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このサイトでは、シリコン・バレーでアメリカのIT企業に30年以上勤めるMasaが、仕事に使う道具としての英語の習得法をあなたに教えています。英語はスポーツと同じで練習すれば誰でも上手になります効果的な練習方法は知りたい人は、まず右下の無料アプリ「IT英語」をダウンロードして読むか、iBooksにある無料のIT英語」を読むか、あるいは一般の人向けにキンドル本になった「知って得する英語練習法」をキンドル又はキンドル・アプリで読んでください。英語は翻訳するものではありません英語ができる人は日本語と英語のどちらでも言いたいことが言えます。Masaはシリコン・バレーでソフトウェア・エンジニアとして働く一方、英語で英語を教えるアメリカの教育者向けトレーニングも受講し修了しています。英語でさんざん苦労したMasaはあなたが何を間違えているかが良く分かります。文法と単語と発音を知っているだけでは英語を使えるようにはなりません。大事なのは英語表現をカタマリとして覚えることなので、これに役立つ練習方法を手に入れましょう。

2014年12月27日土曜日

英語初心者なら

練習はモノマネから始めます。では初心者は何をモノマネすればいいでしょうか。ズバリそれは映画です。まずレンタル屋さんでアメリカの映画を借りてきましょう。最初はディズニーのアニメ映画が最適です。英語字幕と英語音声でその映画を視ます。セリフが画面に英語字幕として写るので、もし意味が分からない単語がある場合は一時停止して辞書を引きます。すべてのセリフの意味がだいたい分かれば十分です。次に同じ映画を最初から視て英語のセリフをオウム返しに読み上げます。このとき俳優の言うとおりにモノマネするのが肝心です。俳優の言うセリフと同じように言えるようになるまで何度も練習します。モノマネですからなるべく本人そっくりに発音します。真似しにくいセリフはその場で10回言ってみましょう。これができたら、最後に英語字幕を消して聴いたセリフをそのまま口から出します。こうしてひとつの映画を最低3回は視てセリフをモノマネします。映画に含まれる英語の歌もマネしましょう。この練習を10本の映画でやれば初心者の練習は完了です。ここは自分の視たい映画を選ぶのが練習を続けるコツです。これなら誰でもできますね。毎日練習すれば30日で終わります。集中して練習するのが上達への近道です。

2014年12月18日木曜日

言葉の壁

国家間の戦争の原因は資源争い、宗教の違い、領土問題など複数あります。こうした原因で紛争が起きたとき、それを話し合いで解決するにはお互いが相手の事情をよく知っている必要があります。相手の事情をよく知るためには話が通じる必要があり、国民レベルで言葉が同じだと有利です。逆に言うと言葉が通じない国同士が仲良くするのは容易ではありません。ウクライナ情勢はその典型的な例で、ロシア語を話す住民がロシアへの帰属を求めて戦争しています。ウクライナ語を話す住民はあくまで自分たちはウクライナ人であって、ロシア人ではないという意識です。日本とアメリカがかつて戦争したのもお互いが相手の事をよく知らなかったのが原因です。日本語と英語のように大きな言葉の壁があると、容易に誤解が誤解を生む悪循環に陥ります。単にグローバル経済を生き抜くために外国語が必要だというだけでなく、他国との戦争を回避するためにも日本人には外国語が必要です。それに相手国の事情を知っていれば、より有利に交渉を進めることができます。太平洋戦争中に日本が英語を敵性外国語として排斥したのは、本当に馬鹿げた判断だったのです。

2014年12月10日水曜日

なぜ日本人は英語が下手なのか

そもそも学校で英語を学ぶ目的が大学受験で、公立校の英語の先生も英語が得意とは限らず、その上ふだん英語を使う機会が日本にはありません。これでは日本で英語がうまくなる訳がありません。そこでまず大学受験を変えるという意味で、TOEFLの点数を大学受験の代わりに使うのは賛成です。あと英語の先生の英語力を上げるには、先生のTOEFLの点数を公開するといいでしょう。先生同士が生徒の前で定期的に英語で公開討論するのも生徒には良い刺激になります。日常生活で英語を使うのは難しいので、まずは高校から英語の授業で英語を使い、大学では専門科目を英語で教える事にしてはどうでしょう。社会人となれば英語ができる人は英語を使う仕事に就くので、それ以外の人のためには英語のみのテレビ放送を無料で流すのが簡単です。電波を使うのではなく、インターネットを使えばあまりコストはかかりません。それにインターネットなら海外の英語のニュースや番組を今でも無料で視聴することができるので、あとは英語を話す機会をどう実現するかです。それには観光地にいって英語でボランティアをやればいいのでは。日本は海外からの観光客に依存する経済になりつつあるので、英語を話せる人が日本に増えれば日本の経済にも格段に良い影響があります。今やお店の店員にも英語が必要です。

2014年12月2日火曜日

英文を読む

英語の文章なら読むことができるという人は日本にもたくさんいます。でもそれは「英文和訳ができる」人であって、本当に英文を読むことができる人は少数派です。実は英文を読むという作業には日本語への翻訳を含みません。先頭から英文を順に音読して理解するので、文の途中で止まったり戻ったりもしません。要は日本語の本と同じ速さで英語の本を読むことができるかという話です。文をいちいち日本語に翻訳しないと理解できない場合、まだ読むという作業はできていません。そもそも英文を和文と同じ速さで読むには英語を聴く能力が必要です。なぜなら英語は表音文字のため、音読してその文字を音に直して聴くのが英文を読むという作業だからです。英語を聴くには出てくる単語の発音と意味を知っている必要があり、さらに単語を組み合わせた英語表現やその背後にある文法をある程度知っていなければなりません。「英文和訳ができる」と「英文を和文と同じ速さで読むことができる」の違いは、英語を学問として扱うのか、それとも仕事の道具として扱うのかの違いです。いくら学問としての英語を学んでも、それだけでは英語を仕事の道具として使えません。

2014年11月27日木曜日

説明責任

英語で言うとAccountabilityです。日本語だと「説明責任」と辞書に出ています。これは日本でよく誤解される言葉で、とくに公務員や政治家に求められる責任です。その意味は「説明する責任」ではありません。Accountabilityとは「聞き手が納得して質問が出なくなるまで説明を尽くす責任」という意味です。これは英語に特有の考え方で、英語では聞き手を理解させるのは話者の責任となっています。聞き手が理解できないのは話者の説明が悪いからという考え方です。これを公式に認めたのが上記の「説明責任」です。聞き手が誤解していたり、納得していないのに説明を切り上げるのは説明を尽くした事になりません。聞き手の質問に答えなかったり、関係のない答えをして質問をはぐらかすのもダメです。記者会見で記者の質問に誠実に答えているかどうかは「説明責任」の良い判定基準になります。会社の広報や内閣の官房長官が果たすべき責任のひとつです。

2014年11月20日木曜日

英語の先生の英語力

何かと話題の朝日新聞からの引用です。[1] 『「英検準1級以上」などの力を持つ英語の先生の割合は、公立高校で53%、公立中学校では28%だったことが文部科学省の調査でわかった。国が掲げる「高校75%、中学50%」の目標には及ばず、文科省は検定試験を受験するよう呼びかけている。』これは何も今に始まった事ではありません。2007年の文科省の報告でも同じ事が指摘されています。そこで疑問に思うのは、なにをもって英語の先生は「英語の先生」という肩書きを得るのかです。何ができるから「英語の先生」と言えるのでしょう。英検準1級というのは仕事で英語に不自由しないというレベルではありません。出張で短期間の仕事ならできるというレベルです。それすら到達していない人が先生だとすると、その生徒に多くを望むのは無理があります。すべての公立校は英語の先生が持つ英検級数やTOEICもしくはTOEFLの点数をウェブで公開すべきで、それくらいは納税者にも知る権利があります。

[1] http://www.asahi.com/articles/ASG9J4F8LG9JUTIL031.html

2014年11月9日日曜日

情報密度の差

英語を聴くと時間あたりの情報密度が日本語より高い事が分かります。話し言葉としての英語は音の数が日本語より多いため、いわばより広い帯域を使って多くの情報を短い時間に詰め込んでいます。だから日本語に慣れた脳には英語は日本語より速く聞こえます。これは言語の本質的な違いで、人が速くしゃべるかどうかとは無関係です。日常会話の速度で伝える情報の量が違うということです。このため英語から日本語への同時通訳では、話者が英語で話す時間より翻訳者が日本語で話す時間が長くなります。同時通訳では英語の速度に追いつくため情報を一部省略して日本語化することもあります。ところが書き言葉としての英語は逆に日本語より文字あたりの情報密度が低くなっています。これは英語がアルファベット26文字しかないのに対して、日本語には仮名と漢字というたくさんの文字があるからで、日本語はいわばビット数が多い言語です。そのうえ漢字が表意文字というのも強みです。日本語には漢字一文字で表せる名詞がたくさんあります。でも英語にはアルファベット一文字で表せる名詞はほとんどありません。半角と全角という面積の違いを差し引いても、日本語の文字あたりの情報密度は相当なものです。そんな日本語表現を冗長なものにしているのは表現の差であって、言語の本質的な差ではありません。敬語や婉曲な表現を好む日本語と、論理的で直接的な表現を好む英語との差です。言語習得にかかる時間は情報密度に比例します。英語のリスニングでは、最初から普通の速さの英語を聴くのが上達への近道です。

2014年11月2日日曜日

高校英語読解

高校の英語では、英語の物語を一年かけて読むという授業をする学校があります。これを良い学習にするには3つの条件があります。まず第一に現代英語で書かれた物語を選ぶ事。シェークスピアのような古典は古い英語なのでダメです。第二に学生にとって身近な物語を選ぶ事。例えば高校生にはハリーポッターがオススメです。第三に英語で始まり英語で終わること。長文読解が目的なので、細かい文法の説明は要りません。まず章ごとに段落の最初の文章だけ学生に読ませ、話の筋をつかむ練習をします。その次に段落ごとに学生に読ませて、内容について先生が学生に英語で質問します。宿題として音読する練習をさせておき、授業中は先生と学生の間で英語による質問と回答を繰り返して英語の表現を学びます。この授業時間中は日本語を禁止にして、学生同士もすべて英語で話します。学生の発音は意味が分かるなら特に気にしません。ここで大事なのは日本語への翻訳を挟まずに英語を使う練習です。こうした授業ができる先生は少ないので、日本だと外部から講師を呼ぶ必要があるでしょう。

2014年10月18日土曜日

19世紀のやり方

日本の伝統的な英語教授法は、教科書を使って生徒に単語と文法と発音の知識を覚えさせる事です。この方法は19世紀のやり方で、今でもこの方法で英語を教えている先進国は日本だけです。では他の国でやっている方法は何かと言えば、英語を聴いて話して英語による表現を覚えるという方法です。これは単語と文法と発音の知識が要らないという意味ではありません。単語の意味や由来、語順や時制といった文法、そしてフォニックスのような発音の知識は基礎知識として大切です。でもその先は英語の便利な文を体で覚えるのが21世紀の英語学習法です。どの状況で何を表現したいかにより使う英語表現が決まります。ここには和文英訳が入り込む余地はまったくありません。英語を道具として使うというのが英語学習の目的であれば、自分の考えや想いを表すのに使える英語表現をいくつか覚えればいいのです。実は英語を道具として使えない英語教師は日本にたくさんいます。そうした人たちは皆この19世紀のやり方で育っているので、いくら子供の英語の学習年齢を下げても、そうした英語の下手な教師から習うのであれば時間の無駄です。発音だけALTに任せるというのも無理があります。文科省も公立学校の小学5年生から英語をという旗を振るなら、まともな英語表現を教えられる先生を養成する事から始めてもらいたいものです。今の小学校の先生には無理な注文です。

2014年9月25日木曜日

1%の世界

インターネットのページは8割が英語です。英語は事実上世界の共通語なので、国境のないインターネットでは英語が主流になっています。もちろんインターネットが英語国であるアメリカで発明されたというもの大きな要因です。では残りの2割の言語は何でしょう。ここ数年でスマホが爆発的に普及したので、スマホ利用者はインターネットが使えます。今のインターネット人口からみると、おそらく2割の半分は中国語です。そして残りの半分は「その他」という分類になります。日本語のページは全体の1%というのが筆者の見積もりです。中国の人口は日本の約10倍、それに中国以外にもたくさんの中国系住民がいるので妥当な見積もりだと思います。これはつまり、ブラウザやスマホの言語設定が日本語のままだと1%の世界しか検索していないということです。もちろん日本語のキーワードで検索する以上、結果も日本語でなくては困ります。ところがインターネットという情報の海に対して、日本語のページだけ見ているという人は「井の中の蛙」に他なりません。井戸の中の水が自分の知る世界のすべてだとしたら、インターネットという大海を知る人には知識の面で勝てません。グローバル経済で他の国の人と互角に戦うには、まずブラウザやスマホの言語設定を英語にして英語検索を使ってみましょう。日本のマスコミが報道しない大事な情報を、人より早く知ることができます。そのうえ知っている英単語の数を増やす良い練習にもなります。

2014年9月1日月曜日

お金がなくても

お金がなくても英語は練習できます。英語は本を読んで勉強するものではなく、スポーツと同じで練習すればするほどうまくなる技術です。ボールひとつあればサッカーの練習ができるように、有料の教材を買わなくても十分英語の練習はできます。ボールのかわりになるのはインターネットとスマホです。ほとんどの人は英語の教材を買っても内容がつまらないので途中で挫折します。ブラウザやスマホの言語を英語に設定して、英語のキーワードを打ち込めば無料の教材がたくさん手に入ります。英語を読むだけでなく、動画やラジオも無料で視聴できます。知らない単語は聞き取れないので、動画は英語の字幕を出せるものが一番です。何度もこのブログで強調しているように、英語はモノマネで覚えます。つまらない教材を買ってお金を無駄にすることはありません。

2014年8月24日日曜日

公用語と共通語

日本にいるかぎり公用語は日本語ですね。法律での決まりはないものの、日本の公文書は日本語で書きます。その公用語に似ているけどちょっと違うのが共通語です。日本の場合だと一応「標準語」という名前の、関東地方の日本語を共通語として使います。これは東京に経済の中心があるからで、もし経済の中心が大阪にあれば「標準語」は関西弁となっていたでしょう。公用語は政府が使う言語で、共通語は経済が使う言語です。古い法律には旧仮名遣いの「公用語」が使われています。公用語は継続性が大事なので時間とともにあまり変わりません。ところが共通語には毎年新しい言葉が加わり、使われなくなった言葉は共通語から外れます。例えば「衣紋掛け」と言っても今の若い人には通じません。そのかわり「ハンガー」といえば分かってもらえるでしょう。洋服をつるすハの字の形をした道具のことです。また共通語はひとつとは限りません。「標準語」の他に地元の言葉もあるので、関東地方以外の人は共通語として皆ふたつの言葉を使っています。例えば関西では関西弁、東京では「標準語」の俳優さんはたくさんいます。この延長上にあるのが日本語と英語の関係です。日本人にとって日本語は地元の言葉で、英語は共通語です。これは世界経済の中心が英語国にあるからで、英語を仕事の道具として使うかぎり、共通語としての英語は難しくありません。科学の論文も英語が中心です。でも文学では地元の言葉が大切です。皆さんは、表現の目的に応じて日本語と英語のふたつの言葉を使い分けることができますか。母国語が日本語でも、共通語としての英語を使うことができれば仕事で困ることはありません。英語を学ぶ目的は英語を使って仕事することであり、英語で小説や詩を書くことではありません。

2014年8月9日土曜日

トゥース

英単語の単数形と複数形にはいくつかのルールがあります。一番簡単なのがsを末尾に付けるもので、おそらく95%の名詞はこれで片付きます。ところが中には独特の変化をする名詞があって、例えばagendumの複数形がagendaになるとか、datumの複数形がdataになるとかという-umが-aになるラテン語系の変化は有名です。そのほかtoothの複数形がteethになるとか、gooseの複数形がgeeseになるというooからeeへの変化もあります。この「理屈抜きに覚える変化」だと、筆者の場合どちらが単数形でどちらが複数形か忘れてしまう事があります。その時に思い出すために使うのが、オードリーの春日が使う「トゥース」というギャグです。彼はこのギャグで人さし指を一本上にあげますね。つまり「トゥース」は1本の歯を表すというのが筆者の覚え方です。

2014年7月18日金曜日

アナ雪

ディズニー映画「アナと雪の女王」(英語原題:Frozen)のBD販売が百万枚を超えたと新聞報道にありました。せっかく絵も歌も話もすばらしい映画が買えるのなら、ぜひ英語のまま英語字幕付きでこの映画を視ていただけたらと思います。子供と一緒に親も英語の練習ができます。英語のセリフをそのまままるごと覚え、この場面でこの表現を使うとこんな意味になるという事を知ります。もちろん頭の柔らかい子供の方が先に英語を音として覚えてしまうでしょう。でもそれでいいんです。セリフを覚えたら登場人物になりきって映画の一場面を演じてみます。こうして英語の表現をモノマネで覚えるのが練習のコツです。

2014年7月17日木曜日

英語練習法双書

おかげさまで「間違いだらけの英語練習法」が意外に売れてます。またそれとともに「知って得する英語練習法」も同じぐらい売れてます。筆者としては嬉しい状況です。「知って得する英語練習法」には、どうやって筆者がその方法にたどりついたかの経過を書かなかったので、それを補うのが「間違いだらけの英語練習法」です。そこでまず「間違いだらけの英語練習法」を読んで、それから「知って得する英語練習法」に移れば、その内容に納得していただけると思います。読者は人の失敗談も好きなんだとよく分かりました。今後の執筆にはこの経験を生かします。

2014年6月29日日曜日

間違いだらけの英語練習法

筆者が経験した、効果のない英語練習法をまとめました。どうして効果がないのかも分析しています。前に書いた「知って得する英語練習法」と対になる本です。

http://www.amazon.co.jp/dp/B00LDFVB0E

2014年6月21日土曜日

ポリス

アングロ・サクソンの言葉は最初にアクセントが来る事が多いので、police のアクセントが第2音節にあるのが不思議でした。でも辞書を調べてみると、police はギリシャ語の polis が元になった言葉で、都市を意味するポリスから「都市を治めるもの」という意味で現在の警察になったと知って、なるほどギリシャ語なら先頭にアクセントがないのも仕方ないと思いました。ポリスといえば metropolis (首都)もギリシャ語から来ており、mother city という意味だそうです。英語になったギリシャ語には他にも alchemy (錬金術)とか chorus (合唱)などがあります。

2014年6月7日土曜日

発信力

自分の意見を他の人に説得力のある言い方で伝える力、それが発信力です。日本語でこれができる人は英語でもできますし、その反対に日本語でこれができない人は、英語でもやはりできません。発信力をつけるには普段からの練習が必要です。まず自分の意見を持つためには、その分野での経験が大切です。本で読んだ話だけでなく、現場を見たり何かを実行することで「自分の」意見になります。人の受け売りだけでは説得力を持ちません。「その根拠は?」と訊かれた時にまともに答えられるかどうかが重要です。英語を練習して何を発信するのか、日本の人は普段からこれを考えておく必要があります。英語の世界では個人の意見が大切なので、「おまえの意見を言ってみろ」みたいな場面によく遭遇します。たとえば「日本は原発なしでどう生きていくのか」というお題をいただいたら、あなたはなんと答えますか。大人ならこうした問題に自分なりの答えをもっているはずです。もし「考えたことがない」のなら、それは子供と同じです。相手はあなたを大人として見てくれません。「考えた事はあるけど、答えは分からない」のなら「じゃあ答えはいらないから、考えたことを言ってみて」と突っ込まれます。せっかく自分の意見を発信する機会を得たのに、「あなたはどう思うの」と相手に下駄を預けてはいけません。それでは発信力がないと認めているのと同じです。新たな話題を提供して話の主導権を握るのは、英語の世界では最も大切な技術です。「日本には原発が50基以上あり、今は原発事故の影響で1基も動いていないけど、電気は不足していない。でも電気代が上がったので、産業や物価には悪い影響がある。」ぐらいの事実はさっと言えないと相手は大人として見てくれません。

2014年5月11日日曜日

スターウォーズ

筆者の好きな映画「スターウォーズ」の続編が制作中です。オリジナルの主要俳優がまだ現役のうちに、エピソード7の映画を作ってくれるのはファンとしても嬉しい話です。ハリソン・フォードは老けましたし、マーク・ハミルはかつてのハンサムな面影を探すのも無理なくらいオジサン化しています。キャリー・フィッシャーに至っては、あえて何も申しません。でもまだ生きているので、ここは良しとしましょう。ところで5月4日はアメリカなどで非公式に映画「スターウォーズ」の記念日となっています。別にこの日に映画が作られたり封切りされた訳ではありません。ではなぜこの日が記念日なのでしょう。その理由を知りたい人は「May the Force Be With You.」という有名な決まり文句を思い出してください。わかりましたか。そう、これは英語流のダジャレなんです。

2014年4月26日土曜日

仮定法過去

英語の文法で大切なのは、語順と時制と仮定法です。その仮定法の中でも一番よく使うのが仮定法過去です。人に何かを頼む時は、必ず would や could で始まる仮定法過去の疑問文を使います。「Would you show me an example?」とか「Could you pass me the salt?」はご存知でしょう。人にお願いする時に仮定法過去を使うのは、「もし良かったら」という相手へのいたわりの気持ちを表すためです。「もし良かったら、お茶しませんか」と言ってナンパするのと同じです。過去形を使う事で、直接的な表現をより間接的な表現に変えています。それから現実には起きなかったけど、もし起きてたらどうするかという話でもよく使います。「I would vote for it if I had a chance.」というのは「機会があれば賛成したのに」という意味の英語表現です。現実には「機会がなかった」から「賛成しなかった」ということです。「〜たら」とか「〜れば」という動詞の形を日本語文法でも用言の仮定形といいます。「賛成したのに」というのは日本語でも過去形ですね。「機会があったら賛成したのに」とすると英語と同じ形になります。こうした仮定法過去は仮定法使用例の約80%を占めているので、まずこれを練習して身につけましょう。

2014年4月18日金曜日

英語はスポーツ

なかなか分かってもらえないのが、英語はスポーツだという事実です。日本の英語教育では文法と単語の意味を重視するあまり、そうした知識さえあれば英語を日本語と同じように使えると思っている人がいます。かくいう筆者もそのひとりでした。ところが言葉は体で覚える必要があります。「畳の上の水練」という諺が示すように、知識だけでは泳げるようになりません。何度も失敗しながら練習してうまくなる水泳と同じで、英語も練習量に比例してうまくなります。このカラクリを知らない人ほど「すぐ使える知識」を求めて英語学習の本を買い漁ります。でも本を読むだけで練習しなければ、いつまでたってもうまくなりません。英語は本から学ぶ学問ではなく、体で覚えるスポーツです。英語の練習方法に画期的なモノはありません。知らない英語の単語に出くわしたら、日本語の知識を使うため辞書は必ず引きます。英語の映画を英語字幕で視るのも、AFNを毎朝晩聴くのも「当たり前」の練習方法です。覚えた英語表現を使って独り言を言うのも「よくある」練習方法です。それを「1000時間」続けた人だけが英語を仕事の道具として使えるようになります。使えば覚えるし、使わなければ忘れてしまうのが言葉です。毎日少しずつ練習しないと身に付きません。でも練習量に比例してうまくなるので、大人になってから始めても必ず上達します。英語を道具として使うのが目的であれば、英語の練習を始めるのに遅すぎるという年齢はありません。

2014年4月13日日曜日

考えと言葉

よく人に訊かれるのが「バイリンガルは英語と日本語のどっちで考えているのか」という質問です。ところが実は「考えるときに言葉は使わない」のが正解です。頭の中で何かを考える事と、その考えた事を頭の中で言葉に変換したり言葉として口から出す事は違う作業です。頭の中で何かを考えるときには言葉は要りません。ほとんど一瞬で考えが頭に浮かびます。皆さんも何かアイデアを思いついたとき、電灯がパッと点くような感覚を覚えた事がありませんか。人間の子供は生まれてから言葉を話すまで数年かかります。でも2歳の子供が考えて行動しているという事実は、そのくらいの歳の子供を育てた経験のある親なら理解できるでしょう。言葉を持たない犬や猫でも考えて行動してます。考えるという作業自体には言葉は要りません。ところが考えた結果を反芻したり人に伝えるには、言葉として口から発話するか文字化して文章にするという事が必要です。つまり言葉は考えや気持ちを人に伝える手段のひとつです。こうした表現の手段には他にも絵や音楽、歌や踊りといった方法があります。日本語が話せる人は考えや気持ちを日本語の言葉に変換する装置を頭に持っているので、英語を話すには同じように考えや気持ちを英語の言葉に変換する装置を頭に持てばいいのです。考えや気持ちを手がかりに適切な表現を取り出す連想記憶表がこの装置の正体です。そうした連想記憶表に書かれた英語表現を増やすには「数をこなす」のが一番なので、視たい英語の映画をたくさん英語の字幕付きで視ましょう。

2014年4月5日土曜日

起承転結

日本では学校で作文を習うとき「起承転結」という順序を教わります。つまり結論を最後に持ってくるという段落の順序です。日本語だと文の最後で否定か肯定か疑問かが決まるので、日本語に内在する順序とも言えます。このため人の話は最後まで聴かないと意味が分からないし、学校では最後の結論が来るまで我慢強く人の話を聴く訓練をします。ところが英語だとその逆にまず結論から入ります。最初に結論を言ってからその理由付けをするので、だらだらと長い話は人気がありません。英語のこうした順序に慣れてしまうと、なかなか結論が出てこない日本語の話を辛抱強く聴くのは辛くなります。こうしたつかみ所のない話をする人は日本だと珍しくありません。いったい何を言いたかったのか、話を聞き終わってから聴いた人がクビをひねるようでは話として失敗です。特にビジネスの分野では、英語式に最初に結論を言ってからその理由を話す順序の方が時間の節約になります。

2014年3月30日日曜日

スマホは英語で

iPhoneやAndroidは表示言語として英語を選ぶ事ができます。入力のためのキーボードの言語は別に選べるので、普段から英語に慣れる必要がある人は表示言語として英語を選ぶ事をおすすめします。こうするとゲームなどのアプリも英語表示になるので、日本語専用のアプリ以外なら英語でアプリが使えます。RPGなどを英語で遊ぶ利点は楽しみながら英語を使う事です。普段から英語を使わないと覚えたての単語もすぐ忘れてしまうので、スマホは英語表示にするのが英語に慣れるコツです。英語上級者なら、音声入力の言語も英語にすればかなり良い練習になります。これはタダでできる練習なので、スマホをお持ちの方は今すぐ表示言語を英語にしましょう。

2014年3月18日火曜日

バイリンガルへの道

我が子をふたつの言葉が話せる子供(バイリンガル)に育てるのは簡単ではありません。子供は身の回りの子供や大人の言葉を真似しながら次第に言葉を覚えます。家で親が日本語を使えば子供は日本語を話せるようになります。もし両親のうち片方が日本語で、もう片方が英語で子供に話しかければ、言葉を覚えるのは少し遅くなるものの、日本語と英語の両方が理解できる子供になります。我が家はアメリカで暮らしたので、家の中では日本語、外では英語というルールで子供を育てました。また家の中でもその場に日本語を知らない人がいる場合は英語と決めました。それでも筆者のふたりの子供は2歳になるまで日本語だけで育ったので、現地の保育園にいくようになって急に英語の環境に放り込まれた時は、いやいやながら毎朝保育園に置いてかれて英語を身につけて行きました。学校も現地校で英語を学び、週2回の日本語学校で日本語や漢字を学びました。アメリカは生きて行く上で日本語を必要としない環境なので、子供はなぜ日本語を学ぶのか分かりません。そのため筆者は日本語の漫画やアニメを選んでよく子供に見せました。「日本昔ばなし」とか「ドラえもん」が子供の学習にとっても役に立ちました。日本の幼児教育で英語を学ばせても、英語で友達と遊んだり親と話す環境がなければその子はすぐ英語を忘れてしまいます。生きて行く上で英語を必要としない環境では、子供はなぜ英語を学ぶのか分かりません。英語が不得手な親がせめて子供には英語をと思う気持ちはよく分かるので、それなら英語の漫画やアニメを子供に毎日見せて、親も子供と一緒に英語を学ぶのが良いと思います。

2014年3月1日土曜日

英語で英語を教える

文科省が何を考えているのかは筆者は知りません。でも高校生に「英語で英語を教える」というのは、筆者の考えでは「英語で英語の文法を教える」ことではありません。筆者の通った日本の高校には英語にふたつの授業がありました。ひとつは英語の教科書を使って英語の文法を教える授業で、もうひとつは副読本を使って英語の読解をする授業でした。筆者の考えでは、この読解の授業の中で使う言語を英語に限定するのが「英語で英語を教える」という事です。英語を読んで日本語に翻訳するかわりに、英語を読んで英語の質問に答える授業をします。日本人に英文法を英語で教えるのは無理なので、そこは日本語を使います。英語を読んだり聴いたりして、先生が生徒に英語で質疑応答する授業では、学ぶのは文法や単語ではなく英語表現の使い方です。これができる日本人の先生は数が限られるので、まずそうした授業ができる先生を養成する所から始めるか、それができる先生に海外から来てもらう必要があります。ひとつの英語の授業で文法と英会話を同時に学ぶのは無理があります。

2014年2月23日日曜日

テレビ番組

筆者が英語を本格的に学び始めたのは大学を出て外資系の会社に就職してからです。実をいうと英語は中学以来嫌いな科目でした。覚える事が多いうえ普段あまり必要ないし、最後は通訳を雇えばいいかという甘い考えを持っていました。ところが高給につられて外資系の会社に入ってしまったものですから、英語のマニュアルは読まなければいけないし、アメリカへの出張もあります。そこで会社の有志の方の集まりに入れてもらい、週に一回近くの米軍基地に住むアメリカ人の家族の所へ車で出かけて、ナマの英会話を教えてもらいました。これは一年ぐらい続きましたけど、あまり役に立ったという記憶がありません。どうしても他の英語が得意な人が話してしまうので、筆者のように英語を話せなかった人間はもっぱら聞き役に回ってしまうのです。それに相手のアメリカ人の奥さんも英語を教える訓練を受けた人ではないので、効果的に英語を教える技術を持っていませんでした。ある日そのお宅で60 Minutesというテレビ番組を見て、何を言っているのかさっぱり分からなかったという苦い思い出もあります。今ではもちろん分かりますけど、これは時事問題を掘り下げる報道番組なので、英語以前にアメリカの時事問題を知らなかったというのが真相です。普段から英語のニュースを追いかけていないと分からない番組です。もしアメリカのテレビ番組で英語を学ぶなら、俗に「ソープオペラ」と呼ばれる他愛もないドラマから始めるのが簡単です。どこにでもあるような人間関係を扱うドラマなので、時事問題は出てきません。

2014年2月5日水曜日

英語学習アプリ

スマホで使える英語学習アプリは今や本当に沢山あります。それぞれに星の数で評価され、無料のものから有料のもの、あるいは定期購読するものなど様々です。筆者はアプリでの英語学習には懐疑的なので、どのようなアプリが高い評価を得ているか調べました。その結果分かったのは、その時の利用者のレベルに合うアプリが高い評価を得ているという事です。必ずしもそのアプリで英語がこれだけ上達したという評価ではありません。ほとんどの評価はアプリを使い始めてから数日以内に付けられるので、ほぼ最初の印象だけで星の数が決まります。つまり高い評価のアプリだから英語が上達するとは限りません。もし学習アプリで自分の英語がこれだけ上達したという例があれば、ぜひ教えてください。今後の英語教育に生かしたいと思います。

2014年2月1日土曜日

歌の中の英語

日本語の歌謡曲の中には英語の歌詞を混ぜたものがたくさんあります。作詞家はカッコいいと思って英語を混ぜているのでしょうけど、実は逆効果です。日本人の歌手がカタカナ英語として歌うので、ほとんどは英語に聞こえません。かと言って日本語にもやはり聞こえません。おまけに文法あるいは表現が間違っている歌詞もよく見かけます。そこで作詞家の方にお願いします。日本語の歌に安易に英語の歌詞を混ぜるのはやめてください。せっかく美しい日本語の歌を聞いている途中で、美しくないカタカナ英語を聞くのは興ざめです。ちゃんと英語の発音ができる人だけが英語の歌詞で歌うことができます。会話と違って歌は一方通行なので、発音が悪いために意味が分からない場合、その歌詞は失敗です。竹内まりや、山下達郎、宇多田ヒカル、クリスタル・ケイ、青山テルマ、アンジェラ・アキ、May J. のほかに日本の人で、日本語と英語の両方で美しい発音ができる歌手を筆者は知りません。歌の発音は日本語であろうと英語であろうと、美しく聞こえる方が良いのです。英語に聞こえない英語の歌詞は、ちっともカッコよくありません。

2014年1月18日土曜日

いつやるの?

英語の練習はいつでも始めることができます。英語の必要性を感じるのは、初めての外国旅行で英語を話せなかった時とか、仕事で英語を使ったけど通じなかった時とかでしょう。日本にいる人が英語が使えない理由はカンタンで、日常で英語を使う必要がないからです。つまり「英語を使わない→英語を話せない→英語を使わない」という悪循環(a vicious cycle)に入っています。これを破るには、英語を使わざるを得ない状況に自分を追い込むのが一番です。例えば語学留学する目的のひとつがこれです。でも留学にはお金がかかります。学生なら親がお金を出してくれるでしょうけど、社会人には簡単にできる事ではありません。働きながら英語を使えるようになるには、毎日すこしずつ英語を練習するしか手がありません。英語はスポーツと同じで、練習量に比例して上手になります。たとえ良い練習方法を知っていても、やらなければ意味がありません。それでは皆さん、いつやるの?

2014年1月11日土曜日

英語を学ぶ動機

英語を学ぶ動機は人により違います。留学したい、海外で仕事をしたい、あるいは外国人と結婚したいなどいろいろあります。でも一番強い動機は「生きるため」だと思います。英語を話さないと行きていけないという状況に追い込まれると、最も短時間に英語を使えるようになります。これは英語に限りません。逃げ場がない状況になれば、人は普段の数倍もがんばれるのです。日本にいると「生きるため」に英語を学ぶ状況にはなりません。そのためつい自分に負けて英語の練習をさぼったり、日本語のテレビを視てしまいます。英語は道具なので、その道具を使って何をしたいかを最初に自分で納得しておかないと続きません。イギリスの植民地になったインドとは違い、日本では「生きるため」に英語を学ぶ必要はないので、相当強い動機が必要です。「英語が話せるとカッコいい」という程度の動機では足りません。人生を変えるつもりで練習しないと、英語はモノにならないというのが事実です。

2014年1月5日日曜日

カセット・テープ

サラリーマンになって英語が必要になった時、会社の人事教育係から英語の教材を紹介されました。カセット・テープが中心の教材を給料天引きで買い、6ヶ月やり続ければ会社から半額の補助が出るという条件でした。ところが筆者はあえなく最初の1ヶ月でギブアップ。理由は簡単です。カセットの内容がちっとも面白くないからです。自分の知りたい事や仕事についての英語ならやる気もでます。ところが全く関係ない日常会話から始まったので、全然興味が持てなくてすぐ止めてしまいました。英語を学ぶとき、面白い教材を使えるかどうかが成功のカギです。世の中に英語教材を売る会社はたくさんあります。でも自分にとって面白い教材というのはまずありません。そのかわりインターネットで英語のビデオや新聞が手軽に使える今では、もはや英語教材はお金を出して買うものではないでしょう。例えば面白いアメリカ映画は最高の教材です。無味乾燥な英語教材にお金を使うのは止めて、好きな映画を英語で視ましょう。