたり、日本側の調査不足で海外企業の価値を誤解していたり、あるいは買収した会社のトップの人間の嘘を見抜けなくて、ずるずると赤字経営を続けるという事例が見受けられます。Masaはここに日本企業の弱点があると見ています。海外の企業だとまず英語で話す事になります。相手の方が何倍も英語は上手ですから、べらべらとしゃべられて煙に巻かれているだろうと想像します。コミュニケーション、つまり意思疎通はビジネスの基本です。でも実際には英語での意思疎通ができない人がこうした大企業に多いということです。文化も言葉も違う人間と意思疎通するには、単に英語ができるだけでなく相手の国の実情を知る必要があります。当然ながら日本の常識は海外では通用しません。企業の海外投資が失敗に終われば、その分だけ日本の外貨が無駄になります。海外企業のM&Aを甘く見てはいけません。
2017年4月22日土曜日
単語は知っているけど
英語を聴いて知っている単語ばかりなのに、なぜか全体として意味が分からないという経験がありませんか。それは大事な単語に別の意味があるか、あるいは文脈が分からないかのどちらかが原因です。例えば「rear」という単語には「後ろ」という意味とは別に「育てる」という意味があります。このためrearを聴いて「後ろ」という意味だと思い込んでしまうと、これが動詞として使われる場合にはお手上げになります。一方文脈が分からないというのは、その分野の知識が足りないという事です。前提となる知識なしで会話するのはまず不可能です。どちらの場合も、思い切って「I don’t understand.」と言って、大事な単語や前提を教えてもらいましょう。英語では話し手に相手を理解させる責任があるので、聞き手である貴方は納得いくまで説明を求める権利があります。また逆に貴方が話し手の時は、言葉や身振りで相手に分かってもらうまで英語の説明を尽くす必要があります。「話が分からないのは聞き手が悪い」という日本の常識は英語にはありません。
2017年4月15日土曜日
逆の経験
先日近くの映画館で日本のアニメ「君の名は。」を観る機会がありました。英語のタイトルは「your name.」とそのまんまです。英語字幕の回と英語吹き替えの回があり、もちろん英語字幕の回を観ました。アメリカの映画館で日本のアニメを日本語のまま観られるなんて夢のようです。しばらく自分がどこの国にいるのかも忘れて、このヒット作を楽しみました。観客にはひと目でそれと分かるアメリカ人の「おたく」グループもいて、映画終了後には拍手するなど相当盛り上がっていました。日本語を聞きながら英語の字幕を読むという、普段とは逆の経験もしました。字幕には文字数の制限があるので、相当セリフの内容を簡略化して英語にしています。それでも内容は理解してもらえたようで、安心したMasaはこの映画を周りのアメリカ人に勧めています。
2017年4月8日土曜日
書き取り
人から聞いたリスニングの練習方法をご紹介します。CDなどで英会話を聴いて、それを英語の文章として紙に書くという方法です。英語の発音に慣れてない初心者には効果があるそうです。ラジオの英会話教室に似ています。文書にするとどこが聞き取れてないのかすぐ分かるので、なぜそれが聞き取れないのかを誰かに教えてもらいましょう。音と意味を結びつける練習として、Masaは英語の字幕が出せる動画を勧めています。知らない単語は聞き取れないので、いずれにせよ知っている単語の数とリスニング能力は比例します。自分のレベルに合った練習方法を選ぶのが、効率良く英語能力を身に付ける方法です。
2017年4月1日土曜日
英語練習と母語
英語の練習には、100%英語だけを使う方法と必要に応じて母語を混ぜる方法があります。これは状況に応じて使い分ければ良いと思います。アメリカでESLのクラスを取ると生徒の母語はまちまちです。中国から来た生徒、韓国から来た生徒、イタリアから来た生徒、メキシコから来た生徒など共通の母語はありません。すると先生は100%英語を使うことになります。これに対して日本で英語を教える場合、特に初心者に対しては母語を使って説明した方が理解が進みます。英語と母語の割合は、初心者なら英語10%で母語が90%でもおかしくありません。英語の練習が進むにつれて、この割合は英語が増えて母語が減ります。最終的に英語100%にもっていくのが練習の目標です。同時通訳者でない限り、日本語を聴いていると英語は分からないし、英語を聴いていると日本語は分かりません。英語に慣れるといちいち日本語にもどる必要がなくなるので、頭の切り替えが不要となり楽になります。英語の教材は主に初心者向けに作られているので、英語の割合が半分以下など普通です。英語100%の練習をするには、おそらく生徒の能力としてTOEICの740点ぐらいが必要でしょう。生徒の英語発話時間をなるべく増やす事が大切です。
2017年3月30日木曜日
お知らせ
本日アップルの米国担当者と話す機会がありました。「IT英語」アプリは基本的に「本」なので、今後のアップデートはできないと言われました。本ならiBooksに載せろという事で、それはもうやってあります。アプリを長いことアップデートしないとAppStoreから落とされる可能性もあるので、まだ「IT英語」アプリを入手していない人は、このアプリがマーケットにある今のうちに入手する事をお勧めします。「IT英語」アプリをもっと高度な練習道具にする計画はあるものの、その実行にはまだ当分時間がかかります。教材を売るビジネスには興味がないので、無料のアプリである「IT英語」をいつまで維持できるかは不明です。
2017年3月24日金曜日
好きな事から
英語を学ぶのに最適の方法は、好きな事から入る、です。好きな外国映画を英語字幕で視る、好きな芸能人の話題を英語の記事で読む、好きなテーマをwikipediaで深掘りするなど、お金をかけずに自分の好きな事を通して英語に接する機会を徐々に多くしていくのがお勧めです。ゲームが好きな人はゲームの話でいっぱいの英語のサイトを検索して、その中を読みまくるという手があります。鉄道が好きな人は鉄道についてWikipediaの英語の記事を読むと、きっと面白い発見があるでしょう。人からやれといわれた事ではなく、自分でやりたいと思った事なら苦になりません。どんな人にも自分の好きな事は必ずあります。そこから英語に近づくのが一番の学習です。分からない単語は必ずオンラインでもいいので辞書で引いて、その場で意味と発音と文例を覚えるようにしましょう。アメリカの若者が日本語を学ぶ近道は日本のアニメを視るという方法です。Masaの所にも漢字を学ぶためにジャンプなどの漫画週刊誌をもらいに来るアメリカの高校生や大学生がいました。
2017年3月18日土曜日
NHK WORLD TV
NHKが海外向けに英語のインターネット・テレビ放送をしている事はご存じでしょうか。「NHK WORLD TV」という名前のアプリで視聴できます。これは日本人に馴染みのある話題を英語で話してくれる大事な放送です。ニュースで英語の字幕を出せない点を除けば、無料である事も含めてお勧めの教材です。登場するアナウンサーは上手なアメリカ英語を話します。毎日「NHK WORLD TV」のニュースを視ると、とても効果的な英語の練習になります。
2017年3月9日木曜日
英語漬け
自分を朝から晩まで英語漬けにする方法を考えてみましょう。むかしMasaがやったのは英語のラジオ放送を目覚まし代わりにして起き、夜寝るまでずっと英語放送をBGMとして部屋に流すというものです。英語の放送としてはAFN (FEN)を選びました。その頃(今から30年前)にはまだインターネットがなかったので、無料の教材としてはAFN (FEN)しかありませんでした。これに意味と音との関係を学ぶ練習、つまり英語の映画を英語の字幕付きで視る練習を組み合わせると、自分でも驚くほど効果がありました。この経験から自分を英語漬けにする事が大事だと気付いたので、今ではなるべく英語に囲まれる時間を長くするよう生徒さんにお話しています。インターネット上には無料の英語放送や英語映像がたくさんあるので、まずここから始めると簡単に自分を英語漬けにできます。練習を続けていると突然やってくる、英語が音ではなく言葉として聞こえる瞬間は感動ものです。
2017年3月1日水曜日
数の読み方
日本語と英語では数の位の読み方、特に桁取りが違います。日本語だと4桁ごとに名前が変わるのに対して、英語だと3桁ごとです。このため大きな数になるほど直感的に日本語と英語の数の大きさが分からなくなります。これを避けるには、英語のthousandとmillionとbillionに対応する日本語の数を覚えてしまうという手があります。まずthousandは千ですね、工学的にはキロです。次のmillionは百万で、メガです。そして最後のbillionは十億で、ギガです。この三つは暗記すると便利です。例えば地球の年齢が4.7 billion yearsと書いてあれば、ああ47億年ねとすぐ換算できます。日本の人口が1・3億人ということは、0.13 billionだから130 millionだと言えます。こうするといちいち下から一、十、百、千、万と数えるよりもずっと速く換算できます。
2017年2月18日土曜日
英語とお酒
Masaが以前から暖めている企画が「英語とお酒」です。日本人は恥ずかしがり屋なので、なかなか人前で英語を話せません。これは大人の英語教育にとってひとつの壁なので、これを打破するためにお酒を利用しようという考えです。ある程度お酒が入れば人の羞恥心はぐっと下がります。この段階で英語を話す練習をすると、ほとんどの人が積極的に英語を話してくれます。英語バーとか英語スナックという発想です。そこで接客する人には英語を話せるフィリピン人が最適です。カラオケも英語の歌しかありません。ついでに禁煙だとMasaはすごく嬉しいです。誰かこうした飲み屋をやってみませんか。
2017年2月11日土曜日
フリーライター
危ない和製英語シリーズがあれば筆頭に来るのが「フリー」を含む単語群です。Freeは自由という意味の他に無料という意味や無関係という意味もあります。I am debt freeといえば「私は無借金」という意味になります。あるいはsex freeというと「性別無関係」という意味です。男女差のないデザインの帽子などsex freeです。そこで和製英語の「フリーライター」が何を意味するかと言えば、おそらく「フリーランス・ライター」でしょう。どの会社にも所属しない「フリーランス」はfreelanceという英語から来ており、君主に所属しない雇い兵を表すfree lancerがその語源です。これをfree writerと縮めてしまうと、無料で記事を書く人になってしまいます。
2017年2月1日水曜日
英語学習時間
日本人の感覚だと英語の基礎練習に1000時間が必要というのは「長すぎる」と言われます。でも日本人が日本語を習得するのに費やした時間がいったい何時間だか知ってますか。話を簡単にするために0歳から15歳までの15年間を取り上げましょう。これに年間日数の365日と起きている時間の16時間をかけると8万7600時間です。つまりこの時間数だけ日本語を使い日本語に囲まれて日本人は育つのです。これにくらべれば1000時間など1%ちょいです。さらに授業時間を数えると中学と高校合わせて6年間として、そこに年間授業週数として44週かける毎週英語の授業が5時間としても1320時間です。つまり日本語を学んだ時間のたった1・5%しか英語の授業は受けていません。これだから日本人は英語が下手なのです。日常生活で英語を必要としない日本人にMasaが勧める英語練習法では、最初の基礎練習に1000時間を使います。これは「長すぎる」どころか、実はとっても短くて効率的な練習方法だからできる最短の時間数なのです。毎日3時間を使えばほぼ1年で終わります。仕事に使う英語を学びたい人は、右のリンクからまずキンドル本の「知って得する英語練習法」を読むか、無料の「IT英語」を読んでください。自分の体験から言うと、英語ができれば人生が変わります。人生を変えたい人は英語を学びましょう。
2017年1月28日土曜日
木漏れ日
先日ポッドキャストでAsk a Spacemanという番組を聴いていたら、日本語の「木漏れ日」に相当する英単語はない[^1]という事を知りました。むむ、このアメリカ人Masaよりよく知ってるじゃんと思いつつ、改めて「木漏れ日」にあたる英語を調べると「sunshine filtering through foliage」となっています。確かにこれは説明であって、単語じゃないですね。物理的には「木の葉の間から差し込む日差し」であっても、日本語の「木漏れ日」には人に優しい日差しという意味があります。まともに当たる日差しが眩しい日でも、森に入れば適度に減光されたお日様に会えるというわけです。元になったと思われるリンク先には他にも興味深い他国の言葉が載っています。
^1: http://ellafrancessanders.com/untranslatable-words-from-other-cultures/
^1: http://ellafrancessanders.com/untranslatable-words-from-other-cultures/
2017年1月21日土曜日
重力波
科学の世界で「重力波」という日本語に訳される元の英語には「gravitational wave」と「gravity wave」のふたつがあります。このふたつは全く違うものであるにも関わらず、日本語に翻訳すると同じ「重力波」になってしまうため、よく誤解の元となっています。英語の「gravitational wave」は時空間の歪みが光速で波のように伝わる現象の事で、2015年から2016年にかけて始めてアメリカで確認されました。大昔のふたつのブラックホールが合体して生まれた時空間の歪みを、地球上のふたつの物体の間の距離の変動として捉えたものです。これに対して「gravity wave」は池に石を投げ込んだ時に生じる波紋のことで、重力があるために水面が上下する現象の事です。「gravity wave」は身の回りに昔からあるので、これを大げさに「重力波」と呼ぶ人は学者だけです。ところが元の英語の違いを知らない人にとって、どちらも日本語にすると「重力波」になるので、これは大問題です。そこで「gravitational wave」は「時空重力波」もしくは略して「時空波」と翻訳してはどうでしょう。
2017年1月12日木曜日
空気を読む
日本独特の「空気を読む」という表現は英語にできません。そもそもムードという和製英語が表す「空気」はairとは違います。さらにムード・メーカーという和製英語が表すものは、その場の雰囲気を好転させる人物です。もし英語でこれを表すとしたら cheerleader が近いでしょう。言わなければ分からないという文化が英語の背後にあるので、「空気を読む」という人は英語の国では見かけません。それにアメリカの都会は移民だらけなので、文化的背景の違う移民どうしでは話の前提まで確認しないと意思の疎通ができません。均質な日本人が共有する「言葉にならない気持ち」が日本の「空気」です。
2016年12月1日木曜日
NASA
1986年1月にアメリカのスペース・シャトル、チャレンジャー号が打ち上げ時の爆発事故を起こしたとき、Masaはちょうどアメリカのコロラド州に出張していました。史上初めて高校の先生が乗員として乗り込んだスペース・シャトルだったので、打ち上げをテレビ中継で見ていた人が多く、事故はすぐにアメリカ全土に伝わりました。出張先のHP社でも社内放送で事故を知らせると共に、ショックを受けた人には上司が「もう帰ってもいいよ」と言ってました。でもこんな時にもジョークを飛ばす元気な人がアメリカにはいるらしく、数日後の新聞の見出しには「NASA: Need Another Seven Astronauts」という見出しが載っていました。NASAはもともとNational Aeronautics and Space Administrationの略なのに、それを「もう七人の乗員が必要」に言い換えたものです。この事故にはめげず前に進んで欲しいという希望と、こういう時こそ笑いが必要という気持ちが込められています。Masaはこれを見て「日本なら不謹慎と言われるジョークだな」と思うと同時に、「Another Seven Astronauts」の表現に納得した事を覚えています。スペース・シャトルの定員は七名なので、これをひとつの単位とすればanotherの後に来るのも分かります。anotherは単数形の名詞にかかるので、Seven Astronautsは単数形として扱われているのです。Another (unit of) Seven Astronautsという意味です。NHKの番組名「アナザーストーリーズ」について、anotherの後に名詞の複数型が来るのは間違いという意見に対して、数詞+名詞の複数型なら良いという意見を見かけたので、ではなぜそうなるのかをNASAのジョークで説明しました。anotherとotherには違いがあり、英語ではちゃんと使い分けています。この使い分けは日本語にはない発想なので、NHKが間違えるのも無理はありません。
2016年11月19日土曜日
BBCのポッドキャスト
iPhoneやiPadをお持ちの方にはThe English We SpeakというBBCのポッドキャストをおすすめします。よく使う英語の表現を男女二人の寸劇で教えてくれます。英語を話す速さも学習者向けにゆっくりですし、イギリス英語とアメリカ英語で表現が違う場合は、両方の表現を教えてくれます。このポッドキャストなら英語で英語を学ぶという理想的な学習ができます。でも表現の意味が分からない場合は、もちろん辞書を引いて日本語で意味を確認してかまいません。寸劇の状況を思い浮かべて、自分の口からこの表現を10回繰り返しましょう。状況と表現を一緒に覚えるのがコツです。
2016年10月23日日曜日
TEDラジオ
TEDのビデオは日本でも有名になってきたので、インターネットを通じてTED Talkを英語の練習に役立てている人もいると思います。ビデオなら字幕があるので、聞き取れない英単語があればすぐに辞書でその単語の意味を調べる事ができます。またスライドや動画で話の内容をより深く理解する事ができ、たとえ英語の表現が不明でも大体の内容は分かります。そのかわり通勤電車の中でビデオを視るのは物理的に難しく、時と場所を選びます。そこで1000時間の基礎練習が終わった人にはTED Radio Hourをすすめています。これはポッドキャストなので前もってiPhoneにダウンロードしておく事もでき、インターネットにつながらない地下鉄の中でも聴くことができます。毎週の放送内容はted.npr.orgにでています。
2016年10月13日木曜日
英語はスマホで練習
前にも書いたように、スマホの言語を英語にすれば無料で英語の練習ができます。音声で指示できるスマホが増えたので、思い切ってスマホの言語を英語に切り替えませんか。スマホの音声アシスタントはちゃんと英語を発音しないと認識してくれないので、いい発音の練習にもなります。一対一の会話なので、下手な語学学校に行くよりよっぽど良い練習ができます。もうすでに持っているスマホなら、言語を英語にするだけなのでお金は一切かかりません。これだけ良い道具が世の中にあるのですから、それを使わない手はありません。「英語はスマホで練習」ぜひ試してみてください。
2016年10月8日土曜日
TOEIC 900点を超えたら
ビジネス英語の出発点に立ったという事です。まだまだ知らない単語はいっぱいあるし、自分の想いを好きなときに素早く英語で発言する事も十分にはできません。でも英語の電話には躊躇しないで出られるし、英語の会議でも最終的に自分の言いたい事は言えます。同僚と英語で話しながらの昼飯でもちゃんと英語を理解しながら食事ができるレベルです。これから先は自分で英語の本を読んだりニュースを聴いたりして、知っている英語の表現を増やしていく時期です。時には英和辞典に載っていない単語に遭遇する時もあります。こういう場合はインターネットで検索すると英英辞典に載っていることがあります。英語の勉強に終わりはありません。日本語に接する時間の半分でも英語に接する時間を確保すれば、着実に英語のレベルは上がります。
2016年9月25日日曜日
留学とは
今回は少し厳しい事を言います。外国の学校で学んでそこの学位を取る事が留学です。交換留学というのは言葉だけで、交換遊学が正しい単語です。だから「留学を切り上げて就活のために日本に早く帰る」なんておかしな事が起きます。そんなもんは留学じゃありません。学位を取ってしばらく外国で働き、仕事の経験を積んでからに日本に帰れば良いでしょう。そうした経験者を日本の企業は喉から手が出る程ほしがっています。中途半端な遊学ならお金の無駄。語学留学するより外国で働いた経験のほうがずっと自分のためになります。学生は外国に行っても日本人だけで群れているから、発想が日本のままなんです。日本の考え方に疑問を持たないとしたら、その留学は意味ありません。
2016年9月2日金曜日
飛び出す
大きな通りを自転車で渡るために信号待ちをしていたら、こんな事がありました。前の信号が赤から青になり一応念のため左を見たら、なんと大きなトラックが突っ込んでくるではありませんか。明らかに信号無視です。隣にいたアメリカ人は思わず「Good that you didn’t jump the gun!」と言いました。そうか、そういう使い方をするのかとMasaは感心しました。「jump the gun」には「銃を暴発させる」という元の意味から「早まった行動をする」とか「フライングする」という訳語があります。(ちなみにフライングとは和製英語です。)この信号の状況では「信号が青になったので飛び出す」という意味です。自分の信号だけみて青だからといってすぐ飛び出したら確実に死ぬところでした。銃社会のアメリカらしい「gun」を使った表現です。
2016年8月15日月曜日
外来語と中黒
一般に中国語以外の言語から来た外来語はカタカナで表記します。このとき元の言語の単語の切れ目に中黒を入れるか入れないかについて、日本語には決まりがありません。文科省の「外来語の表記」には「複合した語であることを示すための,つなぎの符号の用い方については,それぞれの分野の慣用に従うものとし,ここでは取決めを行わない。」と書いてあります。20世紀中は中黒が入っている外来語が今より多かったように記憶しています。中黒があると見た目が悪いのでしょうか。中黒を省略すると元の単語の切れ目が分からなくなるので、外国語の学習には向きません。映画の題名でいうと、インディペンデンス・デイには中黒が入っていて、マネーモンスターには入っていません。ベンチャービジネスもベンチャー・ビジネスとは書きません。例外は人の名前で、マイケル・ジャクソンは名と姓の間に中黒を入れます。本当は元の言語を意識して、単語の切れ目に例外なく中黒を入れた方が良いとMasaは思います。単語の数が増えると、中黒なしでどこで音を止めたら良いのかの判断が難しくなります。例えば文科省のサイトにある「スーパーグローバルハイスクール 」には中黒がないので、途中で息継ぎができません。昔の「スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール」にはちゃんと中黒があるので、元の英単語を意識して読むことができます。外来語に中黒は入れるべきだと思いませんか。ハイスクールも本当はハイ・スクールが良いと思います。中黒はつなぎ符号ではなく、単語の区切り符号と考えるのが自然です。
2016年8月9日火曜日
お持ち帰り
読売新聞にあるイギリス英語の表現[^1]だと、店内で食べるか持ち帰るかを訊く英語としてイギリスでは「Sit in or takeaway?」というそうです。アメリカ英語だと、これは「For here or to go?」となります。同じ英語でも国が違うと表現も変わるという好例ですね。ちなみにMasaはイギリス名物のFish & Chipsよりもアメリカ名物のHamburgerの方が好きです。
^1: http://www.yomiuri.co.jp/teen/english/teeneigo/20160728-OYT8T50060.html
^1: http://www.yomiuri.co.jp/teen/english/teeneigo/20160728-OYT8T50060.html
2016年8月1日月曜日
アクセントが命
英語はアクセントが命です。単語のどの部分を強く発音するかで英語として聞こえるかどうかが決まります。まずだいたいの英単語は最初の母音にアクセントがあります。だからLINEはラインであって、日本でよくいうラインではありません。MOBILEもモバイルであって、モバイルではありません。Pokemonも英語式にはポケモンと発音するので、日本式にケにアクセントを置くために、わざわざPokemonのeにアクセント記号を付けています。アクセントを間違えたら英語は通じません。アクセントを忘れたら、まず最初の母音にアクセントを置いてみましょう。ラテン語やフランス語から来た単語のアクセントは途中にある事が多いので、こうした例外的な発音は暗記します。子音や接頭語にアクセントはありません
2016年7月23日土曜日
英語学習の目的
なぜ英語を学ぶのか、それは収入を増やすためです。仕事で英語が使える人は、より収入の多い仕事を選ぶことができます。それに日本では人口が減っているので、海外と取引しなければ売り上げは増えません。英語はお金になるから学ぶのです。相互理解とか世界平和というのはお金の次に来る理由であって、最大の理由ではありません。仕事に使う英語のための学習のプロセスは確立しており、それなりに楽しく学ぶことも可能です。でも最低1000時間の努力と集中力が必要です。つまり英語は投資であって、その結果得られるものは人により異なります。
2016年7月16日土曜日
お勧めの新書
日本からアメリカへもどる飛行機の中で読んだ本がお勧めなので、ご紹介します。題名は「本物の英語力」、著者は「鳥飼玖美子」で講談社現代新書2353です。ISBNは右のリンクからご覧下さい。まず冒頭の「英語格差」は収入格差に直結しており、他国と較べて日本の平均収入が増えない理由でもあります。次に第12講の「英語を書く」という部分が特に秀逸で、日本語の論理構成(もしくはその欠如)と比較した英語の論理構成は、ほとんどの日本人が誤解している部分だと思います。英語を話す時もこの論理構成が必要なので、ここを読むだけでもこの本を買う価値があります。最後に第15講の「英語学習は未知との格闘」という部分も同感です。「仕事に使う英語」を教えているMasaは、この本を読んで大いに勇気づけられました。なお出版社が付けたオビにある「英語なんて簡単だ!」という文句は本の中には書いてないので、ただの宣伝文句だと思って無視しましょう。
2016年7月5日火曜日
アナザーストーリーズ
NHKの番組名に「アナザーストーリーズ」というものがあります。ストーリーが複数形になっている所に引っかかりました。アナザーというのは元はan otherなので、その後には名詞の単数形が続きます。つまりanother storiesという英語表現はありません。天下のNHKが使う番組名としては問題です。間違った表現を覚えないようにしてくださいね。Masaとしては「アナザーストーリー」という番組名で良かったのに、と思います。
2016年7月2日土曜日
なんじゃこりゃ
いま東京にいます。山手線に乗ってたところ、別の路線で急病人が出て遅れが出てるということで、車両の液晶テレビに日本語と英語で説明がありました。その英語が「なんじゃこりゃ」というお話です。まずLineとしてJoban Lineというのは冗長ではあるものの、表現としては良いでしょう。Jobanだけでも十分です。次のDirectionはInbound lineとなっていて、多分「のぼり」という事を言いたいのだと思います。ここもlineは不要です。英語式には路線の終着駅名を使って、For Nipporiとするのが普通です。その次のStatusはDelayとなっていて、ここから明らかにヘンになってます。Statusを表すのは形容詞なので、ここはDelayedとするのが正しい表現です。そして極めつけは最後のCauseです。なんとPerson Reliefとなっています。これはまったく意味不明な英語表現です。Person Reliefを検索してみれば、こんな表現が世の中にないことぐらいすぐ分かります。急病人が原因なので、これはA Medical Emergencyが普通です。和文英訳で世の中にない英語表現を作りだしても、外国人に通じなければ意味がありません。運行にまつわる既存の英語表現をちゃんと調べてから使ってください、と言いたいところです。成田空港に行って運行情報の掲示板を見れば分かります。
2019年11月26日追記
JR EastにDelayについて問い合わせたところ、次のような解答をいただきました。
「弊社にて配信しております各言語につきましては、複数の機関において日本人、外国人双方でネイティブチェックを含め、確認を行った後に配信しております。今回ご投稿を頂きました山手線内ディスプレイにおける英語での運行情報につきましては、日本語の文章形式とは異なり表形式でのご案内を行っていることから、「Delay」がでも問題が無いとの認識でございます。これが文章形式でのご案内を行う場合は、お客さまの仰るとおり「Delayed」となります。 貴重なご意見をありがとうございました。多言語でのご案内は今後非常に多くなっていくことと思いますので、特に訪日外国人のお客さまに対して分かりやすい表現でのご案内に努めてまいります。」
JR EastにDelayについて問い合わせたところ、次のような解答をいただきました。
「弊社にて配信しております各言語につきましては、複数の機関において日本人、外国人双方でネイティブチェックを含め、確認を行った後に配信しております。今回ご投稿を頂きました山手線内ディスプレイにおける英語での運行情報につきましては、日本語の文章形式とは異なり表形式でのご案内を行っていることから、「Delay」がでも問題が無いとの認識でございます。これが文章形式でのご案内を行う場合は、お客さまの仰るとおり「Delayed」となります。 貴重なご意見をありがとうございました。多言語でのご案内は今後非常に多くなっていくことと思いますので、特に訪日外国人のお客さまに対して分かりやすい表現でのご案内に努めてまいります。」
2016年6月16日木曜日
インド人と英語
インドでは英語が公用語とはいえ、ヒンディー語やベンガル語など土着の言葉がたくさんあります。会社でも出身地が同じインド人同士は、当人にしか通じない地元の言葉でしゃべっています。教育のあるインド人ほど英語が上手なのは当然としても、英語に対するインド人の気持ちは複雑なものがあります。イギリスによる植民地支配の置き土産が英語なので、彼らの祖父母の時代には英語は敵の言葉でした。今でも古い世代の人は英語が好きではないそうです。公用語として便利だから使うけど、決して土着の言葉を忘れたわけではないというのがインドの現状です。またご存じのようにインドはIT教育に力を入れています。その結果シリコン・バレーの会社に勤めるインド人の割合は、今や中国人を抜いて第一位になっています。インド人と中国人のエンジニア抜きには語れないのが今のシリコン・バレーです。
2016年6月5日日曜日
イギリスの婉曲英語
リンク先[^1]は2013/9/1に掲載されたイギリスの記事です。イギリス人が自分たちの婉曲表現を解説したもので、これを見るとアメリカ英語の方が単純だなぁと思います。アメリカは移民の多い国なので、英語で育っていない人に不明な回りくどい表現や婉曲表現を避ける傾向があります。イギリス英語の婉曲表現と京都の言い回しを比較した日本の記事[^2]も面白いと思いました。Quiteがイギリスとアメリカで正反対の意味になるとは驚きです。同じ英語でもイギリスとアメリカでは別物ですね。
^1: http://www.dailymail.co.uk/news/article-2408583/From-bad-quite-good-trait-polite-stops-saying-really-mean.html
^2: http://bylines.news.yahoo.co.jp/onomasahiro/20160605-00058474/
^1: http://www.dailymail.co.uk/news/article-2408583/From-bad-quite-good-trait-polite-stops-saying-really-mean.html
^2: http://bylines.news.yahoo.co.jp/onomasahiro/20160605-00058474/
2016年5月23日月曜日
Wikipediaの活用
インターネット上の百科事典として有名なWikipediaは多言語対応なので、同じ項目を日本語と英語の両方で読むことができます。(言語を切り替えるには、ページの左にある言語の名前を選びます。)これを利用すれば、ある項目を日本語と英語で読んで比較するという学習ができます。項目としては、あまり国によって差がでない科学や現代の歴史がおすすめです。記事によっては英語の内容を日本語に翻訳しただけ、という場合もあります。それでも無料の教材としては十分です。一度内容を日本語で理解してから、英語で頭から順に読んで翻訳せずに直接理解するという練習ができます。書き言葉としての英語表現をWikipediaで学ぶには、自分の知りたい項目を深掘りするのがオススメです。
2016年5月7日土曜日
自動翻訳の限界
AIの専門家はわりと言語の自動翻訳に楽観的です。確かに分野を限れば、ないよりマシという程度にはなっています。でもそこには本質的な問題がふたつあります。ひとつは誤訳に対して誰が責任を取るのかという問題、もうひとつは自動翻訳が入ると会話が間延びするという問題です。AIによる自動翻訳では、蓄積した知識の量と質により翻訳の結果が異なります。グーグルとアップルとマイクロソフトが英語を翻訳すれば、3通りの違った日本語になります。さて、この場合どれが正しいのでしょう。翻訳前後の両方の言語に詳しい人が見れば、おそらくどれが正しいかすぐ分かります。でも自動翻訳を使う人は、どちらか一方の言語には詳しくありません。すると誤訳であっても利用者には分かりません。ところが自動翻訳を使う人にはその使用責任があるので、商談に自動翻訳を使うのは危険です。次の問題である「会話が間延びする」というのは人間が翻訳しても生じます。自動翻訳で同時通訳が可能になったとしても、間延びは避けられません。会話のリズムが失われるので、話しづらいという状況になります。これは翻訳そのものの問題でもあるので、自動翻訳が言語習得のかわりになる日は来ません。例えば日本語を上手に話すアメリカ人の営業マンと、英語を話すけど自動翻訳に頼っているアメリカ人の営業マンとでは、日本人のお客はどちらと取引したいでしょうか。
2016年4月23日土曜日
一石二鳥
小学生の授業時間が足りないという話をよく聞きます。確かにアメリカと比較すると日本には音楽や図工という科目があり、そのうえ今度は英語なので時間が足りないのも当然です。そうした日本で授業時間をやりくりするには、音楽や図工を英語で教えるというアイデアがあります。もともと言葉は使いながら学ぶのが一番です。日本語だって国語の時間だけでなく、社会や道徳の時間にも使っています。それなら音楽や図工の時間に英語を使えば、授業時間を増やさずに英語の授業ができます。英語と日本語の両方を使う授業でかまいません。
2016年4月15日金曜日
パーティーの会話
ワイン片手に雑談にふけるようなパーティーで英語を話す時は、回りの話に自分を合わせるだけではいけません。時には先手をとって自分の得意な話題に持ち込み、会話をリードする事も必要です。そうしないと聞き手の印象に残りません。こうしたパーティーでは新たな知り合いを作るのが目的なので、ただ回りの話に相づちを打っているだけだと、誰にも名前を覚えてもらえません。ではどんな話題が良いでしょうか。それは自分の得意分野によります。例えば音楽が好きなら最近のコンサートに行った話とか、旅行が好きなら面白い国にいった話などが好まれます。もっと身近な話題なら寿司の美味しい店とか、新しいラーメン店の話も盛り上がります。大事な事は自分の得意な話題で、かつ回りの人にも役立ちそうな話題を普段からネタとして仕込んでおくことです。最近視た映画の話やテレビ番組も食いつきが良い話題です。スポーツは好みが分かれるので当たる時と外れる時があります。ただしたとえ外れても、黙っているよりは話題を提供する方が人の印象に残ります。失敗談も結末が笑える話なら盛り上がります。
2016年3月26日土曜日
無料相談始めました
英語でお悩みの方へ。Masaはこのたび無料相談を始めました。シリコン・バレーにお住まいの方なら直接会うことができますし、日本の方ですとスカイプで話すか、またはメールで英語練習のご相談を承ります。まずは右のアドレスまでメールでお知らせください。日本の英語教育を受けたMasaは、日本人がなぜ英語下手なのかよく分かります。ちょっとした勘違いの積み重ねがあなたの英語嫌いの原因です。教養としての英語ではなく、仕事や生活に必要な道具としての英語を身に付ける方法を無料で教えます。
2016年3月20日日曜日
子供の英語
日本人が学校で学ぶ英語はほぼ大人の英語です。ところが英語を話す国には、子供しか使わない単語や表現があります。例えば大人なら「お手洗いに行く・I go to the bathroom」と言うところを、子供は「おしっこ・I got to pee」と言います。例えばフォレスト・ガンプというアメリカ映画にこの「I got to pee」が出てきます。主人公のフォレスト・ガンプが使う子供っぽい英語表現です。大人はあまり「pee」という単語を使わないので、マサもアメリカで子供を育てるまでは知りませんでした。ちなみに大きい方は「poop」です。これも大人だともっと無機的に「BM・bowel movement」と表現します。
2016年3月1日火曜日
練習を続ける
アメリカ映画界はアカデミー賞の季節です。皆さんは英語の映画を使った練習を続けていますか。本を読むだけでは英語は上達しません。でも英語はスポーツと同じで、練習すればするほど上手くなります。英語の映画を使った練習方法はこのサイトで何度も取り上げました。英語の字幕を見て意味を理解する、字幕を見ながら同じ速さで英語のセリフを真似する、さらに字幕を消して音だけに集中して英語のセリフを真似するという三段階方式です。まず去年のアカデミー賞の候補になった映画をレンタルして練習しましょう。本を読んでサッカーが上手くなる人がいないように、本を読んで英語が上手くなる人はいません。ただひたすら英語の表現を身に付ける練習をするだけです。その中でも特に映画を使った練習は一人でも楽しみながらできます。
2016年2月27日土曜日
テンション
日本人が間違える外来語のひとつに「テンション」があります。「テンションを上げる」という表現もあるくらいで、「気分を盛り上げる」とか「やる気を出す」という意味に使います。でも「テンション」に「気分」とか「やる気」という意味はありません。もし「大事な試験なので緊張している」を英訳するなら、「I am nervous for my important test」あたりが妥当な表現となります。さらに High-tension steel は「やる気まんまんのハガネ」ではなく、自動車に使う高張力鋼です。日本語英語の「テンション」を正しい英語に置き換えるなら、おそらく motivation が適切でしょう。
2016年2月17日水曜日
アピール
今日グーグルから、このサイトがフィッシングの疑いありという通知がメールで届き、管理者であるマサはびっくりしました。確かに手元のクローム・ブラウザで www.efite.jp に行くと赤い警告画面になるじゃないですか! さっそくグーグルに対してアピールの手続きをしました。Appealというのはスポーツなどで審判の判定に異議を申し立てる時に使う動詞です。法律用語としては「控訴する」という意味もあります。どこの何をもってそう判断したのか、これからグーグルに問い合わせてみます。
2016年2月20日追記
アピールが効いたようで、警告画面はなくなりました。でもグーグルからは何の連絡もありません。まあおそらくフィッシングかどうかを判定するロボットのバグが原因ではないかと思っています。とりあえず一件落着です。
2016年2月20日追記
アピールが効いたようで、警告画面はなくなりました。でもグーグルからは何の連絡もありません。まあおそらくフィッシングかどうかを判定するロボットのバグが原因ではないかと思っています。とりあえず一件落着です。
2016年2月7日日曜日
仕事の道具
皆さんは英語を何のために学ぶのでしょう?マサは仕事の道具として英語を学びました。アメリカで大学院を卒業したあと生きていくためには英語で仕事しなければなりません。仕事の道具として英語を学ぶのは、ある意味当然の事でした。ところが自分のかつての英語勉強を振り返ってみると、英語を仕事の道具として教わった経験はありません。英語を勉強する目的は単にテストで高得点を取るためで、その先がありませんでした。おまけにマサは高校のとき早稲田の附属校にいたものですから、大学入試もなく社会人になるまで英語の必要性はゼロでした。外資系の企業に入って初めて仕事で英語を使うことになり、その時初めて英語を学ぶ目的がハッキリしたのです。皆さんも似たような経験をお持ちではないでしょうか。仕事の道具としての英語を教えられる先生は日本にあまりいません。英語を使って仕事した経験のある日本人の先生がどれだけいるかを考えれば、これは仕方のない事です。教養としてではなく、またテスト勉強のためでもなく、仕事で使う道具としての英語を学ぶのは意外と簡単です。ただし、集中して毎日練習する必要があります。
2016年1月21日木曜日
ペーパーテスト
英語にまつわる最大の誤解は「英語は文法と単語の意味と発音を知っていれば使える」であり、マサも長い間そう思っていました。でもこれではペーパーテストにしか役立ちません。この上でさらに大切なのは、文脈に応じた適切な英語表現を覚えておくことです。言葉は音から入ります。会話が一番大切な言葉の使い方です。もし適切な英語表現を知らなければ、いつも英文和訳・和文英訳をしなければなりません。すると時間がかかるのでちっとも会話になりません。英語を仕事の道具として使うには、知っている英語表現の引き出しをたくさん持っている必要があります。ペーパーテストに役立つ勉強と、仕事の道具として使うための練習は違います。マサが皆さんに伝えているのは、知っている英語表現を楽に増やす方法です。
2016年1月13日水曜日
なぜ公立学校で英語を学ぶのが難しいのか
それは英語の時間しか英語を使わないからです。それにクラスの人数も多すぎます。日本語なら国語の時間以外にも算数、理科、社会、体育、音楽、図工などで使っています。朝から晩まで日本語に囲まれています。ところが英語は英語の時間しか使いません。これでは学校で英語の表現を学ぶのはまず無理です。授業で文法、単語、発音は断片的に覚える事ができても、それらを使うための練習の場がありません。そこで例えば算数と理科は英語で教えるという方法があります。これは私立学校なら可能でしょう。インターナショナル・スクールみたいなものです。大学受験も科目によっては英語でも受けられるようにすると良いでしょう。そこまでしないと、学校で英語を学んだだけで仕事に使えるレベルになるのは期待できません。でもそうした英語での授業ができる先生は日本には少ないので、まず大学で少数の専門科目を英語で教えるのが現実的です。
2016年1月3日日曜日
俳優の英語
日本でも公開されたスターウォーズの映画「The Force Awakens」に登場した俳優のインタビュー[^1]をYouTubeで見つけました。映画を視た人にはちょうど良い教材なので、まず英語字幕なしでこれを視てどのくらい英語が分かるか試してみませんか。セリフではない生の英語を話す俳優のインタビューにはその人らしさが出るので、役を演じている時とは違う別の面を発見できると思います。またアメリカ英語とイギリス英語の発音の違いも良く出ているインタビューです。ただし、英語字幕には所々に明らかな間違いがあるので、この字幕はあまり参考になりません。
^1: https://www.youtube.com/watch?v=MjWHpwihkZw
^1: https://www.youtube.com/watch?v=MjWHpwihkZw
2015年12月26日土曜日
ホームページ
日本で誤解されている言葉のひとつがホームページです。これは本来ブラウザを立ち上げた時に最初に表示するページのことで、最初にいる場所としてホームという言葉を使っています。ところが日本だとこれは企業や個人の持っているインターネット上のページを差す言葉になっています。こうしたページは英語ではWeb Pageと言うので、それをHome Pageと呼ぶと誤解を招きます。日本にインターネットが普及する過程で、ウェブページがいつのまにかホームページに変わってしまいました。もし皆さんが英語で自分のページを説明する時は、My home pageではなくMy web pageと言うのが正解です。
2016年2月26日追記
英語でもサイトに行って最初に出るページの事を home page と呼ぶ人がいると気付きました。マサはこれをトップページと呼んでいます。こうなると、インターネット上のページとしてホームページと言ってもあながち間違いではないですね。
2016年2月26日追記
英語でもサイトに行って最初に出るページの事を home page と呼ぶ人がいると気付きました。マサはこれをトップページと呼んでいます。こうなると、インターネット上のページとしてホームページと言ってもあながち間違いではないですね。
2015年12月18日金曜日
中学英語で仕事はムリ
先日「中学生英語でビジネスを乗り切るには」という広告文句を見かけました。実はこの手の売り込みには要注意です。というのも中学英語で仕事はまずムリだからです。中学校で英語を毎週5時間学ぶとすると、その授業時間は休みを除く中学三年間で、3年かける5時間かける45週で675時間です。675時間を16時間で割ると42日です。つまり42日だけ英語を学んで、いったいどれだけの英語力が得られるかという話です。中学英語で英語国に乗り込むと英語力不足のため相手になめられます。ビジネスの交渉などまったくムリです。マサが15年前に働いていたアメリカの会社で、日本担当の部長なのに英語で議論ができないため、アメリカ人の同僚に相手にされていない日本人を見かけたことがあります。中学英語ではケガをするだけなので、そういう人は最初だけでもお金を出して信頼できる通訳を雇いましょう。
2015年12月10日木曜日
挨拶から文化を学ぶ
言葉とは表現であり、その表すものは人の生き方です。そこで言葉を学ぶと、その言葉を話す人たちの文化を同時に学ぶことになります。日本語には英語にできない表現があり、また逆に英語には日本語にできない表現があります。こうした表現はむりに翻訳するかわりに、ないという喪失感を忘れなければいいのです。たとえば日本語の「お疲れさま」という表現は英語にはありません。「お疲れさま」は挨拶としてメールの最初に使うこともあれば、別れの言葉として最後に使うこともあります。英語にこれに相当する表現がないのは、こうした挨拶をする文化がないからです。最初に「お疲れさま」と挨拶するもの考えてみればヘンな話で、相手が疲れているかどうかに関わらず乱用されています。英語だと「How are you?」となるので、相手が疲れているとは断定しません。また別れの挨拶として英語だと「See you」とか「Have a nice evening」となるので、相手の労をねぎらうという「上から目線」の挨拶は普通やりません。どちらが良いか悪いかではなく、文化の違いを無視して言葉を翻訳すると不自然な表現になる、という例です。
2015年12月2日水曜日
防御率
プロ野球の投手を評価する数字のひとつに防御率があります。英語で言うとEarned Run Average (ERA)なので、防御率というのは明らかに誤訳です。その投手が1試合9イニングを投げたとして、平均でどれだけの自責点を被ったかという数値です。もし1イニングだけ投げて、自責点が1点だとしましょう。するともしこのまま9イニング投げると自責点が9点になる計算なので、防御率は9となります。防御率という名前に反して、数字が大きいほど投手としては評価が低くなります。おそらく正しい日本語訳は自責率です。どうして防御率と呼ぶのか不思議ですね。サッカーのゴールキーパーにも防御率という数字があって、その英語はGoals Against Average (GAA)です。これも素直に訳せば失点率となります。自責率と失点率にはどちらにも損失の意味合いがあるので、あえて防御(し損ねた)率という意味なのでしょうか。
2015年11月26日木曜日
個人専門
筆者は英語練習のコーチです。お客様は個人のみで、法人はやっておりません。理由は簡単で、法人の場合は効率が悪いからです。会社からお金を出してもらって練習するのではなく、自分でお金を払って来てくれる人が対象です。そうした人はやる気が違います。なぜ英語を使えるようになりたいのか目的がはっきりしているので、コーチもやりがいがあります。同じ時間を使ってよりたくさんの練習ができます。それに法人はスポンサーに対して進み具合を報告する必要があり、練習には役立たない無駄な時間を使わなくてはなりません。個人のお客さまでも最初の面接で英語を練習する目的をお聞きします。もしこれが曖昧で目標とするレベルや期日がない場合は、こちらからお断りする場合もあります。
2015年11月14日土曜日
母と子の英語教室
子供に英語を習わせたい親は多いので、母(もしくは父)と子供のセットで一緒に英語を習うというアイデアを昔から持っています。英会話は相手がいないとつまらないので、親子で練習すれば子供もやる気になるのではと期待しています。ただし親に中学卒業程度の英語の知識があることが前提です。最初はDVDを使って英語の歌やアニメから入ります。字幕があれば親は歌やセリフの意味が分かるので、子供が映像を視て意味がどうしても分からない時だけ親が日本語を使って意味を教えます。それ以外ではすべて英語で会話します。意味がだいたい分かったら、親と子で登場人物の誰のマネをするかを決めてシャドウ・スピーキングをします。まちがっていてもいいから、ひたすら聞いたとおりに発声します。これを何度も繰り返すことで耳が慣れて会話力が上達します。時間を決めてこの練習中はなるべく英語だけを話します。子供の好きなDVDを選んで何度も練習するのがコツです。子供の方が発音の上達は速いので、親もうかうかしていられません。言葉は音から入るのが基本です。
2015年11月8日日曜日
映画の英語
生き生きとした会話が必要な映画にはよくスラング(slang)が登場します。スラング、つまり俗語とか符丁と呼ばれる言葉です。現代社会を映した映画だと会話の半分はスラングなんてこともあります。こうした言葉は新しすぎるか下品だという理由で一般の辞書には載っていないので、インターネットで検索しないと意味が分かりません。初心者はこうしたスラングを含まない、デイズニーのアニメ映画などを使って英語の練習を始めると成功します。スラングは中級以上の人が知っていればよく、知っていてもあえて仕事の会話に混ぜる必要はありません。イディオム(idiom)は辞書に載っている表現、スラングは一般の辞書に載っていない表現です。スラングは若者言葉に多いので、大人が仕事で使うには不適切な場合が多々あります。犯罪や性に関する表現が多いのもスラングの特徴です。アメリカでスラングを多用すると教養のない人間と誤解されますので、ご注意を。
2015年10月22日木曜日
ケベックに行ってきました
カナダの東の端にあるケベックに行ってきました。カナダと言えば英語を話す国と思いきや、ここケベックではフランス語が公用語となっていて、英語は観光客ぐらいしか話しません。もともとフランスの植民地であり、英国の軍隊と何度も戦った歴史があります。英語は学校で教えているものの、フランス語のアクセントのせいで現地の人の英語の発音はフワフワしています。一つの国なのに英語とフランス語の両方を使うのがカナダです。ケベックの悩みは、せっかく外国から移民を受け入れてもフランス語より英語が得意な人が多いので、そうした移民がケベックに残らず他の州に出て行ってしまう事だそうです。
2015年10月2日金曜日
途中であきらめない
英語を話すときは途中であきらめてはいけません。ちょうど良い単語を忘れたとか、うまい表現が思いつかないという場合は、とにかく似た意味の単語や英語表現、あるいは身体言語まで使って自分の想いを表現します。必死になって表現することで少なくとも相手に「伝えたい」という気持ちだけは伝わります。こうなると相手もその気持ちに答えたくなって、適切な単語や表現を「あなたが伝えたいことはこれか」という気持ちで投げかけてきます。同じ人間なので、熱意があればだいたいの想いは伝わります。熱意こそが意思疎通のカギです。いわゆるコミュニケーション(共意)能力を増やすには、普段から熱意をもって言葉を話す練習をします。メールやSNSのかわりに、生身の人間として他の人と目を見て話すと良い練習になります。
2015年9月24日木曜日
英語感覚
子供の頃から英語を使う環境で育った人は、どんな英語表現が正しいかを理屈抜きで感覚的に知っています。これは英語を日本語に置き換えて考えれば日本人にも良く分かります。例えば日本語の主語を表す助詞「が」と「は」の違いを言える人はあまりいません。「私が社長です」と「私は社長です」の違いは何でしょうか。日本人なら日本語感覚で文脈に応じて自然と使い分けできるのに、あえてその差を外国人に英語で説明しようとすると困る人が多いでしょう。「私が社長です」は英語なら「I am the president」と社長に定冠詞を付けます。「私は社長です」なら「I am a president」と不定冠詞になります。この違いを決めるのが語感で、日本語感覚と同じく英語にも英語感覚があります。この感覚は理屈で覚えるのではなく練習して体で覚えます。文脈に応じた英語表現を覚えるには英語のドラマを視るのが一番です。人は覚えている表現の範囲内でしか表現できません。皆が知っている陳腐な表現だからこそ、たくさんの人に分かってもらえるのです。短時間で英語感覚を身に付けるには、子供のように人の英語をそっくりマネするのが近道です。
2015年9月18日金曜日
2015年9月8日火曜日
日本に開発拠点
最近のニュースで言うと、アップルが横浜に技術研究開発拠点を設立するそうです。またツイッターも日本に開発拠点を設けて日本でサービス開発を始めるそうです。こういう形でアメリカのIT企業が日本に開発拠点を設けてエンジニアを雇ってくれると、日本にいながらアメリカ流の仕事のやり方を学ぶことができます。もちろん単に技術を知っているだけではダメで、一流のプログラミングができるとか、目を見て人とちゃんと話ができるという能力も必要です。さらに英語も仕事の道具として使えなければいけないので、日本人のエンジニアでこの条件を満たす人は少ないでしょう。むしろ日本にいる中国人やインド人の方が有利です。うかうかしていると、日本人エンジニアはこうした好待遇の仕事を逃してしまいます。おそらく日本の倍の給料はもらえる仕事なので、日本のエンジニア諸氏には果敢にチャレンジしてほしいと思います。
2015年9月1日火曜日
家のリモデル
間違えやすいカタカナ英語のひとつがリフォームです。日本だと家の改築のことをリフォームと呼びます。でもアメリカだと家の改築はリモデルといいます。ReformではなくRemodelです。英語のReformには改革や改心という意味があり、制度や生き方に対して使います。その一方でモデルには形を造るという意味があるので、家の形を再び造るという意味でリモデルと言います。アメリカでも部屋数を増やしたり、古くなった水回りを最新の設備に変える改築は家の市場価値を上げるので人気があります。窓を二重にして断熱を良くするのも最近の流行です。
2015年8月29日土曜日
携帯向け表示
このサイトのログを見ると、利用者のほぼ25%が携帯からです。iPhoneやAndroidだとPC向けの表示でも問題ないので、携帯向けとPC向けの表示を同じにしました。こうすることで携帯利用者にも右側の各種リンクを見ていただけます。今まで携帯向けには本文のみの表示だったので、アプリへのリンクを表示できませんでした。携帯の画面も大型化したので、PC向けの表示でも携帯で十分読めると判断しました。携帯利用者の皆さん、今までご不便をおかけして済みませんでした。
2015年8月22日土曜日
英語教育の基本
英語教育も日本語教育も基本は同じです。日本語教育とは国語ですね。国語の時間に先生は何をしていますか。日本語で話して生徒に日本語で答えさせます。日本語の文章を読み日本語で授業をします。英語教育でも同じです。英語で話して生徒に英語で答えさせます。英語の文章を読み英語で授業します。これができる人が英語教師です。中学ではまだ生徒にそれだけの力がないので、英語で授業をするのは高校からです。中学では文法を日本語で学び、英語の歴史とフォニックスを覚えます。英語のアニメを視て英語表現をカタマリとして記憶します。英語の歌も発音の練習になります。ペーパーテストで高得点を取るのが英語教育の目的ではありません。英語で自分の思いを相手に伝えるのが目的です。英語を話す事が楽しいという経験を生徒に持たせることができれば、その授業は成功です。
2015年8月13日木曜日
生徒発話時間
筆者がTEFL(Teaching English as a Foreign Language)のトレーニングでたたき込まれたのは、生徒発話時間(Student Speaking Time)の重要性です。この時間をなるべく多く取る授業が良い授業なので、逆に先生発話時間(Teacher Speaking Time)はなるべく少なくします。そのためひとクラスで生徒は4人までにして、生徒が英語を話す時間を多くする授業計画を立てました。当然この方法は日本のようにひとクラスに生徒が40人もいる学校では使えません。日本でも英会話学校だと生徒発話時間を多く取るような授業をしていると思います。生徒はなかなか英語をしゃべらないので、先生は辛抱強く生徒が英語を話す状況に慣れるまで待ちます。せっかちな先生だと生徒が話すべきことを先生が先回りして言ってしまい、生徒発話時間を減らしてしまいます。先生がネイティブだと特にそうなりがちで、こうなると生徒は受け身になってしまいます。自分の言いたいことを英語で言うのが最上の練習であり、受け身の練習では上達しません。
2015年8月1日土曜日
時間数の違い
日本の子供が小学校修了までに日本語で育つ時間は、2歳から12歳の10年だけ取っても、10年かける16時間かける365日で58,400時間です。これにくらべて中学校で英語を毎週5時間学ぶとすると、その授業時間は休みを除く中学三年間で、3年かける5時間かける45週で675時間です。つまり小学六年生の日本語のレベルに到達するのには58,400時間かけているのに、中学三年間で英語には675時間しかかけていません。675時間を16時間で割ると42日です。つまり42日だけ英語で育っていったいどれだけの英語力が得られるかという話です。よく中学で三年間も英語を学ぶと言っても、実質42日分しか授業時間はないので、かなり密度の濃い授業でないと日本語にかけた時間には及びません。高校でさらに3年、大学で2年を足して合計8年です。でも大学生の英語力は12歳の子供の日本語力にかないません。かける時間がまったく違うので、日本語を学ぶのと同じペースでは全然追いつきません。そこで大事なのが、日本語の知識を利用して英語を学ぶという方法です。これは基礎を日本語で学び、その先は英語表現を英語で学ぶという方法です。日本語を母国語とする人は、だいだい日本語力の半分の英語力が得られれば良しとします。またそれだけあれば仕事で英語を不自由なく使えます。時間をかけずに英語力を上げるには、最初から普通の英語の速さで英語を聴きます。寝ぼけ頭で英語を聴くのも効果があります。知らない単語は聞き取れないので、英語字幕に知らない単語が出たら必ずその場で辞書を引いて意味と発音を覚えます。詳しくは右の電子書籍をお読みください。
2015年7月25日土曜日
教養としての英語
最近読んだ本[^1]に面白い指摘がありました。義務教育で英語を教える事にした時、当時の日本ではほとんどの人が英語を話す必要がありませんでした。今から60年ぐらい前の話です。ところが義務教育ですから、すべての人に同じレベルの教育を受けさせる必要があります。そこで文部省が編み出したのが「教養としての英語」です。英米文学作品を読むという方法で英語を学び、教養としての英語を義務教育としたのです。教養なので「英語での読み書き」を全員が学びます。英語を話す必要がある人は少数なので、その人たちは英会話学校に行くことにしました。今でもそうした考え方で育った英語教師が教育の中心にいるので、急に「会話重視」と言われても困ります。それにクラスに40人も生徒がいたら、とうてい会話の練習などできません。下手な生徒どうしで英語で会話させても練習になりません。日本人が英語を話せない理由は昔の文部省の古い方針にあるのです。
^1: http://www.amazon.co.jp/dp/4327378216
^1: http://www.amazon.co.jp/dp/4327378216
2015年7月21日火曜日
高校の外国語
高校では英語は選択科目であるべきだと以前の記事に書きました。筆者は私立学校だったので高校では英語のほかにドイツ語を学びました。その後ドイツ語は仕事で使わなかったので、すっかり忘れてしまいました。でもドイツ語には英語と同じ単語があり、なるほどドイツ語は英語の祖先なのだと納得した覚えがあります。筆者の息子は高校でひとりがスペイン語、もうひとりが中国語を学びました。アメリカの高校なので他の選択肢はフランス語とドイツ語と日本語があります。でも日本語はもう十分できるので、カリフォルニアでよく使うスペイン語とアジアでよく使う中国語を選びました。日本の公立高校でも外国語は英語だけでなく中国語や韓国語、ロシア語などを選択できると日本の将来に役立つでしょう。私立高校ならすでに可能だと思います。このブログの趣旨から外れますけど、もし外国語をひとつ選ぶとすれば英語の次に大事なのは中国語(北京語)です。日本は漢字を使う国なので、中国語は英語よりも日本人向きです。
2015年7月18日土曜日
英語教育の矛盾
日本の英語教育には多くの矛盾があります。まず目的に建前と本音があり、話せる英語が建前で大学受験に受かる英語が本音です。文科省は産業界の意向を受けて話せる英語に方針を変えつつあります。でも半分の公立校教師はまともに英語を話せないので、学校でALTを雇います。海外で英語を使って暮らした事のある教師は少なく、英語でビジネスをした教師となるとごくわずかです。そうした教師に「英語で英語を教えろ」という文科省も現実を無視しています。そのため犠牲になるのはいつも生徒たちです。高校の英語は必須科目ではなく選択科目であるべきで、一生英語を必要としない人もいるのに英語について全員を同じレベル(しかも低い)に教育するのはお金の無駄です。さらにひとクラス40人もいたらまともな英語の授業などできません。50分授業のうち20分を会話にあてるとしても、ひとりあたり最大30秒しか話す時間を取れません。そもそも英語を知らない人に英語で英語の文法を説明するのは無理です。第2言語としての英語を学ぶには第1言語である日本語の知識を利用するので、日本語が下手だと英語は上手にはなりません。公立小学校で英語を学ぶ必要はなく、公立中学でしっかり英語の基礎を日本語で学べば十分です。文法、単語、発音という基礎の上に会話があります。ただし、英文和訳や和文英訳は会話には役立たないので、高校では英語表現を英語で学ぶのが理想です。それができる教師は日本にはほとんどいないので、まずそうした教師を養成することから始めなければなりません。いっぽう大人には大人に適した英語教育があります。少人数クラス、1対1、あるいは独学でも英語は学ぶことができます。仕事で使う道具としての英語は練習量に比例して上手くなるので、どれだけの時間をかけるか、さらに効率良く楽しみながらできる練習方法を知っているかどうかがカギです。時間は1000時間、練習方法はまずアメリカ映画を英語音声と英語字幕で見てシャドーイングします。詳しくは右の電子書籍をお読みください。
2015年7月15日水曜日
IT英語iBooks版
「IT英語」にはiBooks版もあります。6月にリリースされたiOS 8.4からiPhoneでも読めるようになったので、せひお試しください。「IT英語」と検索すると最初に出てきます。なおアンドロイドの方はiBooksがありませんので、今まで通りアプリ版をお使いください。もちろんMac上のiBooksでも読むことが出来ます。
ノック・オン・ウッド
英語で書くとknock on woordつまり木の机や扉を拳骨でたたくという表現ですね。日本語に相当する言葉は「くわばら・くわばら」となります。災厄を避けるおまじない(jinx)です。冥王星に最接近したニュー・ホライゾンという探査機のニュース[^1]を視ていたら、この表現に出くわしました。アメリカ人の科学者といえどもジンクスには敏感です、同じ人間ですから。冥王星はアメリカ人が発見した最初の惑星だったので、デイズニーのアニメにも犬のプルートが出てきます。残念ながら冥王星は今や準惑星に格下げられているものの、アメリカ人はプルート、つまり冥王星に特別な思い入れがあります。この探査機のおかげで、太陽系の最も外側に位置する冥王星の話題がしばらく続くでしょう。日本人としてはチョットうらやましい話題です。
^1: http://www.space.com/29943-new-horizons-pluto-mission-superstitions.html
^1: http://www.space.com/29943-new-horizons-pluto-mission-superstitions.html
2015年6月27日土曜日
近未来の日本では
英語はできて当たり前の時代になります。よく、日本では英語を必要としないから英語が上手くならない、という意見を耳にしますね。これはいわばコインの表側を表しています。逆に英語が上手くないから英語を必要とする仕事に就かない、というのが同じコインの裏側です。鶏と玉子の関係とも言えます。ところが日本は観光で食べていく国になりつつあります。製造業の輸出が減った一方で、日本に観光に来る外国人は増えています。日本は治安が良く、食べ物が美味しい上、独自の文化を持つので観光に向いています。では日本に来る外国人の不満は何でしょうか。まず英語が通じないこと、無料のWifiがないこと、そして大都市のホテル代が高いことです。街のパン屋さんで英語が通じるでしょうか。コンビニはどうですか。食べ物はアレルギーの心配があるので、材料を知りたくなります。レストランで英語が通じるでしょうか。観光なら日本人全員にチャンスがあり、大企業が独占できる仕事ではありません。都会だけでなく田舎にもチャンスがあります。例えば台湾には雪が降らないので、北海道の雪は台湾人に人気です。近未来の日本は観光で食べていく国になり、英語ができれば確実に収入が増えます。実は今の日本にも英語が必要な仕事はたくさんあります。確かに日常生活で英語を使う場面はほとんどありません。でもそれは自分でそうした場面を避けているからで、探せば英語を使う状況はたくさんあります。例えば外国人観光客がよく来る店で働くとか、彼らに無料で観光案内をする、あるいは自分の家の部屋を外国人観光客に貸すなどです。1000時間練習すれば誰でも英語を仕事の道具として使えるようになります。通勤時間などを使って毎日3時間やれば1年でこのレベルになります。「日本では英語を必要としないから英語が上手くならない」という言い訳はもう通用しません。日本語ができる人は必ず英語もできるようになります。
2015年6月18日木曜日
話す力
英語で話す力、つまり発信力を高める練習には色々なものがあります。その中での筆者一押しの方法が「独り言を英語で言う」という方法です。筆者自身これで発信力を飛躍的に高めることができました。ふつう話す練習には話し相手が要ります。でも独り言なら相手はいりません。思いつくままに独り言を英語で言うというのがこの練習です。文章に書くと簡単に見えるものの、実際やってみると最初はまったく英語が出てこないでしょう。言いたい事ははっきりしているのに、それに相当する英語表現を知らないため英語がでてきません。最初は誰でもそうです。自分は言葉を習いたての子供だと思って、まず人の話す英語を丸ごと覚えて繰り返しましょう。これをたくさんやると独り言を英語で言えるようになります。大事なのは英語表現をカタマリで覚えることです。「視る、聴く、マネする」の次に「話す」ができます。
2015年6月6日土曜日
中3に英語テスト
文科省はそうとう学生の英語力に危機感をもっているようで、2019年度に全国の中学3年生を対象に英語のテストをする[^1]と言い出しました。この同じテストを中学の英語教師にも同時に受けてもらうと良いと思います。日本人が英語下手なのは英語教育が悪いからです。英語教育の目的を「仕事に使う英語」にしなかったため、英語教育は今でも教科書中心の「読み書き」から始まります。英語は座学ではなく使って体で覚える物です。小さい子には英語の歌を一緒に歌い、英語の絵本を読み聞かせます。英語でも「視る、聴く、マネする」から始めます。その次に「話す」が来て、最後に「読む、書く」を練習します。これは日本語を学ぶのと同じ順序です。
^1: http://mainichi.jp/select/news/20150605k0000e040208000c.html
^1: http://mainichi.jp/select/news/20150605k0000e040208000c.html
2015年5月24日日曜日
英語不要論
今でも時々巷の話題になるのが英語不要論です。普段英語で仕事していない人や英語を話す必要がない人にとって、英語が不要というのは当然です。では学校での勉強を除いて、一生で一度も英語を話す必要がない人は日本にどの位いるでしょうか。半分位ですか。統計的には年間で国民の10%に相当する人数が海外に行きます。すると残りの90%は日本にいるから英語を話す必要がないのでしょうか。そうではありませんね。日本にいても海外と取引する人、あるいは海外からの観光客を相手にする人などは英語が必要です。英語不要論を唱える人に英語が上手な人はいません。英語が上手な人は英語を使って活動するので、英語が不要だとは考えません。学校教育で英語を学ぶのは、大人になってから仕事で英語を必要とする可能性が高いからです。巷の英語不要論には「英語ができない人の自己弁護」が含まれている事があるので、その内容はじっくり吟味する必要があります。言語は才能ではなく努力の結果です。練習時間に比例して上手くなるのが言語です。
2015年5月13日水曜日
ボケとツッコミ
アメリカのコメディは一般に一人でやるものなので、二人でやる漫才はありません。いわゆるスタンドアップ・コメディアンという職業が日本のピン芸人に相当します。ボケとツッコミで笑わせる漫才はアメリカにないので、「ボケとツッコミ」に相当する英語表現もありません。「ボケる」という動詞なら「tell a joke」あるいは「crack a joke」で通じます。でも「ツッコむ」という動詞となると良い表現がありません。検索すると「feed one one's lines」という例があります。でもこれは今まで聞いたことがないし、英語表現として検索しても引っかかりません。おそらく「feed one a line」の間違いかと思います。「feed one a line」は、セリフを忘れた俳優にセリフを思い出すためのきっかけとなる言葉を与えることで、日本語の「ツッコむ」とは意味が違います。強いて言えば「talk back straight」(真面目に言い返す)が近いかなと思います。冗句には冗句を返すのがアメリカ式(Wボケ)なので、ツッコミは存在しないようです。
2015年5月2日土曜日
The Infinite Monkey Cage
これは上級者におすすめするポッドキャスト[^1]です。科学の話題を取り上げたラジオ番組で、イギリスのBBCが放送しています。Brian Coxという科学者の名前を聞いたことがありますか。同じくBBCが放送したWonders of the Universeというテレビ番組はご存じですか。このテレビ番組はDVD[^2]にもなっているので、英語と宇宙に興味のある人には最良の教材です。さて、このラジオ番組の方はもっとイギリス向きというか大人向きにできています。英語も速いし、イギリス独特のひねった冗句が多いので、はじめは何がおかしいのかすら分かりません。それでもじっと我慢して番組を3つぐらい聴くとイギリス英語の発音にも耳が慣れてきて、ようやくこの高尚な番組のおもしろさが分かってきます。コメディアンと科学者という組み合わせがこれほど面白いトークショウになるとは驚きです。理系の英語上級者向きです。
^1: https://itunes.apple.com/gb/podcast/the-infinite-monkey-cage/id343580439?mt=2
^2: http://www.amazon.co.jp/Wonders-Universe-DVD/dp/B004XKVPLG
^1: https://itunes.apple.com/gb/podcast/the-infinite-monkey-cage/id343580439?mt=2
^2: http://www.amazon.co.jp/Wonders-Universe-DVD/dp/B004XKVPLG
2015年4月29日水曜日
英語で英語表現を教える
文科省は日本の高校生の英語の出来が悪いと言っています[^1]。これはなぜでしょうか。一応高校までの勉強には大学受験という目的があります。でも少子化で大学が定員割れしている日本では、あまり英語を勉強しなくてもどこかの大学には入れます。それに公立高校の英語の「先生」は必ずしも英会話が得意ではありません。英語で仕事した経験がないので、仕事に使う道具としての英語を教えることができません。これは文科省が英語学習の目的を曖昧にしてきた結果です。今になって高校では英語で英語を教えろと言われても、それができる日本人の「先生」は少ししかいません。英語は中学で文法の基本を教えます。文法の基本とは「語順、時制、仮定法」です。英文法は日本語で教えるのが効果的です。高校でもやはり英文法は日本語で教えます。英語で教えるのは英語表現なので、文科省はどうしたら英語表現を効率よく学べるかを教師に教える必要があります。単にALTを採用すれば良いというものではなく、英語教師の育成からやり直す必要があります。英語が下手な英語教師では生徒は困ります。
^1: http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/special/CO015552/20150423-OYT8T50087.html
^1: http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/special/CO015552/20150423-OYT8T50087.html
2015年4月24日金曜日
3rd Anniversary
英語は教師から座学で学ぶ物ではなく、コーチの助けを得て練習し身に付けるものです。日本語なら母親がコーチとして子供の練習相手を務めます。でも英語ならどうでしょう。誰が練習相手を務めるのでしょうか。英語はスポーツと同じで練習量に比例して上達します。もし人間の練習相手がみつからない場合はスマホを使いましょう。Siriの言語を英語にすると本当に会話の練習になります。アンドロイドならEviです。
2015年4月14日火曜日
3年経ちました
このサイトを立ち上げてから3年です。固定費を減らすため無料のブログ・サービスを使い、日本のドメインを取得してURLに使っています。筆者の本職はソフトウェア・エンジニアです。アメリカでアメリカ企業に勤めているため、毎日英語で暮らしています。英語漬けで生きているので、英語で話す方が簡単と思う事もよくあります。もともと2011年の東日本大震災のあと、自分は日本に対して何ができるだろうか、何がしたいだろうかと考えたのがきっかけです。筆者の得意分野である情報技術(IT)の世界では英語が業界の公用語となっていて、シリコン・バレーには世界中から元気な若者が集まってきます。ここで圧倒的に不利なのが日本です。英語が苦手なため、企業としてアメリカに来ても現地の人を使いこなせません。英語を仕事の道具として使うために必要な練習は簡単です。ところが日本の「先生」は必ずしも英語で仕事した経験があるとは限らず、翻訳技術しか知らないという人が大部分です。翻訳は英語で仕事する上で物の役に立ちません。なぜなら英語で会話する時に、いちいち翻訳していたら間に合わないからです。英語を英語のまま理解し想いを素直に英語で表現するには、とても効果的な練習方法があります。筆者はその方法を広める努力をこれからも続けるつもりです。
2015年4月8日水曜日
BBC ワールド・ニュース
ギリシャに行ってきました。アテネだとテレビの地上波で広告付きでBBC ワールド・ニュースを視聴できる事が分かり、とてもうらやましいと思いました。日本では東京でも無料で24時間視聴できる英語のニュースがありません。これがあると英語を聴く練習にすごく役立ちます。時事問題を取り上げるので仕事にも応用できます。もちろんケーブル・テレビなら日本でも可能です。ギリシャは観光立国なので英語は小学生から学びます。中学になるとそれにもうひとつ外国語を学びます。最近はイタリア語やドイツ語に加えてロシア語が人気だそうです。
2015年3月1日日曜日
Big Hero 6
アカデミー賞をもらったアニメ映画の「Big Hero 6」を視てきました。この映画は英語が簡単なので練習に最適です。ただし画面にやたら日本語の看板が出てくるので、ついそれを読んでしまうと英語への集中が途切れる欠点もあります。もともとのコミックは日本が舞台なので、ディズニーとしては完全にアメリカに舞台を置き換える事は控えたようです。なおこの映画の邦題は「ベイマックス」です。これは映画に登場するマシュマロマンみたいなロボットの名前です。
2015年2月27日金曜日
基礎練習極意3
英語のセリフの意味が分かるようになったら、次に俳優と同じ速度で同じ事を言う shadow speaking (影話)という練習をします。最初は字幕を読むだけでかまいません。でも慣れてきたら字幕を消して、耳に入った英語をひたすらそのまま口から出すという練習をします。この影話で英語を英語のまま脳に入れる回路が出来上がります。これはすごく効果的な基礎練習なので、最低でも毎日1時間はこの練習をします。なお日本語の字幕は練習の邪魔なので消します。英語を頭から順に英語のまま理解する回路が頭に出来上がれば、この練習は卒業です。
2015年2月26日木曜日
基礎練習極意2
練習のコツは映画のセリフを真似する事です。文法は後から分かるので、最初はひたすら英語の映画やドラマを英語のまま視て、好きな俳優や歌手のモノマネを練習します。DVDで画面に英語の字幕を出せば、音と文が同時に頭に入るのでとても効果的です。知らない単語は映像を止めて辞書を引きます。これで発音と意味と例文を同時に頭に入れることができます。さらに俳優の真似をして字幕を読みます。俳優と同じような調子で話すのが目的です。さらに字幕を見なくても言えるように何度も練習して、そのセリフを頭の引き出しに入れます。コツはこれだけです。アニメ映画でもかまいません。ディズニーのアニメは表現も簡単なので教材として最高です。映画に出て来る歌もカラオケのつもりで歌えば良い練習になります。
2015年2月25日水曜日
基礎練習極意1
英語で大事なのは知っている単語の数を増やす事です。知りたいのは単語の意味だけではありません。その発音やアクセント、例文や言葉の由来まで含みます。知らない単語は聞き取れないし、話すときに使えません。サッカーのリフティングと同じで、この練習は地味でも長く続けた方が勝ちです。知らない単語に出会うたびに辞書を引いて、その意味と発音とアクセントを覚えます。大きな辞書なら例文や言葉の由来まで説明しているので、音読しながら例文を覚えます。オンラインの無料辞書でかまいません。暗記するのではなく例文を音読して体で覚えます。滑らかに言えるように、例文を口に出して読む事を10回繰り返します。
2015年2月24日火曜日
基礎練習 書く
「読む」で頭の引き出しに入れた単語や表現を使って「想い」を英語の文章にするのが「書く」という行為です。決して和文英訳はしません。前にも述べたように英語と日本語は根っこが違うので、単語と文法だけを頼りに和文英訳しても英語らしい英語にはなりません。機械翻訳がおかしな英語を生み出すのと同じ理由で、和文英訳では「想い」を正しく表現できません。以前に読んだり聴いたりした表現の範囲内で人は表現するので、たくさん本を読む人は表現が豊かになります。
2015年2月23日月曜日
基礎練習 読む
実時間で先頭から順に英語を「読む」には「聴く」能力を使います。英語は表音文字を使っているので、漢字という表意文字に慣れた日本人には壁があります。その壁とは「文字を見ても意味が分からない」というものです。全部ひらがなで書かれた日本語の文章を想像してださい。「えいごをよむのがむずかしいのはいみのてがかりになるかんじがないからです。」こうした文書を理解するには文字を音に直して頭の中で「聴く」という動作が必要です。つまり英語を「読む」には文書を頭の中で音読しなければなりません。
2015年2月22日日曜日
基礎練習 話す
基礎練習の中でも一番大切なのが「話す」です。「話す」ためには「視る」と「聴く」で頭の中の引き出しにしまった単語や表現を使います。実時間で話すために和文英訳はしません。自分の「想い」を言葉に表す一番ぴったりの表現を頭の引き出しから取り出して口にするのが「話す」という練習です。このため「視る」と「聴く」の練習量が足りないと「話す」事ができません。見事にインプットの量とアウトプットの量は比例します。
2015年2月21日土曜日
基礎練習 聴く
「聞く」ではなくて「聴く」です。勝手に耳に入って来るのが「聞く」で、意識して耳を傾けるのが「聴く」です。この練習にはインターネットで英語のラジオを聴くのが一番です。アメリカやイギリスのラジオは日本からでもインターネットで聴く事ができます。またそれ専用のアプリもあるので、スマホで聴くのもアリです。rad.ioとかTuneIn Radioというアプリを試してください。地下鉄などでインターネットが使えない場合は、pod castという手があります。
2015年2月20日金曜日
基礎練習 視る
「見る」ではなく「視る」です。勝手に目に入ってくるのが「見る」で、意識して注目するのが「視る」です。DVDで英語の映画を視たり、インターネットで英語のビデオを視たりして、英語で話す時の声の出し方や体の動かし方を真似します。字幕付きのビデオなら音と意味が同時に頭に入るので、一番効率の良い練習ができます。知らない単語は聞き取れないので、字幕に知らない単語が出たら一時停止して、面倒でも辞書でその単語の意味と発音を調べます。辞書で単語を調べるのは基本中の基本です。オンラインの辞書でかまいません。ネットさえつながれば、どこにいても出来るのがこの練習です。
2015年2月19日木曜日
基礎練習の順番
英語は基礎練習、実戦練習、維持練習の三段階で学ぶのが効果的です。ところで最初の基礎練習には大切な順序があります。それは「視る」「聴く」「話す」「読む」「書く」の順です。「視る」と「聴く」で、まずインプットの練習をします。それから「話す」というアウトプットの練習に移ります。「視る」と「聴く」で頭の引き出しに入れた表現を使って「話す」のがアウトプットです。英文和訳や和文英訳はしません。実時間で話すには和文英訳をしている暇はありません。そのうえ英語は表音文字で書くので、文を流れに沿って「読む」ためには「聴く」能力が必要です。さらに「読む」で頭の引き出しに入れた表現を使って「書く」のがアウトプットです。
2015年2月18日水曜日
身の回りに英語を
短期間で英語を使えるようになるかどうかは、どれだけ練習したかで決まります。身の回りに英語があれば呼吸するように英語を吸収していくのが子供の良さです。大人も子供と同じように身の回りの英語を吸収していく事は可能なので、それには意図的に身の回りに英語を用意する事から始めましょう。例えばAFNを目覚まし代わりに毎朝起きる、スマホは英語に設定して英字新聞を読む、スマホに話しかける言語も英語にする、テレビは英語のドラマやニュースを視るというのは簡単ですね。最初は雑音にしか聞こえない英語も次第に意味のある言葉として聞こえるようになります。いずれ仕事に使う道具としての英語はできて当然の世の中になります。だれでも練習すれば必ずできるようになるのが英語です。
2015年2月1日日曜日
引用とピリオド
英語を使うとまごつくのが引用符の使い方です。まずシングル・クオートとダブル・クオートの二種類があり、さらに文のおしまいに引用が来る場合は、どこにピリオドを付けるか迷います。通常他の人の文や発言を引用する時は、ダブル・クオートを使います。シングル・クオートは、引用した文の中にさらに他の人の文や発言が含まれる時に限って使います。文のおしまいのピリオド等(びっくりマークや疑問符を含む)は、引用したものが文章ならダブル・クオートの中に維持しますし、引用したものが単語や句ならダブル・クオートの外に付けます。文章とピリオド等は一体なので、丸ごと引用するという考え方です。もう既にピリオド等がひとつある場合は、あえてもうひとつピリオドをダブル・クオートの外には付けません。ただし引用符の中に入れていい記号のルールはアメリカ英語とイギリス英語では違うという指摘[1]もあるので、あくまでもこれはアメリカ英語の例として覚えてください。
[1] http://www.dailywritingtips.com/how-to-punctuate-quotations/
[1] http://www.dailywritingtips.com/how-to-punctuate-quotations/
2015年1月24日土曜日
英字新聞の見出し
日本語でもあるように、英語でも新聞の見出しは短くするためいろいろ省略しています。たとえば「Berkeley buzzes with filming of Steve Jobs movie」という見出しには冠詞がひとつもありません。それに文章ではないので、おしまいのピリオドもありません。もしこれが文章なら「Berkeley buzzes with the filming of a Steve Jobs movie.」となります。Steve Jobsの映画は既に他にあるので、movieにはtheではなくaを付けます。どの映画の撮影かは特定されているので、filmingにはtheが付きます。新聞の見出しでは冠詞を省略するので、読むときは頭の中で冠詞を補います。見出しだけでは意味が分からない場合もあり、本文を読んではじめて分かることも多々あります。なお上記の見出しにある「Berkeley」は地名で、Steve Jobsを知っている人ならおそらく知っているであろう固有名詞です。英字新聞を教材に使う時は、まず自分の常識が通じる日本の英字新聞から始めるのが簡単です。
2015年1月20日火曜日
シュリーマンの学習法
トロイアの遺跡を発見したハインリッヒ・シュリーマンの伝記『古代への情熱』によると、彼は1822年に牧師の子として生まれ、色々な職業に就きながら多数の外国語を独学でマスターしたとされています。ドイツ人の彼は、英語、フランス語、オランダ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、スエーデン語、ポーランド語、ギリシア語など18ヵ国語を話すことができたそうです。彼の学習法は「非常に多く音読すること、決して翻訳しないこと、毎日1時間をあてること、つねに興味ある対象について作文を書くこと、これを教師の指導によって訂正すること、前日直されたものを暗記して、つぎの時間に暗誦すること」となっています。もし本しか教材がなければこの方法が良いでしょう。でも今はビデオがあるので、外国語の映画をDVDで見ながら、その外国語の字幕を声を出して読むのはもっと良い方法です。それに彼は作文を推奨していて、そのかわり翻訳は学習法に含めていません。また訂正された外国語の作文を暗記するというのは、外国語による表現をまるごと覚えるのに役立ちます。筆者がすすめる「モノマネによる練習」と同じです。100年以上前に活躍した言語の達人が書き残した学習法には、現代の英語練習方法にも通じるものがあります。
2014年12月27日土曜日
英語初心者なら
練習はモノマネから始めます。では初心者は何をモノマネすればいいでしょうか。ズバリそれは映画です。まずレンタル屋さんでアメリカの映画を借りてきましょう。最初はディズニーのアニメ映画が最適です。英語字幕と英語音声でその映画を視ます。セリフが画面に英語字幕として写るので、もし意味が分からない単語がある場合は一時停止して辞書を引きます。すべてのセリフの意味がだいたい分かれば十分です。次に同じ映画を最初から視て英語のセリフをオウム返しに読み上げます。このとき俳優の言うとおりにモノマネするのが肝心です。俳優の言うセリフと同じように言えるようになるまで何度も練習します。モノマネですからなるべく本人そっくりに発音します。真似しにくいセリフはその場で10回言ってみましょう。これができたら、最後に英語字幕を消して聴いたセリフをそのまま口から出します。こうしてひとつの映画を最低3回は視てセリフをモノマネします。映画に含まれる英語の歌もマネしましょう。この練習を10本の映画でやれば初心者の練習は完了です。ここは自分の視たい映画を選ぶのが練習を続けるコツです。これなら誰でもできますね。毎日練習すれば30日で終わります。集中して練習するのが上達への近道です。
2014年12月18日木曜日
言葉の壁
国家間の戦争の原因は資源争い、宗教の違い、領土問題など複数あります。こうした原因で紛争が起きたとき、それを話し合いで解決するにはお互いが相手の事情をよく知っている必要があります。相手の事情をよく知るためには話が通じる必要があり、国民レベルで言葉が同じだと有利です。逆に言うと言葉が通じない国同士が仲良くするのは容易ではありません。ウクライナ情勢はその典型的な例で、ロシア語を話す住民がロシアへの帰属を求めて戦争しています。ウクライナ語を話す住民はあくまで自分たちはウクライナ人であって、ロシア人ではないという意識です。日本とアメリカがかつて戦争したのもお互いが相手の事をよく知らなかったのが原因です。日本語と英語のように大きな言葉の壁があると、容易に誤解が誤解を生む悪循環に陥ります。単にグローバル経済を生き抜くために外国語が必要だというだけでなく、他国との戦争を回避するためにも日本人には外国語が必要です。それに相手国の事情を知っていれば、より有利に交渉を進めることができます。太平洋戦争中に日本が英語を敵性外国語として排斥したのは、本当に馬鹿げた判断だったのです。
2014年12月10日水曜日
なぜ日本人は英語が下手なのか
そもそも学校で英語を学ぶ目的が大学受験で、公立校の英語の先生も英語が得意とは限らず、その上ふだん英語を使う機会が日本にはありません。これでは日本で英語がうまくなる訳がありません。そこでまず大学受験を変えるという意味で、TOEFLの点数を大学受験の代わりに使うのは賛成です。あと英語の先生の英語力を上げるには、先生のTOEFLの点数を公開するといいでしょう。先生同士が生徒の前で定期的に英語で公開討論するのも生徒には良い刺激になります。日常生活で英語を使うのは難しいので、まずは高校から英語の授業で英語を使い、大学では専門科目を英語で教える事にしてはどうでしょう。社会人となれば英語ができる人は英語を使う仕事に就くので、それ以外の人のためには英語のみのテレビ放送を無料で流すのが簡単です。電波を使うのではなく、インターネットを使えばあまりコストはかかりません。それにインターネットなら海外の英語のニュースや番組を今でも無料で視聴することができるので、あとは英語を話す機会をどう実現するかです。それには観光地にいって英語でボランティアをやればいいのでは。日本は海外からの観光客に依存する経済になりつつあるので、英語を話せる人が日本に増えれば日本の経済にも格段に良い影響があります。今やお店の店員にも英語が必要です。
2014年12月2日火曜日
英文を読む
英語の文章なら読むことができるという人は日本にもたくさんいます。でもそれは「英文和訳ができる」人であって、本当に英文を読むことができる人は少数派です。実は英文を読むという作業には日本語への翻訳を含みません。先頭から英文を順に音読して理解するので、文の途中で止まったり戻ったりもしません。要は日本語の本と同じ速さで英語の本を読むことができるかという話です。文をいちいち日本語に翻訳しないと理解できない場合、まだ読むという作業はできていません。そもそも英文を和文と同じ速さで読むには英語を聴く能力が必要です。なぜなら英語は表音文字のため、音読してその文字を音に直して聴くのが英文を読むという作業だからです。英語を聴くには出てくる単語の発音と意味を知っている必要があり、さらに単語を組み合わせた英語表現やその背後にある文法をある程度知っていなければなりません。「英文和訳ができる」と「英文を和文と同じ速さで読むことができる」の違いは、英語を学問として扱うのか、それとも仕事の道具として扱うのかの違いです。いくら学問としての英語を学んでも、それだけでは英語を仕事の道具として使えません。
2014年11月27日木曜日
説明責任
英語で言うとAccountabilityです。日本語だと「説明責任」と辞書に出ています。これは日本でよく誤解される言葉で、とくに公務員や政治家に求められる責任です。その意味は「説明する責任」ではありません。Accountabilityとは「聞き手が納得して質問が出なくなるまで説明を尽くす責任」という意味です。これは英語に特有の考え方で、英語では聞き手を理解させるのは話者の責任となっています。聞き手が理解できないのは話者の説明が悪いからという考え方です。これを公式に認めたのが上記の「説明責任」です。聞き手が誤解していたり、納得していないのに説明を切り上げるのは説明を尽くした事になりません。聞き手の質問に答えなかったり、関係のない答えをして質問をはぐらかすのもダメです。記者会見で記者の質問に誠実に答えているかどうかは「説明責任」の良い判定基準になります。会社の広報や内閣の官房長官が果たすべき責任のひとつです。
2014年11月20日木曜日
英語の先生の英語力
何かと話題の朝日新聞からの引用です。[1] 『「英検準1級以上」などの力を持つ英語の先生の割合は、公立高校で53%、公立中学校では28%だったことが文部科学省の調査でわかった。国が掲げる「高校75%、中学50%」の目標には及ばず、文科省は検定試験を受験するよう呼びかけている。』これは何も今に始まった事ではありません。2007年の文科省の報告でも同じ事が指摘されています。そこで疑問に思うのは、なにをもって英語の先生は「英語の先生」という肩書きを得るのかです。何ができるから「英語の先生」と言えるのでしょう。英検準1級というのは仕事で英語に不自由しないというレベルではありません。出張で短期間の仕事ならできるというレベルです。それすら到達していない人が先生だとすると、その生徒に多くを望むのは無理があります。すべての公立校は英語の先生が持つ英検級数やTOEICもしくはTOEFLの点数をウェブで公開すべきで、それくらいは納税者にも知る権利があります。
[1] http://www.asahi.com/articles/ASG9J4F8LG9JUTIL031.html
[1] http://www.asahi.com/articles/ASG9J4F8LG9JUTIL031.html
2014年11月9日日曜日
情報密度の差
英語を聴くと時間あたりの情報密度が日本語より高い事が分かります。話し言葉としての英語は音の数が日本語より多いため、いわばより広い帯域を使って多くの情報を短い時間に詰め込んでいます。だから日本語に慣れた脳には英語は日本語より速く聞こえます。これは言語の本質的な違いで、人が速くしゃべるかどうかとは無関係です。日常会話の速度で伝える情報の量が違うということです。このため英語から日本語への同時通訳では、話者が英語で話す時間より翻訳者が日本語で話す時間が長くなります。同時通訳では英語の速度に追いつくため情報を一部省略して日本語化することもあります。ところが書き言葉としての英語は逆に日本語より文字あたりの情報密度が低くなっています。これは英語がアルファベット26文字しかないのに対して、日本語には仮名と漢字というたくさんの文字があるからで、日本語はいわばビット数が多い言語です。そのうえ漢字が表意文字というのも強みです。日本語には漢字一文字で表せる名詞がたくさんあります。でも英語にはアルファベット一文字で表せる名詞はほとんどありません。半角と全角という面積の違いを差し引いても、日本語の文字あたりの情報密度は相当なものです。そんな日本語表現を冗長なものにしているのは表現の差であって、言語の本質的な差ではありません。敬語や婉曲な表現を好む日本語と、論理的で直接的な表現を好む英語との差です。言語習得にかかる時間は情報密度に比例します。英語のリスニングでは、最初から普通の速さの英語を聴くのが上達への近道です。
2014年11月2日日曜日
高校英語読解
高校の英語では、英語の物語を一年かけて読むという授業をする学校があります。これを良い学習にするには3つの条件があります。まず第一に現代英語で書かれた物語を選ぶ事。シェークスピアのような古典は古い英語なのでダメです。第二に学生にとって身近な物語を選ぶ事。例えば高校生にはハリーポッターがオススメです。第三に英語で始まり英語で終わること。長文読解が目的なので、細かい文法の説明は要りません。まず章ごとに段落の最初の文章だけ学生に読ませ、話の筋をつかむ練習をします。その次に段落ごとに学生に読ませて、内容について先生が学生に英語で質問します。宿題として音読する練習をさせておき、授業中は先生と学生の間で英語による質問と回答を繰り返して英語の表現を学びます。この授業時間中は日本語を禁止にして、学生同士もすべて英語で話します。学生の発音は意味が分かるなら特に気にしません。ここで大事なのは日本語への翻訳を挟まずに英語を使う練習です。こうした授業ができる先生は少ないので、日本だと外部から講師を呼ぶ必要があるでしょう。
2014年10月18日土曜日
19世紀のやり方
日本の伝統的な英語教授法は、教科書を使って生徒に単語と文法と発音の知識を覚えさせる事です。この方法は19世紀のやり方で、今でもこの方法で英語を教えている先進国は日本だけです。では他の国でやっている方法は何かと言えば、英語を聴いて話して英語による表現を覚えるという方法です。これは単語と文法と発音の知識が要らないという意味ではありません。単語の意味や由来、語順や時制といった文法、そしてフォニックスのような発音の知識は基礎知識として大切です。でもその先は英語の便利な文を体で覚えるのが21世紀の英語学習法です。どの状況で何を表現したいかにより使う英語表現が決まります。ここには和文英訳が入り込む余地はまったくありません。英語を道具として使うというのが英語学習の目的であれば、自分の考えや想いを表すのに使える英語表現をいくつか覚えればいいのです。実は英語を道具として使えない英語教師は日本にたくさんいます。そうした人たちは皆この19世紀のやり方で育っているので、いくら子供の英語の学習年齢を下げても、そうした英語の下手な教師から習うのであれば時間の無駄です。発音だけALTに任せるというのも無理があります。文科省も公立学校の小学5年生から英語をという旗を振るなら、まともな英語表現を教えられる先生を養成する事から始めてもらいたいものです。今の小学校の先生には無理な注文です。
2014年9月25日木曜日
1%の世界
インターネットのページは8割が英語です。英語は事実上世界の共通語なので、国境のないインターネットでは英語が主流になっています。もちろんインターネットが英語国であるアメリカで発明されたというもの大きな要因です。では残りの2割の言語は何でしょう。ここ数年でスマホが爆発的に普及したので、スマホ利用者はインターネットが使えます。今のインターネット人口からみると、おそらく2割の半分は中国語です。そして残りの半分は「その他」という分類になります。日本語のページは全体の1%というのが筆者の見積もりです。中国の人口は日本の約10倍、それに中国以外にもたくさんの中国系住民がいるので妥当な見積もりだと思います。これはつまり、ブラウザやスマホの言語設定が日本語のままだと1%の世界しか検索していないということです。もちろん日本語のキーワードで検索する以上、結果も日本語でなくては困ります。ところがインターネットという情報の海に対して、日本語のページだけ見ているという人は「井の中の蛙」に他なりません。井戸の中の水が自分の知る世界のすべてだとしたら、インターネットという大海を知る人には知識の面で勝てません。グローバル経済で他の国の人と互角に戦うには、まずブラウザやスマホの言語設定を英語にして英語検索を使ってみましょう。日本のマスコミが報道しない大事な情報を、人より早く知ることができます。そのうえ知っている英単語の数を増やす良い練習にもなります。
2014年9月1日月曜日
お金がなくても
お金がなくても英語は練習できます。英語は本を読んで勉強するものではなく、スポーツと同じで練習すればするほどうまくなる技術です。ボールひとつあればサッカーの練習ができるように、有料の教材を買わなくても十分英語の練習はできます。ボールのかわりになるのはインターネットとスマホです。ほとんどの人は英語の教材を買っても内容がつまらないので途中で挫折します。ブラウザやスマホの言語を英語に設定して、英語のキーワードを打ち込めば無料の教材がたくさん手に入ります。英語を読むだけでなく、動画やラジオも無料で視聴できます。知らない単語は聞き取れないので、動画は英語の字幕を出せるものが一番です。何度もこのブログで強調しているように、英語はモノマネで覚えます。つまらない教材を買ってお金を無駄にすることはありません。
2014年8月24日日曜日
公用語と共通語
日本にいるかぎり公用語は日本語ですね。法律での決まりはないものの、日本の公文書は日本語で書きます。その公用語に似ているけどちょっと違うのが共通語です。日本の場合だと一応「標準語」という名前の、関東地方の日本語を共通語として使います。これは東京に経済の中心があるからで、もし経済の中心が大阪にあれば「標準語」は関西弁となっていたでしょう。公用語は政府が使う言語で、共通語は経済が使う言語です。古い法律には旧仮名遣いの「公用語」が使われています。公用語は継続性が大事なので時間とともにあまり変わりません。ところが共通語には毎年新しい言葉が加わり、使われなくなった言葉は共通語から外れます。例えば「衣紋掛け」と言っても今の若い人には通じません。そのかわり「ハンガー」といえば分かってもらえるでしょう。洋服をつるすハの字の形をした道具のことです。また共通語はひとつとは限りません。「標準語」の他に地元の言葉もあるので、関東地方以外の人は共通語として皆ふたつの言葉を使っています。例えば関西では関西弁、東京では「標準語」の俳優さんはたくさんいます。この延長上にあるのが日本語と英語の関係です。日本人にとって日本語は地元の言葉で、英語は共通語です。これは世界経済の中心が英語国にあるからで、英語を仕事の道具として使うかぎり、共通語としての英語は難しくありません。科学の論文も英語が中心です。でも文学では地元の言葉が大切です。皆さんは、表現の目的に応じて日本語と英語のふたつの言葉を使い分けることができますか。母国語が日本語でも、共通語としての英語を使うことができれば仕事で困ることはありません。英語を学ぶ目的は英語を使って仕事することであり、英語で小説や詩を書くことではありません。
2014年8月9日土曜日
トゥース
英単語の単数形と複数形にはいくつかのルールがあります。一番簡単なのがsを末尾に付けるもので、おそらく95%の名詞はこれで片付きます。ところが中には独特の変化をする名詞があって、例えばagendumの複数形がagendaになるとか、datumの複数形がdataになるとかという-umが-aになるラテン語系の変化は有名です。そのほかtoothの複数形がteethになるとか、gooseの複数形がgeeseになるというooからeeへの変化もあります。この「理屈抜きに覚える変化」だと、筆者の場合どちらが単数形でどちらが複数形か忘れてしまう事があります。その時に思い出すために使うのが、オードリーの春日が使う「トゥース」というギャグです。彼はこのギャグで人さし指を一本上にあげますね。つまり「トゥース」は1本の歯を表すというのが筆者の覚え方です。
2014年7月18日金曜日
アナ雪
ディズニー映画「アナと雪の女王」(英語原題:Frozen)のBD販売が百万枚を超えたと新聞報道にありました。せっかく絵も歌も話もすばらしい映画が買えるのなら、ぜひ英語のまま英語字幕付きでこの映画を視ていただけたらと思います。子供と一緒に親も英語の練習ができます。英語のセリフをそのまままるごと覚え、この場面でこの表現を使うとこんな意味になるという事を知ります。もちろん頭の柔らかい子供の方が先に英語を音として覚えてしまうでしょう。でもそれでいいんです。セリフを覚えたら登場人物になりきって映画の一場面を演じてみます。こうして英語の表現をモノマネで覚えるのが練習のコツです。
2014年7月17日木曜日
英語練習法双書
おかげさまで「間違いだらけの英語練習法」が意外に売れてます。またそれとともに「知って得する英語練習法」も同じぐらい売れてます。筆者としては嬉しい状況です。「知って得する英語練習法」には、どうやって筆者がその方法にたどりついたかの経過を書かなかったので、それを補うのが「間違いだらけの英語練習法」です。そこでまず「間違いだらけの英語練習法」を読んで、それから「知って得する英語練習法」に移れば、その内容に納得していただけると思います。読者は人の失敗談も好きなんだとよく分かりました。今後の執筆にはこの経験を生かします。
2014年6月29日日曜日
間違いだらけの英語練習法
筆者が経験した、効果のない英語練習法をまとめました。どうして効果がないのかも分析しています。前に書いた「知って得する英語練習法」と対になる本です。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00LDFVB0E
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2014年6月21日土曜日
ポリス
アングロ・サクソンの言葉は最初にアクセントが来る事が多いので、police のアクセントが第2音節にあるのが不思議でした。でも辞書を調べてみると、police はギリシャ語の polis が元になった言葉で、都市を意味するポリスから「都市を治めるもの」という意味で現在の警察になったと知って、なるほどギリシャ語なら先頭にアクセントがないのも仕方ないと思いました。ポリスといえば metropolis (首都)もギリシャ語から来ており、mother city という意味だそうです。英語になったギリシャ語には他にも alchemy (錬金術)とか chorus (合唱)などがあります。
2014年6月7日土曜日
発信力
自分の意見を他の人に説得力のある言い方で伝える力、それが発信力です。日本語でこれができる人は英語でもできますし、その反対に日本語でこれができない人は、英語でもやはりできません。発信力をつけるには普段からの練習が必要です。まず自分の意見を持つためには、その分野での経験が大切です。本で読んだ話だけでなく、現場を見たり何かを実行することで「自分の」意見になります。人の受け売りだけでは説得力を持ちません。「その根拠は?」と訊かれた時にまともに答えられるかどうかが重要です。英語を練習して何を発信するのか、日本の人は普段からこれを考えておく必要があります。英語の世界では個人の意見が大切なので、「おまえの意見を言ってみろ」みたいな場面によく遭遇します。たとえば「日本は原発なしでどう生きていくのか」というお題をいただいたら、あなたはなんと答えますか。大人ならこうした問題に自分なりの答えをもっているはずです。もし「考えたことがない」のなら、それは子供と同じです。相手はあなたを大人として見てくれません。「考えた事はあるけど、答えは分からない」のなら「じゃあ答えはいらないから、考えたことを言ってみて」と突っ込まれます。せっかく自分の意見を発信する機会を得たのに、「あなたはどう思うの」と相手に下駄を預けてはいけません。それでは発信力がないと認めているのと同じです。新たな話題を提供して話の主導権を握るのは、英語の世界では最も大切な技術です。「日本には原発が50基以上あり、今は原発事故の影響で1基も動いていないけど、電気は不足していない。でも電気代が上がったので、産業や物価には悪い影響がある。」ぐらいの事実はさっと言えないと相手は大人として見てくれません。
2014年5月11日日曜日
スターウォーズ
筆者の好きな映画「スターウォーズ」の続編が制作中です。オリジナルの主要俳優がまだ現役のうちに、エピソード7の映画を作ってくれるのはファンとしても嬉しい話です。ハリソン・フォードは老けましたし、マーク・ハミルはかつてのハンサムな面影を探すのも無理なくらいオジサン化しています。キャリー・フィッシャーに至っては、あえて何も申しません。でもまだ生きているので、ここは良しとしましょう。ところで5月4日はアメリカなどで非公式に映画「スターウォーズ」の記念日となっています。別にこの日に映画が作られたり封切りされた訳ではありません。ではなぜこの日が記念日なのでしょう。その理由を知りたい人は「May the Force Be With You.」という有名な決まり文句を思い出してください。わかりましたか。そう、これは英語流のダジャレなんです。
2014年4月26日土曜日
仮定法過去
英語の文法で大切なのは、語順と時制と仮定法です。その仮定法の中でも一番よく使うのが仮定法過去です。人に何かを頼む時は、必ず would や could で始まる仮定法過去の疑問文を使います。「Would you show me an example?」とか「Could you pass me the salt?」はご存知でしょう。人にお願いする時に仮定法過去を使うのは、「もし良かったら」という相手へのいたわりの気持ちを表すためです。「もし良かったら、お茶しませんか」と言ってナンパするのと同じです。過去形を使う事で、直接的な表現をより間接的な表現に変えています。それから現実には起きなかったけど、もし起きてたらどうするかという話でもよく使います。「I would vote for it if I had a chance.」というのは「機会があれば賛成したのに」という意味の英語表現です。現実には「機会がなかった」から「賛成しなかった」ということです。「〜たら」とか「〜れば」という動詞の形を日本語文法でも用言の仮定形といいます。「賛成したのに」というのは日本語でも過去形ですね。「機会があったら賛成したのに」とすると英語と同じ形になります。こうした仮定法過去は仮定法使用例の約80%を占めているので、まずこれを練習して身につけましょう。
2014年4月18日金曜日
英語はスポーツ
なかなか分かってもらえないのが、英語はスポーツだという事実です。日本の英語教育では文法と単語の意味を重視するあまり、そうした知識さえあれば英語を日本語と同じように使えると思っている人がいます。かくいう筆者もそのひとりでした。ところが言葉は体で覚える必要があります。「畳の上の水練」という諺が示すように、知識だけでは泳げるようになりません。何度も失敗しながら練習してうまくなる水泳と同じで、英語も練習量に比例してうまくなります。このカラクリを知らない人ほど「すぐ使える知識」を求めて英語学習の本を買い漁ります。でも本を読むだけで練習しなければ、いつまでたってもうまくなりません。英語は本から学ぶ学問ではなく、体で覚えるスポーツです。英語の練習方法に画期的なモノはありません。知らない英語の単語に出くわしたら、日本語の知識を使うため辞書は必ず引きます。英語の映画を英語字幕で視るのも、AFNを毎朝晩聴くのも「当たり前」の練習方法です。覚えた英語表現を使って独り言を言うのも「よくある」練習方法です。それを「1000時間」続けた人だけが英語を仕事の道具として使えるようになります。使えば覚えるし、使わなければ忘れてしまうのが言葉です。毎日少しずつ練習しないと身に付きません。でも練習量に比例してうまくなるので、大人になってから始めても必ず上達します。英語を道具として使うのが目的であれば、英語の練習を始めるのに遅すぎるという年齢はありません。
2014年4月13日日曜日
考えと言葉
よく人に訊かれるのが「バイリンガルは英語と日本語のどっちで考えているのか」という質問です。ところが実は「考えるときに言葉は使わない」のが正解です。頭の中で何かを考える事と、その考えた事を頭の中で言葉に変換したり言葉として口から出す事は違う作業です。頭の中で何かを考えるときには言葉は要りません。ほとんど一瞬で考えが頭に浮かびます。皆さんも何かアイデアを思いついたとき、電灯がパッと点くような感覚を覚えた事がありませんか。人間の子供は生まれてから言葉を話すまで数年かかります。でも2歳の子供が考えて行動しているという事実は、そのくらいの歳の子供を育てた経験のある親なら理解できるでしょう。言葉を持たない犬や猫でも考えて行動してます。考えるという作業自体には言葉は要りません。ところが考えた結果を反芻したり人に伝えるには、言葉として口から発話するか文字化して文章にするという事が必要です。つまり言葉は考えや気持ちを人に伝える手段のひとつです。こうした表現の手段には他にも絵や音楽、歌や踊りといった方法があります。日本語が話せる人は考えや気持ちを日本語の言葉に変換する装置を頭に持っているので、英語を話すには同じように考えや気持ちを英語の言葉に変換する装置を頭に持てばいいのです。考えや気持ちを手がかりに適切な表現を取り出す連想記憶表がこの装置の正体です。そうした連想記憶表に書かれた英語表現を増やすには「数をこなす」のが一番なので、視たい英語の映画をたくさん英語の字幕付きで視ましょう。
2014年4月5日土曜日
起承転結
日本では学校で作文を習うとき「起承転結」という順序を教わります。つまり結論を最後に持ってくるという段落の順序です。日本語だと文の最後で否定か肯定か疑問かが決まるので、日本語に内在する順序とも言えます。このため人の話は最後まで聴かないと意味が分からないし、学校では最後の結論が来るまで我慢強く人の話を聴く訓練をします。ところが英語だとその逆にまず結論から入ります。最初に結論を言ってからその理由付けをするので、だらだらと長い話は人気がありません。英語のこうした順序に慣れてしまうと、なかなか結論が出てこない日本語の話を辛抱強く聴くのは辛くなります。こうしたつかみ所のない話をする人は日本だと珍しくありません。いったい何を言いたかったのか、話を聞き終わってから聴いた人がクビをひねるようでは話として失敗です。特にビジネスの分野では、英語式に最初に結論を言ってからその理由を話す順序の方が時間の節約になります。
2014年3月30日日曜日
スマホは英語で
iPhoneやAndroidは表示言語として英語を選ぶ事ができます。入力のためのキーボードの言語は別に選べるので、普段から英語に慣れる必要がある人は表示言語として英語を選ぶ事をおすすめします。こうするとゲームなどのアプリも英語表示になるので、日本語専用のアプリ以外なら英語でアプリが使えます。RPGなどを英語で遊ぶ利点は楽しみながら英語を使う事です。普段から英語を使わないと覚えたての単語もすぐ忘れてしまうので、スマホは英語表示にするのが英語に慣れるコツです。英語上級者なら、音声入力の言語も英語にすればかなり良い練習になります。これはタダでできる練習なので、スマホをお持ちの方は今すぐ表示言語を英語にしましょう。
2014年3月18日火曜日
バイリンガルへの道
我が子をふたつの言葉が話せる子供(バイリンガル)に育てるのは簡単ではありません。子供は身の回りの子供や大人の言葉を真似しながら次第に言葉を覚えます。家で親が日本語を使えば子供は日本語を話せるようになります。もし両親のうち片方が日本語で、もう片方が英語で子供に話しかければ、言葉を覚えるのは少し遅くなるものの、日本語と英語の両方が理解できる子供になります。我が家はアメリカで暮らしたので、家の中では日本語、外では英語というルールで子供を育てました。また家の中でもその場に日本語を知らない人がいる場合は英語と決めました。それでも筆者のふたりの子供は2歳になるまで日本語だけで育ったので、現地の保育園にいくようになって急に英語の環境に放り込まれた時は、いやいやながら毎朝保育園に置いてかれて英語を身につけて行きました。学校も現地校で英語を学び、週2回の日本語学校で日本語や漢字を学びました。アメリカは生きて行く上で日本語を必要としない環境なので、子供はなぜ日本語を学ぶのか分かりません。そのため筆者は日本語の漫画やアニメを選んでよく子供に見せました。「日本昔ばなし」とか「ドラえもん」が子供の学習にとっても役に立ちました。日本の幼児教育で英語を学ばせても、英語で友達と遊んだり親と話す環境がなければその子はすぐ英語を忘れてしまいます。生きて行く上で英語を必要としない環境では、子供はなぜ英語を学ぶのか分かりません。英語が不得手な親がせめて子供には英語をと思う気持ちはよく分かるので、それなら英語の漫画やアニメを子供に毎日見せて、親も子供と一緒に英語を学ぶのが良いと思います。
2014年3月1日土曜日
英語で英語を教える
文科省が何を考えているのかは筆者は知りません。でも高校生に「英語で英語を教える」というのは、筆者の考えでは「英語で英語の文法を教える」ことではありません。筆者の通った日本の高校には英語にふたつの授業がありました。ひとつは英語の教科書を使って英語の文法を教える授業で、もうひとつは副読本を使って英語の読解をする授業でした。筆者の考えでは、この読解の授業の中で使う言語を英語に限定するのが「英語で英語を教える」という事です。英語を読んで日本語に翻訳するかわりに、英語を読んで英語の質問に答える授業をします。日本人に英文法を英語で教えるのは無理なので、そこは日本語を使います。英語を読んだり聴いたりして、先生が生徒に英語で質疑応答する授業では、学ぶのは文法や単語ではなく英語表現の使い方です。これができる日本人の先生は数が限られるので、まずそうした授業ができる先生を養成する所から始めるか、それができる先生に海外から来てもらう必要があります。ひとつの英語の授業で文法と英会話を同時に学ぶのは無理があります。
2014年2月23日日曜日
テレビ番組
筆者が英語を本格的に学び始めたのは大学を出て外資系の会社に就職してからです。実をいうと英語は中学以来嫌いな科目でした。覚える事が多いうえ普段あまり必要ないし、最後は通訳を雇えばいいかという甘い考えを持っていました。ところが高給につられて外資系の会社に入ってしまったものですから、英語のマニュアルは読まなければいけないし、アメリカへの出張もあります。そこで会社の有志の方の集まりに入れてもらい、週に一回近くの米軍基地に住むアメリカ人の家族の所へ車で出かけて、ナマの英会話を教えてもらいました。これは一年ぐらい続きましたけど、あまり役に立ったという記憶がありません。どうしても他の英語が得意な人が話してしまうので、筆者のように英語を話せなかった人間はもっぱら聞き役に回ってしまうのです。それに相手のアメリカ人の奥さんも英語を教える訓練を受けた人ではないので、効果的に英語を教える技術を持っていませんでした。ある日そのお宅で60 Minutesというテレビ番組を見て、何を言っているのかさっぱり分からなかったという苦い思い出もあります。今ではもちろん分かりますけど、これは時事問題を掘り下げる報道番組なので、英語以前にアメリカの時事問題を知らなかったというのが真相です。普段から英語のニュースを追いかけていないと分からない番組です。もしアメリカのテレビ番組で英語を学ぶなら、俗に「ソープオペラ」と呼ばれる他愛もないドラマから始めるのが簡単です。どこにでもあるような人間関係を扱うドラマなので、時事問題は出てきません。
2014年2月5日水曜日
英語学習アプリ
スマホで使える英語学習アプリは今や本当に沢山あります。それぞれに星の数で評価され、無料のものから有料のもの、あるいは定期購読するものなど様々です。筆者はアプリでの英語学習には懐疑的なので、どのようなアプリが高い評価を得ているか調べました。その結果分かったのは、その時の利用者のレベルに合うアプリが高い評価を得ているという事です。必ずしもそのアプリで英語がこれだけ上達したという評価ではありません。ほとんどの評価はアプリを使い始めてから数日以内に付けられるので、ほぼ最初の印象だけで星の数が決まります。つまり高い評価のアプリだから英語が上達するとは限りません。もし学習アプリで自分の英語がこれだけ上達したという例があれば、ぜひ教えてください。今後の英語教育に生かしたいと思います。
2014年2月1日土曜日
歌の中の英語
日本語の歌謡曲の中には英語の歌詞を混ぜたものがたくさんあります。作詞家はカッコいいと思って英語を混ぜているのでしょうけど、実は逆効果です。日本人の歌手がカタカナ英語として歌うので、ほとんどは英語に聞こえません。かと言って日本語にもやはり聞こえません。おまけに文法あるいは表現が間違っている歌詞もよく見かけます。そこで作詞家の方にお願いします。日本語の歌に安易に英語の歌詞を混ぜるのはやめてください。せっかく美しい日本語の歌を聞いている途中で、美しくないカタカナ英語を聞くのは興ざめです。ちゃんと英語の発音ができる人だけが英語の歌詞で歌うことができます。会話と違って歌は一方通行なので、発音が悪いために意味が分からない場合、その歌詞は失敗です。竹内まりや、山下達郎、宇多田ヒカル、クリスタル・ケイ、青山テルマ、アンジェラ・アキ、May J. のほかに日本の人で、日本語と英語の両方で美しい発音ができる歌手を筆者は知りません。歌の発音は日本語であろうと英語であろうと、美しく聞こえる方が良いのです。英語に聞こえない英語の歌詞は、ちっともカッコよくありません。
2014年1月18日土曜日
いつやるの?
英語の練習はいつでも始めることができます。英語の必要性を感じるのは、初めての外国旅行で英語を話せなかった時とか、仕事で英語を使ったけど通じなかった時とかでしょう。日本にいる人が英語が使えない理由はカンタンで、日常で英語を使う必要がないからです。つまり「英語を使わない→英語を話せない→英語を使わない」という悪循環(a vicious cycle)に入っています。これを破るには、英語を使わざるを得ない状況に自分を追い込むのが一番です。例えば語学留学する目的のひとつがこれです。でも留学にはお金がかかります。学生なら親がお金を出してくれるでしょうけど、社会人には簡単にできる事ではありません。働きながら英語を使えるようになるには、毎日すこしずつ英語を練習するしか手がありません。英語はスポーツと同じで、練習量に比例して上手になります。たとえ良い練習方法を知っていても、やらなければ意味がありません。それでは皆さん、いつやるの?
2014年1月11日土曜日
英語を学ぶ動機
英語を学ぶ動機は人により違います。留学したい、海外で仕事をしたい、あるいは外国人と結婚したいなどいろいろあります。でも一番強い動機は「生きるため」だと思います。英語を話さないと行きていけないという状況に追い込まれると、最も短時間に英語を使えるようになります。これは英語に限りません。逃げ場がない状況になれば、人は普段の数倍もがんばれるのです。日本にいると「生きるため」に英語を学ぶ状況にはなりません。そのためつい自分に負けて英語の練習をさぼったり、日本語のテレビを視てしまいます。英語は道具なので、その道具を使って何をしたいかを最初に自分で納得しておかないと続きません。イギリスの植民地になったインドとは違い、日本では「生きるため」に英語を学ぶ必要はないので、相当強い動機が必要です。「英語が話せるとカッコいい」という程度の動機では足りません。人生を変えるつもりで練習しないと、英語はモノにならないというのが事実です。
2014年1月5日日曜日
カセット・テープ
サラリーマンになって英語が必要になった時、会社の人事教育係から英語の教材を紹介されました。カセット・テープが中心の教材を給料天引きで買い、6ヶ月やり続ければ会社から半額の補助が出るという条件でした。ところが筆者はあえなく最初の1ヶ月でギブアップ。理由は簡単です。カセットの内容がちっとも面白くないからです。自分の知りたい事や仕事についての英語ならやる気もでます。ところが全く関係ない日常会話から始まったので、全然興味が持てなくてすぐ止めてしまいました。英語を学ぶとき、面白い教材を使えるかどうかが成功のカギです。世の中に英語教材を売る会社はたくさんあります。でも自分にとって面白い教材というのはまずありません。そのかわりインターネットで英語のビデオや新聞が手軽に使える今では、もはや英語教材はお金を出して買うものではないでしょう。例えば面白いアメリカ映画は最高の教材です。無味乾燥な英語教材にお金を使うのは止めて、好きな映画を英語で視ましょう。
2013年12月29日日曜日
エレベーター・ピッチ
15秒で英語練習の基本を説明します。よーいどん!
英語の練習はモノマネが一番です。それには好きな英語の映画を視て、英語の字幕で意味を理解し、セリフで発音を真似します。すると頭の引き出しに英語の表現が貯まるので、話すときにその表現を使います。和文英訳はしません。視る、真似する、聴くができて初めて話すができます。
英語の練習はモノマネが一番です。それには好きな英語の映画を視て、英語の字幕で意味を理解し、セリフで発音を真似します。すると頭の引き出しに英語の表現が貯まるので、話すときにその表現を使います。和文英訳はしません。視る、真似する、聴くができて初めて話すができます。
2013年12月22日日曜日
ハンガー・ゲーム
映画「Hunger Games」を視てきました。続き物で1、2、3とあります。視たのは2でした。1は本を読んだ人から筋を教えてもらい、2も内容を途中まで把握した後の映画館入りです。結論から言うと「英語が簡単」なので、教材にぴったりの映画です。アメリカの中学生から高校生を対象にした英語で、難しい単語は出てきません。1はもうDVDになっているので、内容も面白く英語の教材としてオススメです。前もってWikipediaなどで筋を知っていれば、英語を聴きながら楽しめること請け合いです。
2013年12月14日土曜日
英語の議論
英語では直接的な表現が好まれます。日本語のような婉曲な表現は英語ではあまり使いません。最初に結論を言って、それから何故かを説明するのが英語の順番です。話す時は日本語を英語に翻訳するのではなく、頭を切り替えて直接的な表現を使うと話が通じます。日本語を話す時と英語を話す時で人格が違うという人もよくいます。筆者も英語を話す時はなるべく直接的な表現を使って、分かりやすさを優先します。そのため日本語では遠慮して言いにくい事でも、英語だと簡単に言う事ができます。また英語には敬語がないので会議で年齢に関係なく言いたい事を言う事ができます。このため英語で会議すると日本語より時間が短くて済みます。ただし年配の人は、若い人にこうした直接的な表現で反論されるとびっくりするでしょう。日本語のような遠慮がちな表現では英語の議論はうまくできません。
2013年12月7日土曜日
発音記号
アメリカに25年もいると実に色々な英語の発音を聞きます。ところが日本で習った発音記号通りの発音をする人には出会った事がありません。発音記号はあくまでも目安です。イギリス英語とアメリカ英語で発音が違うのは日本の人もご存知でしょう。ところが同じアメリカ英語でも、カリフォルニアとニューヨークでは発音が違います。カリフォルニアは口を大きく開けて発音する傾向があり、ニューヨークは口を閉じて発音する傾向があります。発音記号が表すアメリカ英語の発音はどちらの発音でしょうか。英語には更にインド英語やオーストラリア英語もあるので「標準の発音」というものはありません。通じる発音なら発音記号通りの発音でなくても良いのです。発音は英語の映画や歌で覚えます。発音記号はアクセントの位置を確認する以外にあまり使い道はありません。日本人ならフォニックスを覚えておく方が実用的です。
2013年11月30日土曜日
おもてなしは英語から
流行語大賞の候補にもなっている「お・も・て・な・し」。その語源は「もてなす」であり、意味は相手を丁重に扱う事だと辞書には出ています。もし英語にするなら"service"とか"treatment"あるいは"entertainment"となるそうです。だから旅館に泊まって受けるサービスは「もてなし」の一種であり、泊まり客が満足する旅館は良い「もてなし」ができる所です。また旅館ではなく庶民の「もてなし」ともなれば、遠来の客に直接の見返りを求めずに食事や宿の世話をするのが日本の一般的な定義でしょう。遠来の客を手厚く「もてなす」のは日本だけでなく、中国やモンゴルにも似たような風習があると聞きます。日本の「おもてなし」が他の国の「guest service」とどれだけ違うかがこれから問われます。値段相応のサービスなら他国と変わりません。もし心のこもったサービスで他国と差別化したいなら、日本語を知らない外国人旅行者でも自由で安全に旅行できる国にする必要があります。それにはまず英語を話せる人を増やすのが第一歩です。7年後にオリンピックを控えた日本の「おもてなしは英語から」と筆者は思います。
2013年11月20日水曜日
1000時間の練習
1000時間の練習というと毎日3時間で1年です。毎日3時間と言うと多いように聞こえますが、通勤に片道1時間かかる人なら往復2時間のあいだ英語を聴く練習ができるので、あと家でやる練習は1時間であり、それほど多くはありません。週末に集中して時間を取れる人なら、丸一日だけ朝から晩まで自分を英語漬けにして12時間稼げます。これで週に27時間取れるので、9ヶ月ちょっとで1000時間になります。つまり忙しい会社員でも約9ヶ月あれば、英語で仕事ができるレベルになります。英語は練習量に比例してうまくなるので、日本語のテレビを視る時間は削って英語の練習に当てます。英語学校に行くだけが英語を使えるようになる道ではありません。
2013年11月12日火曜日
知って得する英語練習法
「IT英語」を一般向けにしたキンドル書籍を出しました。英語練習法のコツを手っ取り早く知りたい人におすすめします。キンドルは有料の本しか出せませんので、価格を100円としました。2万文字の分量で30分あれば読了できます。 Kindle Appでも読めるので、スマホの小さい画面だとキンドル版の方が楽に読めます。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00GM9QYF8
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2013年11月2日土曜日
オリビアを聴きながら
昔から疑問だったことのひとつに、尾崎亜美が作詞作曲し杏里が歌った「オリビアを聴きながら」という歌にある「Making good things better」という歌詞の意味があります。最近またこの歌を聴く機会があって、その疑問がよみがえりました。そこで調べてみると、アメリカのオリビア・ニュートン・ジョンが歌った歌のひとつに「Making a good thing better」という名前の曲があって、そこから来ているらしいという事が分かりました。ところがこの元歌を聴いてみると実に陽気な曲で、杏里の歌った曲とは正反対の事を言っています。そこで日本の曲の歌詞をじっくり眺めると、この英語の意味が見えてきました。ずばり「努力したのに」です。「出会った頃はこんな日が来るとは思わずにいた。making good things better いいえ済んだこと、時をかさねただけ」という文脈から考えると、これがぴったりです。「愛を育む努力をしたのに、上手く行かなかった」という気持ちが読み取れます。「I was making good things better」という文の「I was」が省略されたものと思います。元歌では「朝のキスもこうやればもっと良くなるのよ」みたいな調子でオリビアが夫か恋人に「二人の生活をより良くしましょうね」と歌いかけています。恋の破綻を歌った「オリビアを聴きながら」とは逆の歌なので、良い対比になっています。長年の疑問が解けてスッキリしました。
Here is the music clip from Youtube Making a good thing better by Olivia Newton-John and its lyrics. Compare with オリビアを聴きながら to see for yourself.
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2013年9月19日木曜日
不加算名詞と単位
アプリ「IT英語」はiOS7で動作確認済みです。あまり凝ったコードではないので素直に動きます。
ところで「水をくれ」を英語にすると、give me a cup of water と水の単位を明示しなければなりません。このように常に単位は何かを明らかにするという考え方が日本になかったのはなぜでしょうか。気ばたらきの日本では聞き手が話者の意図を察するので、「水をくれ」といったらコップに一杯の水と考えるのが常識だからでしょうか。また英語にある accountability (説明責任)という言葉が日本になかったのはなぜでしょうか。会話において話者にちゃんと説明する責任があると考えるのがアメリカ式で、聞き手が察するのが日本式です。アメリカだと、分かっている人なら他の人にちゃんと説明できるはずだという期待があるので、知らない事を人に訊くのは恥ずかしい事ではなく良い事とされています。聞き手に話した事以上の解釈を求める日本では、いろいろ質問するのは逆に「察しの悪いやつ」という評判が立ってしまいます。会議で嬉しそうに質問するアメリカ人とめったに質問しない日本人を見ると、言語より文化の違いが共意(communication)の妨げになる心配があります。
ところで「水をくれ」を英語にすると、give me a cup of water と水の単位を明示しなければなりません。このように常に単位は何かを明らかにするという考え方が日本になかったのはなぜでしょうか。気ばたらきの日本では聞き手が話者の意図を察するので、「水をくれ」といったらコップに一杯の水と考えるのが常識だからでしょうか。また英語にある accountability (説明責任)という言葉が日本になかったのはなぜでしょうか。会話において話者にちゃんと説明する責任があると考えるのがアメリカ式で、聞き手が察するのが日本式です。アメリカだと、分かっている人なら他の人にちゃんと説明できるはずだという期待があるので、知らない事を人に訊くのは恥ずかしい事ではなく良い事とされています。聞き手に話した事以上の解釈を求める日本では、いろいろ質問するのは逆に「察しの悪いやつ」という評判が立ってしまいます。会議で嬉しそうに質問するアメリカ人とめったに質問しない日本人を見ると、言語より文化の違いが共意(communication)の妨げになる心配があります。
2013年9月8日日曜日
日本で英語を使う方法
英語も日本語もサッカーのように普段から練習しないと上手くなりません。インプットの「視る」と「聴く」は映画のDVDを視聴すれば練習になるとして、アウトプットの「話す」と「書く」はそう簡単にはいきません。もちろん一人でも「英語で実況中継」や「英語で独り言」をやればある程度の話す練習にはなります。でもあまり面白くないので続けるには強い動機が必要です。Siriに話しかけるのも限界があります。人に話しかけて話題を膨らませるのに較べると、どうしてもドキドキ感が足りませんし、他の人から新しい英語表現を学ぶ機会がありません。そこで志を同じくする人どうしで集まって、英語で話す練習をするのが一番だと思います。学校でも英語研究会みたいなクラブがあったように、日本人なんだけど英語で話すクラブがあってもいいかと思います。今はSNSとかでそうした集まりを開くのは簡単なので、英語を話したい人が勉強会を開くつもりで、できれば毎日1時間ぐらい英語だけで話す練習をしたいところです。そうした集まりには時々ゲストを呼んで新鮮な話題に触れるといいでしょう。あるいはYouTubeやTEDのビデオを見て、そのテーマについて話し合うという手もあります。そこに英語のコーチがいればなお良いでしょう。
2013年7月26日金曜日
助動詞は気分動詞
英語の must, shall, can, may は日本語だと助動詞と言います。ところが英語ではこれらを modal verbs と言います。なぜ modal かというと、これらは話者の気分を表す動詞だからです。英語の mode は mood と同じく気分を表します。だから助動詞と呼ぶのは間違いで、気分動詞と呼ぶのが正解です。話者の気分を表す動詞だと理解すれば、その使い方にも納得が行きます。
2013年7月17日水曜日
TEFLコース修了
将来プロとして人に英語を教えるために、BridgeのTEFL Educatorコースを受けました。英語を母国語とするか、または母国語に近いレベルで使える人向けに作られたコースです。でも決して難しいコースではありません。恐らくアメリカの高校を卒業していればAが取れるようなコースです。このコースを受けてみて、日本の英語教育がいかに時代遅れかがよく分かりました。日本語を使って英語を教えているようではダメです。でも単純にネイティブと英語で話せばいいという事でもありません。英語を英語で教えるにはそれなりの知識とトレーニングが必要です。もし英語学校に行くなら、TEFLかTESLまたはTESOLなどのコースを終了した先生が教えてくれる学校を勧めます。外国の英語学校だと、こうした修了書を持っていないと英語教師として働けない所もあります。日本はそのあたりが曖昧です。
追記:さらにビジネス英語教育と幼児英語教育について学びました。ビジネス英語教育の知識は今後とても役立ちそうです。
2013年7月14日日曜日
「IT英語」が電子書籍の理由
ITを使って英語を練習する方法を伝えるのが「IT英語」の目的です。読者には「IT英語」を最も必要とするであろう20代のソフトウェア・エンジニアを想定しています。この本のページには他のサイトへのリンクが貼ってあるので、紙の本では不便です。また紙の本として出すだけの販売数も見込めませんので、電子書籍として出版しました。スマホでもタブレットでも読めるし、そのままインターネットを使って英語の練習もできます。配布ルートとしては Apple iTunes Store、Google Play、Amazon AppStoreの3種類があります。世界レベルのソフトウェア・エンジニアになるには英語は必須の道具です。読者の皆様からのご意見、ご要望をお待ちしています。
2013年6月22日土曜日
IT英語 1.3
「IT英語」バージョン 1.3をまずAndroid向けに出しました。左右へのスワイプでページの切り替えができ、またダブルタップでズームインができます。これでiOSとAndroidの間で使い勝手をほぼ同じにしました。本は語句を2カ所直しただけなので、本としては前の版とほぼ同じです。
追記:iOS版も出ました。本の内容はAndroid版と同じです。なぜかiOS版の方がAndroid版の10倍人気があります。なおiPadの画面回転にともなう不具合を修正したため、iOS版のバージョンは1.3.2です。
2013年6月13日木曜日
単語と文法だけでは
筆者はかつて、英語というものは単語と文法を知っていれば使えるものだと思っていました。でもそれは大きな誤解でした。自然言語の文法は有限の文例から帰納されたものです。当然例外があり、自然な言語表現を作り出すには文法だけでは不十分です。さらに言語には文脈があるので、そこから切り離して単語だけ並べても自然な表現になりません。機械翻訳の欠点はこれです。文法的に正しくても意味不明な表現はたくさんあります。極論すると、99%の人は前に聞いたり見たりした表現を組み合わせて使っているだけです。新しい表現を創り出すのは残り1%の芸術家です。だからインプットを増やせば、アウトプットも増えます。自然な英語を話すには、自然な英語をたくさん聴いたり読んだりする必要があります。日本人のほとんどは、日本語の文法など知らずに自然な日本語を話しています。英語でも同じです。ただし大人になってから短時間で身につけるには、日本語の知識を利用して英語を学ぶために辞書を使います。文法には例外があるので、なるべく数多くの文例を体で覚えるのがベストです。単語と文法だけでは言葉は使えません。
言いたい事に対する表現方法は、日本語を話す、英語を話す、歌を歌う、ダンスを踊る、音楽を奏でる、絵を描くなどいろいろあります。表現の引き出しを増やすのがインプットの目標です。英語を話すには、引き出しに入れた表現を取り出して使います。引き出しの数が多いほど表現が豊かになります。
2013年6月1日土曜日
「IT英語」言葉の練習
赤ちゃんが母国語を習う順序は「視る」「真似する」が先で「聴く」「話す」「読む」「書く」が後です。社会人は学生と違って昼間は仕事で忙しいので、通勤時間とか休日などに小間切れの時間で英語を練習することになります。でも基本は「視る」「真似する」から入り「聴く」「話す」「読む」「書く」になります。 日本の受験英語ではいきなり「読む」「書く」から始めるので、これでは会話は上達しません。「視る」「真似する」は大人にも必要な練習です。この練習方法を下から積み上げて行く山形のモデルで説明すると、その土台に当たるのが「想い・願望・動機」です。下のインプットで覚えた表現を上のアウトプットで使います。英語による表現の引き出しを増やすのが練習の目的です。
2013年5月30日木曜日
IT英語 1.2
「IT英語」をバージョン1.2に更新しました。iOSとAndroidの両方で拡大倍率を維持し、ページの切り替えで倍率のリセットが起きないようにしています。さらにiOSでは拡大時でも大きめのスワイプでページを移るようにしました。このためiOSはAPIの都合上5.0以上のみサポートします。内容面では、言語の習得過程を説明する図と表現の引き出しを表す図を「言葉の練習」に追加しました。その他文章を読みやすくするための変更をしました。
2013年5月24日金曜日
英語の不思議その1
英語の辞書を引くと、時々語源がラテン語とかギリシャ語とされるものに出くわします。またフランス語から来たとされる言葉には obtain とか bureaucracy のように教科書的な臭いがします。日本語にある漢語のようなものです。中学以来ずっとこれが不思議でしたが、先日ついにその謎が解けました。英語の歴史について調べたら、英語の先祖とされる古い英語(アングロ・サクソン語)はもともと西ドイツ語系の言語で、それにフランス系の征服者がもたらしたラテン語系の言葉が加わり、ギリシャ語やヒンズー語も混じって今や何でもありの状態になっている事が分かりました。英語には「これが標準英語」というものがありません。何でも吸収してしまうので、日本語からも kamikaze とか sensei という言葉が英語になっています。また時代とともに発音が代わり、昔は発音していた know の k も今やただの飾りです。綴りと発音が1対1でないのも英語の特徴です。色々な国の言葉が混ざったので、綴りと発音の規則は例外だらけになっています。さらに昔の僧侶が古文書を書き写す時に間違えたため、物によりひとつの単語で複数の綴りが存在します。例えば hiccup は hiccugh とも書きます。発音は同じです。英語では綴りにあまり規則性がないので、漢字の書き取りのように綴りの練習があり、spelling bee といって小学生が参加する全国大会まであります。例外だらけの英語の綴りを覚えるのはアメリカ人にとっても一苦労なのです。ですから日本人の我々が英語の綴りで悩むは当然です。堂々とスペル・チェッカーを使いましょう。
2013年5月8日水曜日
英語教育改革その2
中学校では日本語で英語を教えます。高校では英語で英語を教えます。大学では英語で専門科目を教えます。なぜでしょうか。それは英語を道具として使うためです。英語は学問ではありません。知識だけあってもダメなんです。英語はむしろサッカーのようなスポーツです。頭ではなく体で練習して覚えるものです。言葉は使って始めて価値があります。それには学生の場合、普段から学校で使わなくてはいけません。そのために高校からは英語で教育します。日本語で英語を教えている内は英語をしゃべれるようにはなりません。英語で30年苦労した筆者が言うのですから間違いありません。空気を呼吸するように英語を使って、言いたい事を言いたい時に言える様になるのが英語教育の目標です。大学生になったら専門科目は英語で学びます。政治、歴史、経済、工学、科学などを英語で学んでおけば、世界中どこにいっても働く事ができます。言い換えると、日本にいても世界のどの国の企業とも互角に戦えるようになります。勿論そのためには、英語で英語を教えたり、英語で専門科目を教えられる先生が必要です。日本にいなければ、海外から来てもらう必要があります。
2013年4月30日火曜日
英文法のコツ
細かい文法は英語を話すのに不要だと前に書きました。では英語を話すのにどの文法だけ押さえておけばよいでしょうか。それは語順、時制、冠詞の三つです。英語は日本語と違い主語、動詞、目的語の順に発話します。中学で習ったSVOです。この順番を崩すと相手は英語として理解できなくなります。日本人はつい目的語から言い始めてしまうので、必ず主語から始める練習をします。I とか You とか They とか It などよく使う主語から始めて、ひと呼吸の間に次に続く表現を頭の引き出しから引っ張り出して言えば間に合います。次の時制は実は英語だけでなく日本語にもある概念です。なので時間軸に沿って考えれば納得できます。今を基準にいつの話をするのかが時制です。過去に1回起きた事か、複数回起きた事か、今でも続いていることか、過去のある時点まで続いていた事かを表すのに、過去形、現在完了形、現在完了進行形、過去完了進行形を使います。これも一応中学で習ったことです。最後の冠詞は日本語にない物なので、意識して使わなければなりません。英語では名詞を数えられる物とそうでない物に分けて考えます。数えられるものには冠詞を付けます。任意の物には不定冠詞を、既知の物には定冠詞を付けます。ただし同じ単語でも、意味によって加算名詞として扱う場合と不加算名詞として扱う場合に分かれるものがあり、辞書を引くとその差が分かります。日本語にはこの加算名詞という発想がないので、英語を話す場合は冠詞とその後に来る名詞に何を選ぶか注意します。不特定多数の加算名詞には冠詞を付けません。迷ったら冠詞の代わりに his とか her を付ける手もあります。
2013年4月6日土曜日
英語が身に付く
日本語はもともとの大和言葉と輸入した中国語との混合なので、いろいろ意味不明の表現があります。たとえば「身に付く」という表現です。辞書によれば、「知識や技術を自分のものにする」という意味です。例として「早寝早起きが身に付く」とあります。それならば「英語が身に付く」というのはどういう事でしょうか。身に付くのは知識や技術です。では英語のどんな知識や技術が身に付くのでしょうか。「身に付く」という述語の主語には動作を表す名詞が必要なので、主語が「英語」だと動作が不明です。言語を身に付けるというのは、好意的に解釈すれば「流暢にしゃべれるようになる」という意味かと思います。なので「英語が身に付く」というのは「英語を流暢にしゃべれるようになる」という事だと仮定しましょう。するとテキストを読んだりCDを聴くなどのインプットの練習だけでは不十分で、アウトプットの練習が必要です。そこで、ある大学の英語の先生は歩きながら自分に英語で周りの出来事を実況中継をするそうです。なるほど、これなら「英語で独り言を言う」という筆者の練習方法と似ています。日本では英語を話す機会があまりないので、聴く人がいなくても自分から英語を話す練習をします。それが「英語を身につける」一番の方法です。
2013年3月26日火曜日
英語教育改革
大学入試のためだけにある受験英語という壮大なムダをなくすには、良い方法があります。それは英語試験のかわりに、TOEFLの点数を英語の成績として使う事です。英語には共通一次試験も要りません。高校でTOEFLを(複数回)受けさせて、その点数をもとに他の科目の試験結果と合わせて各大学が合否を決めれば良いのです。TOEFLは全世界共通なので、入学後に大学生が海外に留学する時にも役立ちます。受験英語のかわりにTOEFLの点数を使えば、日本人の英語力はグンと上昇します。ガラパゴス化した受験英語はやめて、世界レベルで使えるTOEFLを大学入試に使いましょう。文法は中学3年間で十分習いました。高校では英語のみで英語を教えます。英語を使う練習のために、上位の大学では英語で専門科目を教えましょう。今やインターネット上のページは80%が英語です。英語を使わないという事は、その80%の情報に目をつぶるという事です。
2013年3月12日火曜日
どうしてALT?
Assistant Language Teacher (ALT) をご存知ですか。日本の学校に、税金で海外の英語圏から来てもらう英語教育のお手伝いさんをこう呼びます。これはつまり学校の先生に英語を教える力が足りないという事を文科省が認めているわけです。2007年の日本の調査によると公立高校の英語教師の約半数はTOEICを受けた事が無く、また約半数は730点に満たなかったそうです。つまり日本の英語教師は英語を話せないというのが実情です。そうした人から英語を習って話せるようになるわけがないので、先ほどのALTが登場します。英語の教師は最初から最後まで英語を話さなければいけません。細かい文法などどうでもいいのです。皆さんは日本語の文法を学校で習う以前にすでに日本語を話していました。習うより慣れろとは英語のためにあります。どうせ例外がある文法を暗記するのではなく、毎日英語を使って体で覚えるのが近道です。英語は聴くと話すが基本の能力であり、モノマネで覚えます。受験英語は一歩海外に出たら何の役にも立ちません。そんな事に時間とお金を使うのはもう止めましょう。
2013年2月21日木曜日
オーディオ・ブック
英語を聴く練習にはオーディオ・ブックも役立ちます。オーディオ・ブックとは本の朗読が入ったCDのことです。日本語は漢字を使ううえ同音異義語が多いので、本を朗読で読む習慣が一般の人にはありません。でも英語は表音文字なので、文字を読むためには一度頭の中で音読しなければなりません。そのため本を朗読で読む人が多く、商品としてのオーディオ・ブックが発達しています。実際ほとんどのベストセラーは朗読で読む事ができます。オーディオ・ブックが英語を聴く練習に良いのは、知らない単語に出会ったら元の本でその単語を確認できることです。つまり文字が音に変換される現場に立ち会うことができます。日本でも英語の本は簡単にアマゾンから買えるようになりました。オーディオ・ブックも売っていますので、人気のハリーポッター・シリーズなどが良い教材になります。ある程度英語が言葉として聞こえるようになったら、好きな本のオーディオ・ブックに挑戦してみて下さい。電車通勤の時間がこの練習にはうってつけです。同じ本を何度も聴くことで耳が英語に慣れます。知らない単語が減るにつれ、文字を読むよりも楽にオーディオ・ブックの英語を理解できるようになります。また聴いた英語は自分で真似してみましょう。心に残るセリフを覚えておけば後で会話の時に役立ちます。
2013年2月9日土曜日
冗談
英語でシャレを言ったり冗談を言うのには高度な技術が要ります。言葉の意味と音を良く理解している上に、時事問題への知識が必要です。日本でよくある自虐ネタは話者への信頼を失わせるので、ビジネスの場では使いません。湿った笑いとか苦笑を呼ぶような「情けない話」も私的な場だけにしてください。ではビジネスの場でどんな冗談を言えばいいでしょうか。もちろん下ネタは厳禁です。その場にいる人に「こいつは目の付けどころがいいな」と思わせる話や、みな心の中で思っているけどあえて言わない話などがおすすめです。たとえば「映画館で売ってる飲み物は高いよね。映画館で一番利益率が高いのは何だか知ってるかい。水だよ。ボトル入りの。だから僕は映画館にいく時は必ず水のボトルを持って行くの。空港じゃないから、荷物検査なんてないしね。」というのはいかがでしょう。空港での荷物検査はよく冗談のネタになります。テロを防ぐために必要だけど、煩わしいのが本音ですから。また「映画館で一番利益率が高いのが水だ」という話は、ビジネスマンには大受けです。冗談は言い方がとても大事なので、滑らかに言えるように普段から練習しておきます。人から聴いた話ではなく、自分で本当に思っている事を冗談にするのがコツです。筆者ならこれに加えて「でも独身の男性が彼女と映画館に行く時は気を付けてね。ケチなやつだと思われて振られても僕のせいじゃないよ。」と付け加えます。みな心の中で思っているけどあえて言わない話が良い冗談のネタになります。
2013年1月24日木曜日
正しい英語
「正しい英語」とは何でしょうか。それは「正しい日本語」について考えれば分かります。あなたは「正しい日本語」をしゃべっていますか。通じる日本語ということですね。意味不明な日本語は正しくありません。パソコンで英語を翻訳するとよく意味不明な日本語になります。これは「正しい日本語」ではありません。同様に「正しい英語」とは通じる英語ということです。パソコンで日本語を英語に翻訳すると出て来る意味不明な英語は「正しい英語」ではありません。でも通じる英語ということなら世の中に色々あります。ところで、本当は「Good bye」とは言わないとか「What time is it now?」は「正しい英語」ではないという主張を耳にします。もしこれらが英語として通じないという意味ならこの主張は誤りです。どちらも問題なく通じる英語です。これを確かめるにはインターネットで検索すれば分かります。仮にこれらがアメリカで一般的でないという主張なら理解できます。でも「正しい英語」ではないというのは誤解を生みます。残念なことに、こうして不安をあおる本や学校の広告を最近よく目にします。アメリカで一般的な表現だと、前者は「See you (tomorrow)」であり後者は「Do you have the time?」です。でもこれは些細な違いで、重箱の隅を突くような話です。どちらでも英語として通じるし、通じる英語なら何でも良いのです。同じ事を言うのに複数の言い方があるのは日本語も英語も同じです。「さよなら」も「お先に」も「また明日」もすべて正しい日本語です。英語にもこうした複数の「正しい」表現があります。もし不安ならその場で検索してみましょう。
2013年1月11日金曜日
英語を読もう
ITの世界は進歩が速く、iOSだとその解説本が日本語に翻訳されたと思ったらもう次のiOSバージョンが出ています。翻訳には普通1年程度かかるので、日本語の本しか読まないと毎年更新されるiOSなどいつまでもひとつ前のバージョンしか使えません。オープン・ソースの世界はもっと大変です。解説本がなく英語のドキュメントしかない場合、ひたすら英語を読まないと使えません。でも英語を読む場合にコツがあります。それは段落の最初の文章だけを読むという速読法です。英語だと段落の頭にまず結論を書くので、これでどの段落に何が書いてあるのかを掴んでから、次に自分の知りたい段落を丁寧に読みます。練習の時は知らない単語を飛ばしてはいけません。面倒でもちゃんと辞書で意味と発音を調べてから、ドキュメントにある文章ごと例文として音読して覚えます。こうしたドキュメントを書く人は決まった単語を使う傾向があるので、一度辞書で調べておけば次にまた同じ単語が出た時すぐ意味が分かります。下手な翻訳を読むより元の英語を読むほうが早いし、誤訳もありません。
2013年1月1日火曜日
N対M
当然ですが、英語と日本語は単語レベルで1対1対応になっていません。例えば英語の「mind」は辞書によると日本語の「心」「精神」「理性」「知性」「考え」「記憶」という名詞に相当します。それとは逆に日本語の「気持ち」を辞書で調べると「feelings」「mood」「wish」に相当します。英語の「mind」と日本語の「気持ち」は、ともに説明するのが難しい言葉です。辞書が教える単語は近いけどドンピシャリではありません。その意味で英語と日本語はN対Mの関係にあります。英語の単語ひとつが複数の日本語に相当し、また日本語の単語ひとつが複数の英語に相当します。このため自分の言いたい事を英語で言う場合、単語レベルではなく一段下がった「想い」のレベルから英語で表現します。自分の引き出しに蓄えた表現からその「想い」に一番近いものを選んで、口から出すというのが英語を話すという作業です。言いたい事は脳の中にあります。それを言語化して外に出すのが発話です。
2012年12月29日土曜日
「IT英語」無料化実施
発売一周年を記念して「IT英語」を無料にしました。広告も付けてません。ひとりでも多くの日本人に楽しく英語を練習する方法を教えるのが筆者の希望です。シリコンバレーで20年以上ITエンジニアを続けてきた筆者がお勧めする方法はとても簡単で効果的です。英語はモノマネで覚えます。
2012年12月20日木曜日
始まりと終わり
英語を道具として使う場合、英語で始まり英語で終わります。途中に日本語を入れず、英文和訳や和文英訳はしないということです。英語を聞いたら英語で質問します。実時間で会話が進むので、途中で日本語に翻訳する暇もなければその必要もありません。日本人は中学校で英文和訳をたくさん練習しますね。でもあれは英語を使って仕事をする上で物の役に立ちません。学校などで英語を読んでその内容を理解しているかどうかを知るには、英語の質問に(最初はYesかNoだけでもいいから)英語で答えてもらいます。日本では英語の教師に英語を話す力がないので、英語を読んでその内容を生徒に日本語へ翻訳させて、教師が日本語で質問します。生徒が答えるのも日本語です。こうして英語と日本語の間を行ったり来たりしている間は、英語を道具として使えるようにはなりません。無意識に英語を理解し英語で発話するためには、最初から最後まで英語だけを使います。英語と日本語を混ぜてはいけません。
2012年11月30日金曜日
「IT英語」バージョン1.1
本の内容を更新しました。読者の質問が多かった発音について4ページ追加し、略語集を2ページ増やしました。またiPhoneとiPod Touchでは横長表示のみにしました。さらにアプリ再表示の際のページリセットをなくしました。iOS4とiOS5ではPDFの最初の表示方法が違い、iPhoneとiPod Touchの縦長表示では最初に画面の下半分が余白になるので、これらのデバイスでは縦長表示をやめました。Androidにはこうした制限はないので、ページの追加のみです。発音について自信のない方が多いのは分かります。筆者もかつてはその一人でした。でも英語の発音をそれほど難しく考える必要はありません。
2012年11月29日木曜日
「IT英語」発音
日本には発音が良くないと自分の英語は通じないと信じている人がいます。もちろん英語らしい発音は大切です。でももっと大事なのが語順と強弱アクセントです。話し言葉としての英語では、語順を間違えたらどんなに発音が良くても相手に通じません。日本語には助詞「てにをは」という便利なものがあるので、主語や動詞の位置は固定していません。助詞が主語や目的語を表す印となるので、助詞に高低アクセントを置いて話せばどんな語順でも相手に通じます。冒頭の文を例にとると、次の複数の文はすべて日本語として通じる文です。
日本には発音が良くないと自分の英語は通じないと信じている人がいます。
発音が良くないと自分の英語は通じないと信じている人が日本にはいます。
日本には自分の英語は発音が良くないと通じないと信じている人がいます。
自分の英語は発音が良くないと通じないと信じている人が日本にはいます。
ところが英語にはこうした柔軟性がありません。助詞がないので、語順で主語や目的語を表します。そのためSVOの基本形からはずれると、相手は英語として理解できなくなります。
...
日本には発音が良くないと自分の英語は通じないと信じている人がいます。
発音が良くないと自分の英語は通じないと信じている人が日本にはいます。
日本には自分の英語は発音が良くないと通じないと信じている人がいます。
自分の英語は発音が良くないと通じないと信じている人が日本にはいます。
ところが英語にはこうした柔軟性がありません。助詞がないので、語順で主語や目的語を表します。そのためSVOの基本形からはずれると、相手は英語として理解できなくなります。
...
2012年11月24日土曜日
テレビの字幕
アメリカのテレビ放送には、耳の聞こえない人のためにClosed Captionという英語の字幕が必ず付き、視聴者がこの字幕を表示するかしないかを、テレビのリモコンで選びます。これは少なくとも20年前から、つまりアナログ放送のころからやっています。映像信号の表示されない部分に文字情報を載せているそうで、映画のVTRでも字幕表示ができます。ニュースも口述筆記のように実時間で字幕が付きます。当然CMにも字幕があります。日本はまだそこまでいかないようですね。アメリカだと移民が多いので、字幕は英語が聞き取れない人にも役立ちます。筆者はアメリカのテレビ放送を字幕付きで視て英語の練習をしました。日本のケーブルテレビなどでアメリカの番組を視る場合、英語の字幕は表示可能でしょうか。もし表示できればそうした番組はいい練習材料になります。Huluだと字幕を選べるそうです。
2012年11月11日日曜日
英語は音読
英語は表音文字であるアルファベットからできています。英文を読むというのは、日本語で平仮名だけで書かれた文章を読むのと似ています。「えいごは ひょうおんもじである あるふぁべっとから できています」という文には意味の手がかりになる漢字がありません。漢字という表意文字に慣れている日本人が英文を前にして最初につまずくのが、文章を見ただけでは意味が掴めないという点です。英文は頭の中で音読しないと意味が分かりません。つまり文字のつながりを一度音のつながりに変換して、その音から記憶をたどって意味を掴むのが英文を読むという作業です。このため発音を知らない単語は音読の妨げになります。英語は単語の発音と意味を必ず一緒に覚えます。英文を読むという作業は、頭の中で音読した英語を聴くという作業です。英語を聴く力があって始めて、英文を頭から順に理解できるようになります。つまり読む力は聴く力を土台としています。例えて言えば、目だけなく耳も使っているようなものです。文字を視てその音を同時に聴くといい練習になるので、映画の字幕を使って発音と文字を同時に頭に入れます。漢字だけ拾えば意味が分かる日本語とは違い、英語は頭から順に音読して理解するのがコツです。
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