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このサイトでは、シリコン・バレーでアメリカのIT企業に30年以上勤めるMasaが、仕事に使う道具としての英語の習得法をあなたに教えています。英語はスポーツと同じで練習すれば誰でも上手になります効果的な練習方法は知りたい人は、まず右下の無料アプリ「IT英語」をダウンロードして読むか、iBooksにある無料のIT英語」を読むか、あるいは一般の人向けにキンドル本になった「知って得する英語練習法」をキンドル又はキンドル・アプリで読んでください。英語は翻訳するものではありません英語ができる人は日本語と英語のどちらでも言いたいことが言えます。Masaはシリコン・バレーでソフトウェア・エンジニアとして働く一方、英語で英語を教えるアメリカの教育者向けトレーニングも受講し修了しています。英語でさんざん苦労したMasaはあなたが何を間違えているかが良く分かります。文法と単語と発音を知っているだけでは英語を使えるようにはなりません。大事なのは英語表現をカタマリとして覚えることなので、これに役立つ練習方法を手に入れましょう。

2014年11月27日木曜日

説明責任

英語で言うとAccountabilityです。日本語だと「説明責任」と辞書に出ています。これは日本でよく誤解される言葉で、とくに公務員や政治家に求められる責任です。その意味は「説明する責任」ではありません。Accountabilityとは「聞き手が納得して質問が出なくなるまで説明を尽くす責任」という意味です。これは英語に特有の考え方で、英語では聞き手を理解させるのは話者の責任となっています。聞き手が理解できないのは話者の説明が悪いからという考え方です。これを公式に認めたのが上記の「説明責任」です。聞き手が誤解していたり、納得していないのに説明を切り上げるのは説明を尽くした事になりません。聞き手の質問に答えなかったり、関係のない答えをして質問をはぐらかすのもダメです。記者会見で記者の質問に誠実に答えているかどうかは「説明責任」の良い判定基準になります。会社の広報や内閣の官房長官が果たすべき責任のひとつです。

2014年11月20日木曜日

英語の先生の英語力

何かと話題の朝日新聞からの引用です。[1] 『「英検準1級以上」などの力を持つ英語の先生の割合は、公立高校で53%、公立中学校では28%だったことが文部科学省の調査でわかった。国が掲げる「高校75%、中学50%」の目標には及ばず、文科省は検定試験を受験するよう呼びかけている。』これは何も今に始まった事ではありません。2007年の文科省の報告でも同じ事が指摘されています。そこで疑問に思うのは、なにをもって英語の先生は「英語の先生」という肩書きを得るのかです。何ができるから「英語の先生」と言えるのでしょう。英検準1級というのは仕事で英語に不自由しないというレベルではありません。出張で短期間の仕事ならできるというレベルです。それすら到達していない人が先生だとすると、その生徒に多くを望むのは無理があります。すべての公立校は英語の先生が持つ英検級数やTOEICもしくはTOEFLの点数をウェブで公開すべきで、それくらいは納税者にも知る権利があります。

[1] http://www.asahi.com/articles/ASG9J4F8LG9JUTIL031.html

2014年11月9日日曜日

情報密度の差

英語を聴くと時間あたりの情報密度が日本語より高い事が分かります。話し言葉としての英語は音の数が日本語より多いため、いわばより広い帯域を使って多くの情報を短い時間に詰め込んでいます。だから日本語に慣れた脳には英語は日本語より速く聞こえます。これは言語の本質的な違いで、人が速くしゃべるかどうかとは無関係です。日常会話の速度で伝える情報の量が違うということです。このため英語から日本語への同時通訳では、話者が英語で話す時間より翻訳者が日本語で話す時間が長くなります。同時通訳では英語の速度に追いつくため情報を一部省略して日本語化することもあります。ところが書き言葉としての英語は逆に日本語より文字あたりの情報密度が低くなっています。これは英語がアルファベット26文字しかないのに対して、日本語には仮名と漢字というたくさんの文字があるからで、日本語はいわばビット数が多い言語です。そのうえ漢字が表意文字というのも強みです。日本語には漢字一文字で表せる名詞がたくさんあります。でも英語にはアルファベット一文字で表せる名詞はほとんどありません。半角と全角という面積の違いを差し引いても、日本語の文字あたりの情報密度は相当なものです。そんな日本語表現を冗長なものにしているのは表現の差であって、言語の本質的な差ではありません。敬語や婉曲な表現を好む日本語と、論理的で直接的な表現を好む英語との差です。言語習得にかかる時間は情報密度に比例します。英語のリスニングでは、最初から普通の速さの英語を聴くのが上達への近道です。

2014年11月2日日曜日

高校英語読解

高校の英語では、英語の物語を一年かけて読むという授業をする学校があります。これを良い学習にするには3つの条件があります。まず第一に現代英語で書かれた物語を選ぶ事。シェークスピアのような古典は古い英語なのでダメです。第二に学生にとって身近な物語を選ぶ事。例えば高校生にはハリーポッターがオススメです。第三に英語で始まり英語で終わること。長文読解が目的なので、細かい文法の説明は要りません。まず章ごとに段落の最初の文章だけ学生に読ませ、話の筋をつかむ練習をします。その次に段落ごとに学生に読ませて、内容について先生が学生に英語で質問します。宿題として音読する練習をさせておき、授業中は先生と学生の間で英語による質問と回答を繰り返して英語の表現を学びます。この授業時間中は日本語を禁止にして、学生同士もすべて英語で話します。学生の発音は意味が分かるなら特に気にしません。ここで大事なのは日本語への翻訳を挟まずに英語を使う練習です。こうした授業ができる先生は少ないので、日本だと外部から講師を呼ぶ必要があるでしょう。